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出店料だまし取った疑い 当初から開催できないと知っていたか

　国内最大級の食のイベント、「グルメンピック」を開催するとうたい、出店を希望した飲食店などから現金およそ６５万円をだまし取ったとして、男４人が逮捕された事件で、警視庁はイベントが当初から開催できないことを知りながら、出店料を得るために出店者を募っていた疑いがあると見て調べています。

　国内最大級の食のイベント、「グルメンピック」を東京と大阪で開催するとうたい、出店を希望した飲食店経営の女性などから出店料として現金およそ６５万円をだまし取ったとして、東京・足立区の自称コンサルタント業、田邉智晃容疑者（４２）など、イベントを企画した東京・中野区の大東物産の前社長を含む男４人が３日、詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。

　出店料を支払った飲食店経営者などで作る「被害者の会」によりますと、大東物産はことし２月に破産を申請し、全国のおよそ５００店から集めた出店料、合わせておよそ１億４０００万円が返済されないままになっているということです。その後の警視庁などへの取材で、このイベントは会場の準備状況や期間などから、実施される見込みの無いものだったことがわかりました。

　警視庁はイベントが当初から開催できないことを知りながら、出店料を得るために出店者を募っていた疑いがあると見て調べています。
警視庁は４人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。