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和歌山の石油工場で火災、一時３０００人に避難指示

　２２日夕方、和歌山県有田市の石油工場で火災が発生しました。この火災の影響で現場周辺では一時１２８１世帯・およそ３０００人に避難指示が出されました。
　２２日夕方、和歌山有田市の工場で発生した火災。消防車およそ４０台が消火活動にあたっていますが、１００平方メートルが焼け、燃え続けています。

　火災現場は依然としてまだ白い煙が立ち上っています。そして、周囲には焦げ臭い匂いがまだしていて、時折消火の水でしょうか、水滴が飛んできます。

　火が出たのは、原油から潤滑油を精製する際に出るワックスを取り除く装置の近くで、けが人はいないということです。

　「すごい音がして、爆発音のような。家族が一緒に逃げようと言ったので、非難しました」（避難した人）
　「避難指示が出たときは怖かったです。もしかしたら爆発するんじゃないかな」（避難した人）

　避難所には、火災を起こした工場の職員の姿もありました。

　「午前０時のときはだいぶ火の勢いが弱まったという情報が入っている。（状況は）定期的にうちの防災本部の方からご説明するようになっています。皆さんご迷惑かけて申し訳ありません」（東燃ゼネラル石油の職員）

　工場周辺に住むおよそ３０００人に一時、避難指示が出ました。（23日06:44）