新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年08月28日
【ナンセンス劇場】 クロスカウンター
「あー、ワンちゃんだ! 可愛い!!」
「あれネコだよ」
「お前ズボンのチャック開いてるぞ! ぎゃははは! 恥ずかしい奴だな、ぎゃははは!」
「お前も開いてるぞ」
「お客様、足元にご注意ください」
「係員さん、ウンコ踏んでますよ」
リンク
2020年08月29日
【ナンセンス劇場】 まぎらわしいタイミング
明日はマサト君のお母さんの誕生日だ。
「ねぇお母さん、お母さんが1番好きなものってなーに?」
「そーねぇ、お花かな。お花なら何でも好きかな」
「お花か。じゃあ、2番目は?」
「2番目? う〜ん、似顔絵とか描いてもらえたらうれしいかな」
「じゃあ、3番目は?」
「3番目はそーねぇ、あっ、鍋つかみがもうボロボロだから新しい鍋つかみがあったらいいなぁ」
「じゃあ、ぼくは何番目?」
「え?」
「ぼくは何番目に好きなの?」
「え?・・・何の話?」
「ぼくのことを何番目に好きかって話だよ」
「えっと〜・・・え?」
リンク
2020年08月30日
【ナンセンス劇場】 逃げるなワタナベ
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
「ワタナベー、それは問題じゃないぞー。早く数学の教科書を出せー。お前の問題は36ページの問2だぞー」
「先生、数学なんかよりもっと人として考えなければいけない問題が・・・」
「ワタナベー、現実逃避はやめろー。目の前の問題を1つ1つ確実にクリアーしていけー」
リンク
2020年08月31日
【ナンセンス劇場】 3択だっていいじゃない
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
「よー、あんちゃん、『食べるべきか』が選択肢に含まれてたって
いいんじゃねーの?」
そう言ってオヤジはワタナベの口の中に肉まんを押し込んだ。
リンク
2020年09月01日
【ナンセンス劇場】 10回言ってみて
「ドゥルバセプダって10回言ってみて」
「ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ
ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ
ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ ドゥルバセプダ」
「テレビつけてみて」
“緊急速報です! ただいま上空に巨大な未確認飛行物体が
突如出現しました!”
リンク
2020年09月02日
【ナンセンス劇場】 面倒くさい奴
「足が1本、目が3つ、身長5メートル位のものってなーんだ?」
(答え:信号機)
「それンガドゥーバ。ンガドゥーバ悪しき生き物。お前それいつ見た?
ンガドゥーバ見た者1週間以内に死ぬ言われている。
お前今すぐお祓いしなければならない。
お祓いしなければお前、ケツの穴から足ツッコまれて
前歯ベコベコいわされてしまう」
「めんどくさいやつだな、お前」
リンク
【ナンセンス劇場】 再開
「あなたは確かにひとりぼっちかもしれません。
でもこの世にひとりぼっちの人がたくさんいるという点において、
あなたはひとりぼっちではないと言えるかもしれません」
「・・・・・・でも・・・わたしはひとりぼっちです
・・・ひとりぼっちなんです」
「そうですか・・・とりあえずムーンウォークの練習を再開しましょう」
リンク
2020年09月03日
【ナンセンス劇場】 インタビュー・ウィズ・ゾンビ
「今日はゾンビさんにお越しいただいています。
よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「それでは早速質問させていただきます。
ゾンビさんは人間の肉をお食べになりますが他の食料ではダメなんでしょうか?」
「それよく訊かれるんですけど違うんですよねー。
我々は食べてるんじゃなくて噛んでるだけなんです」
「と言うと?」
「我々はもう死んでるんで食事をする必要はないんです。
ゾンビに食べられて白骨化した死体なんて見たことありますか?」
「そういえばないですね。ではなぜ?」
「歯がむず痒いというか疼くんですよ。
その疼きを治めるために噛むんです。
人の肉は疼きを治めるのに丁度いい噛みごたえなんです」
「人以外の動物ではダメなんですか?」
「動物はだいたい毛むくじゃらじゃないですか。
噛むと口の中が毛だらけになるんで嫌なんですよ」
「では自分の腕でも噛んでれば・・・」
「もう腐ってて噛みごたえがいまいちなんですよねぇ」
「なるほど〜」
リンク
2020年09月04日
【ナンセンス劇場】
===それはやばい===
「ここに2種類の粉がある。1つは無害だが1つは猛毒だ。お前ならどうやって見分ける?」
「ちょっとだけ舐めてみます」
===私も見てみたい===
「面白い顔ってどんな顔?」
「こんな顔」
「ひゃーはっはっは、な、何その顔、ちょー、あー、お腹、お腹痛い、もうやめて!ハァハァ・・・」
「こんな顔」
「ぴゃーはっはっはっは!」
2020年09月05日
【ナンセンス劇場】 拷問
「どうしても喋らないと言うんだな。
おい、ピアニカの吹くところ持って来い」
「はっ」
ゾーラ大佐は受け取ったピアニカの吹くところを捕虜の鼻先に近づけた。
「ぐ、ぐわ!」
「どうだ、喋る気になったか? ふん、しぶとい奴だ。
よし次はリコーダーを持って来い」
「はっ」
リコーダーの吹くところを鼻先に近づけたが、それでも捕虜は口を割らなかった。
「敵ながらあっぱれな奴だ。
しかしお遊びもここまでだ。
おい、私が毎日愛用している16年もののハーモニカを持って来い」
「分かった喋る、喋るからハーモニカはだけはやめてくれ!」
リンク