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2023年10月22日

リーダーは話し方が9割

リーダーは話し方が9割 [ 永松 茂久 ]



★★★★★
本の概要

タイトル通り、リーダーが実践すべき話し方の本。
この本で言うリーダーとは、組織トップや幹部や管理職だけではない。チーム長、バイトリーダー、先生、先輩、親、下がいる兄弟など、1人でも導くべき人がいる場合も含まれる。
特に重要な部分が予め強調書式になっているタイプの本。絵による説明もある。
同じ著者の以前の本『人は話し方が9割』と『人は聞き方が9割』のリーダー向け応用版。このため、これらの本と重複する内容も含まれているとのこと。
この著者は、人材育成法に定評のあり様々な事業を展開する実業家であり、複数の著作物がある。
巻末には、読者無料特典の追加コンテンツをダウンロードする方法が掲載されている。
感想など

「リーダー」を務めるというのは、私の中に子供の頃から存在している不安要素の一つだ。小学生の頃から、リーダー的な役割に積極的に手を上げたことはほとんどないと記憶している。
社会人になってからも、名刺に書かれるようなリーダー的な肩書を得たことはない。故に、リーダーということに対して、いまだにぼんやりとした自信の無さを持ってきた。
なので、この本のタイトルを見たとき、そのような不安を解消してくれるのではないかと感じ、期待しつつ読んでみた。その結果、その期待はほぼ当たった。

まず、この本で言われる「リーダー」とは、「〜長」だとかの肩書が必ずしも必要なわけではないということだ。バイトリーダー、先生、先輩、親、下がいる兄弟など、1人でも導くべき人がいる場合も、それはリーダーだという。
まずそれを聞いて安心した。そうであれば、自分も複数のリーダーを経験してきたと言えるからだ。
それなら、ある仕事の主担当として他の人と協力することも、立派なリーダー経験ではないだろうか。
あと新しく来る人に引き継いだりOJTすることや、社員としてベンダーや非正規雇用の人とうまくやっていくことだって、リーダー経験と言えるだろう。後続の人をサポートしたり、まともな上司がいるとは言えなかった時期に代わりにチームを切り盛りした経験とかも。
そう考えると、多くの人は何かしらのリーダーだと言えそうだ。

また読んでいるうちに、自分が出会ってきた様々なリーダーの人々を思い出した。
ああやはりああいうリーダーは反面教師だったんだな、とか、逆にこの本で示されているような優れたリーダーも複数いたことも思い出す。後者には尊敬の念を抱きつつ、自分もそういう方向性を目指してきたことは間違いではなかったんだなと再認識できた。

アンチパターンについても触れられている。
その中には自分自身が過去にしてしまったことも含まれていたので、反省しつつ読んだ。

あと、「たまには愚痴ってもいい」とか「必要なときは厳しく言ったっていい」という風にも書かれており、その理由も書かれている。ちゃんと現実的な本だと思った。

全体を読んでみて、内容は本当に役立ちそうだし、気持ちよく実践できそうだと感じた。
具体的な方法だけではなく、持つべき根幹たるマインドについても書かれており、それこそが重要となる。
タイトルで「9割」と書かれている通り、結果的にリーダーとして大切なことの多くを学べる本だと思う。
しかし当然ながら、読むだけで終わりではなく、日々の意識と実践が大切だろう。
タグ:リーダー

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