しかし、記事の内容は技術的なものではなく埋蔵文化財の話。
産業の歴史は更新されていくもの。
いちいち残していたら土地がなくなってしまう。
実際、城だってなども建て替えられていたりして、どの時代に復元すべきということも極めて恣意的。
この専門家の意見を尊重するなら、どんな専門家だって意見を言えるだろう。
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083896501.html?t=1387794866038
専門家も“リニア地下変更を”
14年後、東京と名古屋の間で開通が予定されているリニア中央新幹線をめぐって、岐阜県可児市が陶器を焼いた窯の史跡を守るために走行ルートを地上から地下に変更するよう、JR東海側に求めていることについて、史跡の調査保全などに助言をしてきた専門家たちも変更すべきだという市の方針に賛成する考えを示しました。
リニア中央新幹線は可児市久々利のおよそ1.2キロの区間で地上を走行する計画になっていますが、市側はこの一帯に安土・桃山時代に陶器が作られた窯の跡が集まり、貴重な史跡だとしてルートを地下に変更してほしいとJR東海に求めています。
一方、JR東海側は文化財を守る対策などを地元と話し合いたいとしながらも変更は困難だという考えを示していました。
この問題について調査保全などに助言してきた専門家の委員会はきょう可児市で開かれた会合でリニア中央新幹線のルートが地上になれば、史跡は大きなダメージを受けることになるとして可児市の方針に賛成する考えを示しました。委員会のメンバーで東京国立博物館の伊藤嘉章学芸研究部長は「リニア中央新幹線の工事で後世に伝えるべき貴重な財産がなくなることを心配している」と・・・
こういう専門家さんたちも打率が数割もあれば万々歳と思ってやっているので、あまり真に受けない方がよい。
事業者に負担を押し付けている文化財行政。
本当に国民の資産であれば、国費でやるべきだが、そのコンセンサスが得られるか?
そういう視点をもっと持つ必要があるだろう。
この場合は、昔の窯跡を保全するためにリニアの工事を止め、何億かかるかわからない費用を税金から出すか?という観点で判断する必要が本来あるだろう。
言いっぱなしが専門家というのは情けない限りである。
ナショナルトラスト運動などに学ぶべきだろうこの脳天気な部長は。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image