2024年08月04日
【分速1万円】極スキャルピングFX
本の概要
FXトレーダーであるクロユキ氏の著書。クロユキ氏は、YouTubeの「FXトレードLive」を配信している。
この本では、クロユキ氏自信の経験に基づいたオリジナルの3つの手法を軸としたトレード手法が解説されている。また、FXトレードに関する失敗談、資産管理、メンタル、ツール等に関してもページが割かれている。全体を通して、グラフが多用されている。巻末には読者が取り組めるドリルもある。
感想など
FXでスキャルピングトレードをしたいと思い、数あるFX本の中からこの本を選んで読んでみた。タイトルに含まれる「極」という字がなんとなく気に入ったので・・。
読んでみた結果、おそらくとても高度で洗練されたことが書かれているのだと感じた。「おそらく」と言ったのは、私自身がこれらの手法をまだ全然ものにできていないので・・。
しかしものにすれば、きっととても強力な武器になるのだろう。それは読んでいて感じた。冒頭で「自信のないこと、いい加減なことは書けません」と述べるクロユキ氏の誠実な取り組みが、全体を通して伝わってきたので。
しかしこの本は、最近のノウハウ本でよく見かけるような、初心者にも超分かりやすく手取り足取りする感じの本ではない。読み手はこの本に書かれていることを一生懸命に理解・整理しようと努めながら、自らも同様の経験を多く積んでいく必要があるだろう。そうしないと、本当には理解できないように思う。
それでも、ものぐさな私はとりあえず実際に手を動かしてみたいと思い、この本を一度さらっと読んだ後、JFXの証券口座を開設し、ごく少額で短時間トレードしてみた。
しかしそんな私では到底勝てるはずはなく、案の定、本の通りにできているのか自分でもよく分からないまま、損を出したままで今に至る やはり、そんな簡単にいくはずないだろ、と自分にツッコミたくなった。
きっと本来なら、毎日1日最低でも1〜2時間くらいは画面およびこの本と根気強く向き合い続ける必要があるのだろう。そのようなリソースを確保した上でこの本に書かれていることをモノにできたのなら、素晴らしい結果が待っているのかもしれない。
ちなみに、翻訳作業とFXトレードが少し似てるかも・・と感じたところがあった。列挙してみる。
- 複数の基本事項や技をある程度知ったうえで、そのうちどれとどれを組み合わせてどれを優先させるか、ということを最終的には人間が判断し、時には根本的なことから自分の頭で考えたりしつつ、それらをひたすら繰り返していく、というところ。
- 翻訳において、単語、センテンス、段落、章、本全体などといった様々な範囲で考えるということが、FXトレードにおける5分足、1時間足、日足、などという様々な範囲の存在に似ている。
タグ:スキャルピング
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posted by myreading at 12:15| 実用・教育 --- マネー・家計