おそうじ大嫌い！

昔、ジーンズは作業着として誕生しました。近頃では普段着の定番になったジーンズですが、ジーンズの悩みの一つとして色落ちがあります。色落ちが嫌なために洗わない人がいます。ここではジーンズの洗濯方法を紹介します。

そもそもジーンズは洗うものなのか？

冒頭にも言いましたが、色落ちがイヤ、型崩れしたくない、生地が傷むからの理由でジーンズを洗わない人がいます。中には１年以上洗わない人や、すごい人で何年も洗ったことがないと言う人もいます。

結論から言うと、洗ったほうがいいです。

なぜ洗うのかって言いますと、単純に不潔だからです。人間は汗をかきます。その汗や皮脂がジーンズが吸い取り、長い間放置すると、その汗や皮脂をエサに細菌が繫殖します。繁殖した細菌が、ニオイの原因となります。

パンツに置き換えると何年も同じパンツを履いたらどうなるか…怖いですね。また、汗や皮脂でデニム生地が弱くなり、破れたり、型崩れを起こすこともあるようです。カビが発生して変色することも…全く洗っていない人はすぐ洗いましょう。

長持ちする洗濯方法

では実際に洗うのですがどうやって洗っていいかわかりませよね。具体的に紹介します。

ジーンズを裏返す

洗濯機で洗うときはジーンズを裏返しにして入れます。ダメージジーンズみたいに穴が開いているジーンズは洗濯ネットに入れます。洗濯機で洗うときは、色移りする可能性がありますので、他の衣類と洗わないようにしましょう。

ジーンズ専用の洗剤を入れる

界面活性剤や漂白剤が多く入った洗濯洗剤は色落ちや生地を傷める原因となる可能性があるので避けてください。洗剤の量も決まった量を入れます。

洗剤を入れる前に素材により、洗剤に反応して変色するものもありますので必ず取扱い絵表示を確認してください。

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短時間モードで洗う

ジーンズは長時間洗うと表面のインディゴ染料が落ちていきますし、洗濯機で洗うことで生地の摩擦が生まれ、劣化していきます。最小限に抑えるために、１０分程度の短時間モードで洗いましょう。

風通しがよい日陰で干します

干す前にシワを防ぐために縦横方向に軽く引っ張って形を整えます。強く引っ張りすぎると型崩れになりますので注意してください。

干すときは裏返しのまま干します。ジーンズは通常の生地よりも厚めですので乾きにくい特徴があります。ですが、直射日光に当てると変色の原因となりますので、風通しがいい日陰に干しましょう。

室内に干した場合は生乾きにより、ニオイの原因となりますのでできる限り外に干してください。

洗うとき注意すること

乾燥機は使用しないこと

ジーンズは綿で出来ていますので、乾燥機を使用するとジーンズが極端に縮みます。乾燥機の使用は避けましょう。

さいごに

ジーンズの糸はロープ染色という方法で染められています。ロープ染色という方法は、糸の芯まで完全に染まっていません。外側だけ染料でそまってる状態です。

ジーンズを着こむと表面の染料が削れて糸の芯の白色が現れ、ジーンズ独特の風合いになるというわけです。これをアタリと呼ぶそうです。

この色落ちを楽しむのがジーンズなんですが、洗ってしまうと全体的に色が落ちるため、一部のジーンズマニアが広めたという説もあります。

ジーンズの本当のオシャレはまず洗うことからですね。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。