2021年05月12日
【ナンセンス劇場】 妖怪大百科事典
=妖怪いないいないばぁ〜=
「いないいない、ばぁ〜」
「おぎゃ〜〜!!!」
《解説》
『妖怪いないいないばぁ〜』は赤ちゃんがいる家庭に忍び込み「いないいないばぁ〜」と言って恐ろしい顔を見せ赤ちゃんに一生消えることのないトラウマを植え付ける。
主に老婆の姿をして現れる。
=妖怪だるまさんが転んだ=
「うん? あの子どうしたんだろう。泣いてるのかな?」
「だ〜るまさんが」
「え?」
「こ〜ろんだ!」
「う! うぐぐぐぐ」
≪解説≫
『妖怪だるまさんが転んだ』は人通りの少ない路地や空き地に現れる。
両腕で顔を覆うような恰好で壁や木に向かって立っており、後ろを通りかかった人に対し「だ〜るまさんがこ〜ろんだ!」と言いながら振り返る。
振り返った『妖怪だるまさんが転んだ』を見た者は数十秒の間、金縛りにあったかのように動けなくなる。
一見、男の子のような姿をしているが、その顔には深い皺が刻まれている。
=妖怪横滑り=
(よし、席が空いたぞ)
“ササッ”(ニチャ〜)
(な、なんだよコイツ)
≪解説≫
『妖怪横滑り』は主に混雑した電車に現れる。
席の一番端に座っていた人が立ち、その前に立っていた人が座ろうとした瞬間、横に座っていた『妖怪横滑り』が“ササッ”と端に移動し端の席に座ろうとした人を妨害する。
そして覗き込むように上目遣いに見上げ“ニチャ〜”と不気味な笑みを浮かべる。
『妖怪横滑り』が座っていた席には隣に立っていた人が座り、そのまま立ち続けなければいけないということは言うまでもない。
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