ジョーク・ユーモア・笑いの館

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　浦島太郎が海辺を歩いていると子供達に苛められている亀を発見した。

「こらこら、子供達、亀を苛めるんじゃい」

（ククク、来たか浦島太郎・・・）

　この時、亀が不敵な笑みを浮かべたことに浦島太郎が気付くことはなかった。

「浦島さん、助けてくれてありがとうございます。

　お礼に竜宮城へご案内いたします」

「いや、私には仕事があるんで気持ちだけで結構です」

「そんなこと言わずに行きましょうよ。

　代金は私が全部払いますから」

「いや、本当に仕事があるんで」

「そんな固いこと言わずに。

　１日くらいどうってことないでしょ？

　ね、行きましょうよ」

「いや、でも・・・」

　頑張れ、浦島太郎！

　ここでついて行ったら１日じゃ済まなくなるぞ！

　っていうか何なんだこの亀！

　浦島太郎に何の怨みがあるっていうんだよ！

「俺、東京大学出身なんだけど君は？」

「縄跳び大学」

「縄跳び大学！？　プッ、あ、ごめん、別にバカにしてる訳じゃ、ププッ」

　シゲルは鞄から縄跳びを取り出し百重跳びを始めた。

　“ピュルルルルルルルゥー”

「うわ〜、凄い風圧だ！」

「これが縄跳び大学の実力じゃ〜い！」

「サチコ、髪に寝ぐせがついてるわよ」

「やだ恥ずかし〜、ちょっと直してくるわ」



「ゴンゾウ、髪に寝グソがついてるぞ」

「気にしない、気にしない」

　気温が高まるにつれスーパーにはレモン味の食品が多く目に付くようになってきた。

　新製品などを期待して食べてみるものの、いまいち酸っぱさが足りない。

　万人受けを目指すとそこまで突っ込んだものを作ることは出来ないんだろう。

　しかしレモン味で唯一満足できるものがある。

　それはキレートレモンだ。




　これは真夏の暑さで疲弊した身体が欲求する酸味にしっかりと応えてくれる。

　なかなかええやないかい！

　しかしである。

　私は思った。

　そんなにレモンの酸味を求めているのならレモン１００％いったらんかいと。

　そして私は数年前から冷蔵庫にこれを常備している。




　そう、『ポッカレモン100』。

　もう、酸味の濃度が自由自在ですよ。

　１本４、５０円の炭酸水にジョボジョボジョボと垂らして飲めば、キレートレモンを買うよりも安く体をリフレッシュすることが出来るという寸法です。

　レモンサワーを作るもよし、甘みが欲しい人はカルピスなんぞを垂らしてレモンカルピスソーダを作るもよし。

　レモン果汁を用意して夏を迎え撃とうではないか！

　ちなみに、夏はあまり油っぽいものを食べたくないですが、アジやエビのフライとか揚げ物にレモン果汁をかけて醤油や塩などで食べるとソースで食べるよりもよりもさっぱりと美味しく頂くことができます（あくまで個人の感想）。

　レモン果汁は結構いろんなものに合うので試してみると面白いっす。

「納豆は混ぜれば混ぜるほど美味しくなるからな。

　ほら食べてみろ」

「うわ〜、焼き肉の味がする」

「もっと混ぜればもっと美味しくなるぞ。

　ほら食え」

「うわ〜、さっきよりももっと美味しい。これは何の味？」

「フランス料理フルコースだ」

「お母さん、ちょっとコンビニまで行ってくるね」

「そう。じゃあついでに牛乳も買って来てもらおうかしら」

「いいよ。じゃあ行ってきま〜す」



　母は知らない。

　息子が北海道から九州のコンビニへ行こうとしていることを。

「珍しいじゃないか、君がミスをするなんて」

「違うんです。友達が勝手に応募しちゃって」

「恥ずかしがり屋の君がミスをするなんてねぇ」

「でも『ミス恥ずかしがり屋』なんて私にピッタリと言えばピッタリですけどね」

「ひったくり〜！　ひったくりよ〜！」

「なんだって！　ひったくりはどこだ！」

「ヒッタ、栗よ。ヒッタ、これが栗なのよ」

「そうか、これが栗なんだね、ママ」

「あんたまさか・・・」

「そうよ、私はこれがしたいばっかりに自分の子供に必太という名前を付けてしまったのよ。

　必太、ゴメンね、こんなお母さんを許してちょうだい」

「う〜うん。僕、ママのこと大好きだよ」

「必太・・・・・・ひったくるわ！　ひったくるわよ〜！　電車が」

「冥土の土産にいいことを教えてやろう。

　組長を殺したのはこの俺だ」

「それのどこがいいことなんじゃいワレ！

　もっと閻魔様が喜びそうなことや鬼に苛められない方法なんかを教えろや。

　このスットコドッコイ！」

　“バキューン”

　３年前、中学校で生徒と教師全員がグラウンドで倒れるという事件が発生した。

　その原因は校長のあまりにも長すぎる話によるためのものだった。

　なぜ一番年配であるはずの校長だけが倒れず話し続けることができるのか？

　１０億の国家予算をつぎ込み全国の校長の生態を解き明かす校長解明プロジェクトが発足した。

　１年間の調査の結果、色々な事実が浮かび上がって来た。

　校長のみが入れるという秘密結社『倒れずの会』の存在

　校長のみに寄生するという謎の生物

　教頭を見下している校長が以外に多いという事実・・・etc.

　しかしまだまだ校長の全貌には迫れていないという。

　今後も校長解明プロジェクトによる校長の調査が続けられる予定だ。