2022年02月05日
【ナンセンス劇場】 超能力学園
何か嫌な予感がする。
俺の感はよく当たるのだ。
いや、もはや感などというレベルではない。
これはもう予知能力といっていいだろう。
俺は不穏な気配を感じつつ学校へと向かった。
学校に到着し教室へ入るとますます嫌な予感が高まってきた。
何かとてつもないことが・・・。
“キーンコーンカーンコーン”
始業のチャイムが鳴る。
と、その時だった。
突如、空間が歪みだし時空に割れ目のようなものが出来始めた。
“ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ”
腫れ目は不気味な音を立てながら広がっていき、中から黒い煙のようなものが噴き出してくる。
そしてその時空の割れ目から1人の男が姿を現した。
「ギ・リ・ギ・リ・セーーフ!」
男はそう叫んだ。
男の名は伊藤トモアキ。
クラスメイトだ。
伊藤はテレポーテーション能力の使い手なのだ。
そして伊藤はギリギリアウトだった。
ちなみに俺が感じた嫌な予感とは1時間目の数学の授業で行われた抜き打ちテストの事だった。
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