建物に使用されているアスベストは改修や除却、解体などの作業を行わない限りは周りにアスベストをばらまくというようなことはない。
ただし、アスベストに関する規制が行われる前には、アスベストの飛散防止対策が様々な工事の際に取られてこなかったことから、例えば学校などでも改修工事を行っている横の教室では普通に事業が行われていたなんてことも昭和40−50年代にはあっただろう。
どこでアスベストを吸ったか分からないというのは、アスベストが飛散する状況というのがなかなか分らないからだ。
工場は分かりやすいが、建設工事である解体や改修工事によるアスベストの飛散については、意識をしていなければ記憶に残らない。
何しろアスベスト繊維自体は目に見えないものだからだ。
Yahoo!より、
<アスベスト被害>実態調査すら結論ありきか?(井部正之)
6/16(金) 10:01配信 アジアプレス・ネットワーク
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170616-00010000-asiap-soci&p=4
記事より、
自身も夫をアスベスト被害で亡くした遺族で、被害者の支援を続ける古川委員はこう訴えた。
「中皮腫になって、(片方の肺をすべて切除する)全摘を勧められたけど、(体力が落ちて)仕事ができなくなるから、一部切除して、仕事を続けた人を何人も知っています。それは生活が困窮するから、転移のリスクを残しながら働いているんです。そういう人は(通院する)病院の数も少なくなる。それはなぜか。生活の負担があるからなんです。治療できる方はまだ恵まれているんです。できない方がおられるんです。仕事しなきゃいけないから。療養手当の10万円じゃ足らないから。その思いをどこかに設問として入れてほしい」・・・
人間が何か行動をすると負の側面は出てくるものだ。
全てが予見できるわけではないため、誰がその責任を負うのかという整理は難しいことも多い。
額の多少の問題は確かにあるだろう。
しかし、闇雲に行政だけを叩くのはどうしたものかと感じる。
参考)環境省のページより、
http://www.env.go.jp/press/files/jp/103743.pdf
やはりポイントは解体現場。
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