非凡な才能、カリスマ性やオーラ、財力
必要なのは、
やさしさ、気遣い、その方法をやり続ける粘り強さ
くらいである。つまり、やる気があれば、誰でも簡単にできるのである。
・ 筆者に「場回しの存在を気づかされてくれたK君:K君が仕切る会議は、どうやらこんな感じらしい。
眠たそうな人や首を傾げている人には「どう思う?」「言っている意味分かる?」と問う。分からなければ質問させる。
人が発言しているときは、割って入らせない。よく「ちょっと違うと思うんだけど」と横やりを入れる人が居るが、それは進行役のK君がしっかりとさえぎり、発言者には最後まで話させる。
「何かありますか?」と参加者に聞くと、シーンとなることも少なくない。でもその沈黙に耐えて、発言が出てくるまで待つことも大切。それでも出てこないときに初めて、話ができそうな人を指す。
誰一人、その場から排除せず、また置いてきぼりにしない。
・ 「目配り・気配り」のまとめ
出席者の様子をよく観察し、それぞれの心理状態を察知し、適切なタイミングで発言を促すことが重要
意見がある人は相手の話が終わる寸前のところで息を大きく吸う傾向がある。すっきり顔、ひらめき顔、うなずき回数が増えるなど、表情やしぐさにももろに出る。それを察知したらすかさず当てる
意見が少ない人には、イエス・ノーで答えられる質問(クローズド・クエスチョン)を投げ、それをとっかかりに答えの理由を尋ねる質問(オープン・クエスチョン)をしてアイディアを引き出す。ぼーっとしている人には質問の集中砲火も必要。
名前を呼んでから質問内容を説明して答える心の準備をさせたり、投げかけは常に疑問系にするように意識したり、相手の話した言葉をリピーティングするなど、気配りを忘れない。
○エピローグ
・場を回すために必要なマインドは2種類ある。1つは、「本気で実現したいと」というマインドだ。言ってみれば、自分の心に秘める「内向きのマインド」である。これはすべて「場回し」名人から伝わってくるマインドセットだ。自分のやりたいことが明確であり、自らが推進役となってその思いを伝え、背中を見せて、「この人は本気だな」と思わせていく。それが、反対者の間にも同調を生み、場が回っていくわけです。その本気だったり、パッションだったり、熱い想いというものが、必要。それがなければ誰も乗ってきてくれませんよ。
もう一つのマインドが「人を生かしたい」というマインドである。これは言うなれば、他人への「外向きのマインド」だ。常に全ての人に目をかけ、それぞれが生かされるように工夫する。
精神論か、というふうになってしまうのだけれど真実。
結局、大事なことはそういうやり方、情熱しだいという当たり前の話。
努力無くして一般的には成功しないものだ。
もちろんラッキーもある。
ただ、ラッキーになるための努力もあるものだ。
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この本も参照しているが、結局、これに行き着きます。
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