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2021年05月17日

【ナンセンス劇場】 トップシークレットシューズ




「すいません、トップシークレットシューズ欲しいんですが」

「あなた正気ですか!? 命の保証はできませんよ」

「覚悟の上です」

 それは一見なんの変哲もない靴のように見えたが実は上げ底になっており、その部分には某国の国家機密が書き込まれたマイクロチップが隠されていた。

 男は妹の命を救うため、このマイクロチップを取引の材料として使うつもりなのだ。

 某国はマイクロチップを回収するため男の元へ暗殺者を送り込んだ。

 男は無事、妹を救い出すことができるのだろうか!

 ちなみにこの靴は誰にも気づかれることなく身長を10センチ高くすることができる。






2021年05月16日

【ナンセンス劇場】 シークレットシューズ




「すいません、シークレットシューズ見せてもらいたいんですが」

「かしこまりました」



「これなどいかがでしょうか?」

「ああ、カッコいいですね。新製品ですか?」

「いつ作られたかは不明です」

「日本製ですか?」

「どこで作られたのかも不明です」

「これって本革ですか?」

「得体の知れない素材で作られています。

 この靴に関する情報はすべて秘密にされているのです」

「そうですか、さすがはシークレットシューズ。

 僕が探していた靴はまさにこれです」






2021年05月14日

【ナンセンス劇場】 村の英雄




「さぁ皆さん、今日は素敵な方々にお越しいただいています。

 それではご紹介いたしましょう、小人族の皆さんです!」

 テレビに100センチに満たない5人の人間が映し出された。

 全員大人でありジャングルの奥地に住む部族である。

 普段は裸同然の格好で動物を狩って暮らしているのだが、今は服を着ている。

 ジャングルに住む人々を招待するという企画で日本にやって来たのだ。

 女性アナウンサーが小人族にインタビューしようとするが、小人族はソワソワと落ち着かない様子だ。

「あの、一体どうしたんでしょうか?」

 通訳の人に訳してもらうと村の英雄がいないと言うのだ。

 辺りを探してみると村の英雄はスタッフの中に紛れて立っていた。

 村の英雄は1人だけ身長が148センチあるため、単なる小柄な男だと勘違いされたのだ。

「あ〜、ごめんなさ〜い!」

 女性アナウンサーが慌てて村の英雄をこちらに連れてこようとするが、時すでに遅し。

「村の英雄に対してこんな扱いをする国にはもういることができないと言っています」

「本当にすみませんでした!」

「ここにいる全員に呪いをかけて村に帰ると言っています」

「そんな〜!」






2021年05月12日

【ナンセンス劇場】 妖怪大百科事典




=妖怪いないいないばぁ〜=



「いないいない、ばぁ〜」

「おぎゃ〜〜!!!」



《解説》

『妖怪いないいないばぁ〜』は赤ちゃんがいる家庭に忍び込み「いないいないばぁ〜」と言って恐ろしい顔を見せ赤ちゃんに一生消えることのないトラウマを植え付ける。

 主に老婆の姿をして現れる。





=妖怪だるまさんが転んだ=



「うん? あの子どうしたんだろう。泣いてるのかな?」

「だ〜るまさんが」

「え?」

「こ〜ろんだ!」

「う! うぐぐぐぐ」



≪解説≫

 『妖怪だるまさんが転んだ』は人通りの少ない路地や空き地に現れる。

 両腕で顔を覆うような恰好で壁や木に向かって立っており、後ろを通りかかった人に対し「だ〜るまさんがこ〜ろんだ!」と言いながら振り返る。

 振り返った『妖怪だるまさんが転んだ』を見た者は数十秒の間、金縛りにあったかのように動けなくなる。

 一見、男の子のような姿をしているが、その顔には深い皺が刻まれている。





=妖怪横滑り=



 (よし、席が空いたぞ)

 “ササッ”(ニチャ〜)

 (な、なんだよコイツ)



≪解説≫

 『妖怪横滑り』は主に混雑した電車に現れる。

 席の一番端に座っていた人が立ち、その前に立っていた人が座ろうとした瞬間、横に座っていた『妖怪横滑り』が“ササッ”と端に移動し端の席に座ろうとした人を妨害する。

 そして覗き込むように上目遣いに見上げ“ニチャ〜”と不気味な笑みを浮かべる。

 『妖怪横滑り』が座っていた席には隣に立っていた人が座り、そのまま立ち続けなければいけないということは言うまでもない。






2021年05月10日

【ナンセンス劇場】 謎の人物




 それは1ヶ月ほど前のことでした。

 彼女が私にこう言ってきたんです。

「ねぇ、ちょっと目瞑って」

「え、どうしてだい?」

「いいから瞑って、お願い」

「分かったよ」

 私は言われた通りに目を瞑りました。

 そして30秒ほど経ってから彼女がこう言いました。

「目開けてもいいよ」

 私が目を開けると目の前に知らないおばさんが立っていました。

「あれ? あなた誰ですか? キョウコは?」

「・・・」

「いや、ホントにあなた誰ですか?」

「・・・」

 おばさんは何も喋らずただ立ち尽くしたままです。

 私はキョウコを探しましたがどこにも見当たりませんでした。

 あれ以来キョウコは見つからず、謎のおばさんは私のストーカーになってしまいました。






2021年05月09日

【夜空に部屋を浮かべて】 08(終)




 バスは部屋の玄関の前まで来ると、静かに停車した。

「じゃあ行くね」

 マモルがそう言って歩き出す。

 僕は何を言っていいのか分からず、ただ黙ってマモルが出て行くのを見ているだけだ。

 マモルはバスに乗ると後の方の席に座り、窓を開けた。

「じゃあね、ユキオ。さようなら、先生」

 扉が閉まり、バスがゆっくりと動き出す。

 バスが離れて行くと、その距離の分だけ僕の胸の痛みも強くなっていく。

「マモルー!」

 僕は力いっぱい叫んだ。

 マモルは窓から身を乗り出し、僕たちに向かって手を振った。

 僕も大きく手を振った。

 バスが星空に向かって走って行く。

 僕と先生はバスが見えなくなるまでずっと見送っていた。





 朝7時、目覚まし時計の音で俺は目を覚ました。

 何か夢を見ていたはずだが、まったく思い出せない。

 ただ悲しい夢だったような気がする。

 朝からなんだか暗い気分だ。

 でも会社へ行き忙しく働いていれば、すぐに気分は晴れるだろう。

 このところ熱帯夜が続いているせいで汗で体がベトベトだ。

 シャワーを浴びるために俺は浴室へ向かう。

 今日も暑い1日になりそうだ。

 今夜も熱帯夜になるようだったら、夜空に部屋でも浮かべてみよう。


2021年05月08日

【夜空に部屋を浮かべて】 07




 上を見れば星が輝いているし、下を見ても町が星のように輝いている。

 僕はまた星空に吸い込まれそうになって頭がクラクラしたけど、窓から入って来る風がとても気持ち良くてすぐにシャッキリとした。

 部屋が夜空にふわふわと浮かんでいる。

 僕はこの部屋から見える景色を忘れないでおこうと思った。

 何か嫌なことや腹が立つことがあったとき、この景色を思い出せば気持ちをスーッと落ち着かせることが出来ると思ったからだ。

「マモル、町が星みたいに光ってるぞ」

「うん、綺麗だね・・・・・・綺麗だけど・・・」

 僕はドキリとした。

 何を言うかは分からないけれど、とにかくマモルが次に言う言葉を僕は聞きたくないと思った。

 そしてマモルもそれ以上何も言うことはなかった。

 それから僕たちは先生が作った不思議なカードゲームで遊んだ。

 どれくらい時間が経ったんだろう?

 先生が「そろそろだな」と言ってゆっくりと立ち上がった。

 僕とマモルは何も言わずただじっと座っている。

 先生は窓のところへ行き外を見る。

 マモルも立ち上がり先生の横へ行って外を見る。

 僕も2人の横へ行き外を見た。

 先生が見ている方向を見ても、そこには星しかない。

 僕もマモルも先生も何も言わず、ただただ外を眺めていた。

 しばらくして僕は「あっ」と声を上げた。

 1つ動いている星を見つけたからだ。

 その星がこっちに向かってくる。

 だんだん近づいてくると、それは星ではなくバスのヘッドライトだということが分かった。


【ナンセンス劇場】 就職活動 その2




「おい、今度こそいい就職先が見つかったぞ」

「今度はなんだよ」

「ほら、この求人情報。

『あなたの眠っている能力を当社で活かしてみませんか?』って」

「眠ってる能力?」

「『初心者、未経験者、大歓迎。誰にでもできる簡単なお仕事です。初任給50万円+歩合』だってよ。

 最初に眠ってる能力を目覚めさせるために10万円払わなきゃダメなんだけど、その後はもう稼ぎたい放題なんだと。

 能力の中でも予知能力が稼ぎやすいって書いてあるわ。

 その他にも透視能力やテレパシー能力が人気ですだって」

「・・・・・・」

「俺ちょっと闇金からカネ借りてくる」






2021年05月07日

【夜空に部屋を浮かべて】 06




「先生、幸せマシーンのほうはどうですか?」

 僕は尋ねた。

 幸せマシーンとは先生が作っている大きな機械で、これを使えば世界中の人が幸せになるという代物だ。

「うーん、あと少しといったところだな」

「だってさ」

 そう言って僕はマモルを見た。

 マモルは静かに微笑んでるだけだ。

「お菓子もあるぞ。そこのテーブルに座って待ってろ」

 先生はまた台所へ行き、手作りのお菓子を持ってきてくれた。

 先生の作るお菓子はどれも美味しい。

 その中でもチョコレートクッキーが1番美味しいと思う。

 僕たちはお菓子を食べながら学校でおきた出来事を話したり、先生が研究していることなんかを教えてもらったりした。

「それにしても今日は暑いですね」

 僕がジュースを飲みながらそう言うと

「そうか? それじゃちょっと涼みに行くか」

 と言って先生は手を大きく1回”パンッ”と叩いた。

 急に先生が変なことをしたので意味が分からず、僕とマモルは思わず顔を見合わせた。

 先生は手を叩いたっきり、何かを待つように動かない。

 全然動かないんで、僕たちは可笑しくなってクスクスと笑った。

「どうだ、段々涼しくなってきたんじゃないか?」

 1、2分して先生が喋った。

 確かに涼しくなった気がする。

「ちょっと来てみぃ」

 先生は立ち上がり、窓の所まで歩いて行く。

 僕たちも窓の所へ行き、そして外を見て驚いた。

 夜空に部屋が浮かんでいたんだ。


2021年05月06日

【夜空に部屋を浮かべて】 05




 アパートの5階は先生だけの部屋になっている。

 マモルがチャイムを押すと「入ってこーい」と中から先生の声がした。

 玄関の扉を開けるとそこはホンワリとした光で溢れていた。

 部屋の中を照らしている光はすべて植物や動物、魚なんかの光だ。

「こんばんは」

 そう言って僕は先生に提灯ガエルを渡した。

「おう、青色提灯ガエルだな」

 先生は提灯ガエルを受け取ると、机の上にいる赤色提灯ガエルの横に並べて置いた。

 提灯ガエルは体を膨らませると赤色と青色の光を交互に光らせ始めた。

 僕たちは部屋の中をぐるりと見渡す。

 本当にいろんな光がある。

 3つある大きな水槽には光る魚やクラゲなんかが入っていてゆっくりと泳いでいる。

 部屋中いたるところに光る植物が置かれている。

 そして部屋の奥ではトサカとクチバシを光らせたアンドンチョウが電気スタンドみたいな感じでジ〜として 立っている。

「お前ら汗だくだな、ちょっと待っとれ」

 そう言って先生はタオルを持ってきて僕とマモルの顔をゴシゴシと拭いた。

 それから台所へ行き冷蔵庫からジュースを取り出すとコップに注ぎ僕たちの所に持ってきてくれた。

 びっくりしたことにジュースまでほんのりと光っている。

「ありがとうございます」

 お礼を言って僕たちはジュースを一気に飲み干した。


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