ジョーク・ユーモア・笑いの館

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「神経質って言うとマイナスイメージだけど細かいところまで目の行き届く性格だって言えば印象が良くなるだろ？

　要するに短所も見方を変えれば長所になるってことさ」

「ホントにそうだよな。

　俺もの凄く寝相が悪いんだよ。

　多分、今お前が想像してる７倍寝相が悪いんだよ。

　でも去年雪山で遭難して我慢しきれずに眠っちまった時、寝相が悪過ぎたおかげでずっと動きっ放しだったから凍死せずにすんだんだよ。

　短所も見方を変えれば長所になるよなぁ。

　足の爪の間が汚くて臭いっていう短所も見方を変えれば絶対長所になるよな」

「それは洗えよ」

　今回紹介するマンガは『キングダム』だ。

　ヤングジャンプに連載されている大人気マンガである。




　また間違えた。




　大正浪漫を愛し、芥川龍之介に憧れる男、平徹の日常を描いた山田芳裕のデビュー作だ。

　流行に流されず我が道を行く平の生き様が面白い。

　そして下宿先の大家の娘さん、由貴ちゃんとの恋の行方も気になる所だ。

　原泰之と小島瑠璃子の恋の行方も気になるぞ！

「ノブユキ、先生が来てくれたわよ」

「ノブユキ君、今まで君が苛められていたことに気付かず辛い思いをさせて本当にすまなかった。

　君を苛めていたクラスメートも反省して謝りたいと言っている。

　どうだろう、明日からまた学校に出て来てくれないか？」

「うるさい！

　僕はもう学校になんか行きたくないんだ！

　帰ってくれ！」

「そうか、それじゃ今日は帰ることにするよ。

　でも君が学校に来てくれるまで先生は何度でも来るからな」

「もう来るな！

　もう僕をほっといてくれ！

　もう一生遊んで暮らさせてくれ！！」

「それじゃお母さん、今日はこれで・・・。

　ノブユキ君、最後ちょっと我儘を言ってましたね」

「ええ、どさくさに紛れて我儘言ってましたね」

「もし明日世界が滅ぶとしたら何一番食べたい？」

「そ〜だなぁ、ピザが食べたいかな」

「あ〜、最後は食い慣れたもんを食べて死にたいと」

「いや、俺ピザって食ったことないから一度食べてみたいんだ」

「ピザ食ったことないの！？　今どき珍しいな」

「あ、やっぱりフライドチキンの方がいいかな。あれも美味そうだもんな」

「お前、普段どんなもん食ってんだよ？」

「だいたいご飯に塩かけて食ってるけど」

「それだけか？」

「ああ、うち貧乏だからな・・・」

「マジかよ・・・ピザくらい俺が奢ってやるぜ？」

「ハハハ、冗談はよせよ。

　ピザっていったら貴族の食いモンだぞ、お前に奢れるわけがないだろ。

　あれ？　お前泣いてるのか？」

「ちょっといいかな？　君、年齢は？」

「１７歳ですけど」

「ということはＪＫ？」

「まぁ、そうですが・・・」

「クククク、ついに見つけだぞジャック・ケンブル」

「はぁ？」

「貴様の命もここまでだ」

「ちょっと、なに言ってるんですか。警察呼びますよ！」

「お前が持ち逃げした宝石をすべて返すというのであれば命だけは勘弁してやらんでもないがな」

「・・・・・・フンッ。

　一人でのこのこやって来るとは間抜けなやつだ。

　返り討ちにしてくれるわ！」

「素敵なお花畑、まるで夢の世界のよう」

「夢なんかじゃないさ、ここは現実の世界だよ。

　だから君には６，０００万の借金があるし、殺し屋からも命を狙われている」

「そうね・・・逃げなきゃ・・・」

「お天気の時間でした。

　続いては『今日のトンファー』のコーナーです。

　今日写真を送ってきてくれたお友達はなんと９１歳のトメキチさんです。

　それでは早速写真を見てみましょう、こちらです」

「ほう、これは立派なトンファーですね。

　細部まで丁寧に作られていてかなりの力作ですよ。

　これなら攻撃力も防御力も申し分無いんじゃないでしょうか」

「はい、お手紙にも３人までなら楽勝と書かれていますよ。

　こちらのトンファーを構えて写っているトメキチさんの写真も決まってますよね〜。

　とても９１歳には見えません。

　それでは皆さん、手作りトンファーの写真お待ちしていますので、じゃんじゃん送ってきてくださいね〜」

「エテ吉君、研究の方は進んでいるかね？」

「教授、それが調べれば調べるほどダーウィンの進化論は間違っていると言わざるを得ない結論に辿り着きます。

　本当に進化論が正しいというのなら、なぜ現代に生きる猿は人へと進化しないのでしょうか？」

「いや、現代でも人へと進化した猿はいるのだよ、エテ吉君」

「ねぇユリ、あんた勝負下着って持ってる？」

「持ってるよ」

「やっぱり持ってるのか。私も買おうかなぁ」

「だったら『戦国屋』に行ってみたら？」

「何それ」

「勝負に関するグッズが一杯揃ってるお店だよ。

　勝負服に勝負ジュエリー、勝負バッグに勝負ペット、勝負タンバリンに勝負爪楊枝」

「ちょ、何それ。勝負爪楊枝って・・・」

「ここぞというときに彼氏の前で使う爪楊枝だよ」

「勝負タンバリンも？」

「そう。カラオケの時なんかに使ったら効果抜群」

「・・・・・・なんだか凄く行きたくなってきたわ」

　橋の横に『このはし渡るべからず』という看板が立てられている。

　そこに１人の少年がやって来た。

「やあ、君、この橋は渡っちゃいけないそうだよ」

　男が声をかけたのにもかかわらず少年はそのまま橋を渡って行ってしまった。

　男は少年を追いかけ再び声をかけた。

「君、どうして橋を渡ってしまったんだい？」

「それは俺がヤンチャだからだ、そりゃ、そりゃ」

　そう言って少年は男に犬のウンコを投げつけてきた。