争点は移民に優しい政策か?
Yahoo!より、
フランス全土でデモ、マクロン氏の首相選出に抗議
9/8(日) 14:50配信
ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f72db313d6276da58cfa377e088b9761102447
記事より、
[パリ 7日 ロイター] - フランスのマクロン大統領が中道右派のベテラン政治家ミシェル・バルニエ氏を首相に指名したことを受けて、フランス全土で7日、抗議デモが行われた。
これに先立ち、左派連合は7月の総選挙で最大勢力となったにもかかわらず、マクロン氏が同連合から首相を選出しなかったとして、デモを呼びかけていた。
総選挙では左派連合、マクロン氏が率いる中道連合、極右「国民連合(RN)」のいずれも過半数議席を獲得できず、マクロン氏が5日、英国の欧州連合(EU)離脱時にEU側の首席交渉官を務めたバルニエ氏を首相に指名した。
左派連合に参加する極左「不屈のフランス」のジャン・リュック・メランション党首は、民主主義では敗北を受け入れる謙虚さが必要だと主張。デモ参加者に「長い戦いに着手する」よう呼びかけた。
主催者側の発表によると、フランス全土で約30万人、うちパリで16万人が平和的なデモを実施した。警察の発表ではパリのデモ参加者は2万6000人となっている。
バルニエ氏は6日、新政権に保守派、中道連合のほか、左派の一部が参加することを望むと述べた。10月初めに議会で政策目標を説明する予定で、不信任案の採決に直面する可能性がある。
同氏が率いる共和党は総選挙で第5勢力にとどまった。左派はバルニエ氏が大幅な歳出削減を進め、移民に強硬な姿勢を示すと警戒している。
抗議デモは国内130カ所で行われた。デモ参加者はマクロン氏が有権者を裏切ったとして、弾劾を求めている。
コメント
フランスでのデモが大規模に展開された背景には、マクロン大統領による首相の指名が主な争点となっています。今回のデモの中心には、移民政策や経済政策に対する懸念があるようです。特に左派連合の支持者からは、マクロン大統領が中道右派のミシェル・バルニエ氏を首相に指名したことに対し「有権者を裏切った」として強い批判が出ています。
バルニエ氏が、移民に対して強硬な姿勢を取る可能性が高いと見られており、これが移民に寛容な政策を支持する左派から反発を招いています。また、バルニエ氏が財政赤字削減を進めるという見方も、公共サービスの削減や社会的支援の縮小を懸念する層に不安を与えています。
デモは平和的に行われていますが、政治的不安が続く中で、新政権の動向と政策の詳細が重要な注目点となるでしょう。これから10月初めにバルニエ氏が議会で政策目標を説明する際、不信任案に直面する可能性も指摘されており、フランス国内の政治的対立は続きそうです。
フランスの民主主義の中で、こうした抗議デモは政治的プロセスにおいて市民の声を反映させる一つの手段となっており、今後の展開に注目が集まります。
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