2016年01月27日
カシミヤはウールより暖かい?家で洗える?洗濯方法とは?
寒さが厳しいこの季節。かかせないのがセーターです。
そこでテレビ番組「この差ってなんですか?」で
カシミアとウールはどちらが暖かいのか?
とカシミヤセーターの洗濯方法がありましたので紹介します。
なぜカシミヤとウールではカシミアのほうが高いの?
冬の寒い時期に洋服店に行くと、色んな種類のセーターが並んでいます。
その値段もさまざまでウールのセーターですとおよそ6000円くらい
カシミヤのセーターはなんと18000円!とウールの約3倍くらい高いです。
ではどうしてウールとカシミヤではここまで値段の差があるのでしょうか?
実はこの差には、ちゃんとした2つのワケがあるのです。
そのワケとは、
@カシミヤは希少価値が高い!
Aカシミヤの方が暖かい!
Aカシミヤの方が暖かい!
この2つの理由からカシミヤの方が値段が高いのです!
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
ワケ:その@ カシミアは希少価値が高い!
そもそもウールの毛は羊の毛が使われていますが、
カシミヤの毛は一体なんの毛が使われていると思いますか?
その毛は、
なんと!ヤギの毛なんです!
ん??んんっ?
ヤギの毛で値段が高い??
一体どういうことなんでしょうか?
実はちゃんとした理由があるのです。
カシミヤで使われている毛は
「カシミヤ ヤギ」というヤギの毛が使われています。
ウールで使われている羊はオーストラリアやヨーロッパなどの多くの国と地域にいるのに対し、
カシミヤヤギは中国やモンゴル、イランの限られた山岳地帯にしか生息していないのです。
その数、羊は約10億頭に対してカシミヤヤギは約8000万頭と
12倍の差があるそうです。
さらに、羊の毛は全身の毛をウールとして使われますが、
カシミヤヤギは剛毛の下に生える「うぶ毛」しかカシミヤとして使われないのです。
カシミヤヤギは標高の高い山岳地帯に生息しているため
冬は約マイナス35℃の過酷な環境で暮らしています。
その厳しい寒さから身を守るのがとても暖かいうぶ毛なんです。
そのため1頭から取れる量がとても少なく、
取引価格もウールが1キロあたり約2000円なのに対し
カシミヤは1キロあたり約2万円とその差はなんと10倍の差があるそうです。
この希少価値からカシミヤの値段はいのです。
ワケ:そのA カシミヤの方が暖かい!
これを読んでいるあなたもカシミヤはウールに比べて暖かいのは知っていますよね?
私もよく耳にしていることです。
では、本当にウールと比べてカシミヤの方が暖かいのでしょうか?
番組内でウール100%、カシミヤ100%のセーターを使い、
12月の平均気温7℃を再現して30分間でどれだけの体温変化があるのかをどれぞれ実験したところ。
【ウール100%セーター着用】
スータト時 10分後 20分後 30分後
胸:23.9℃→ 28.3℃(+4.4)→ 28.1℃(-0.2)→ 29.5℃
脇:31.1℃→ 31.8℃(+0.7)→ 31.4℃(-0.4)→ 31.4℃
腹:28.5℃→ 28.9℃(+0.4)→ 28.1℃(-0.8)→ 29.9℃
スータト時 10分後 20分後 30分後
胸:23.9℃→ 28.3℃(+4.4)→ 28.1℃(-0.2)→ 29.5℃
脇:31.1℃→ 31.8℃(+0.7)→ 31.4℃(-0.4)→ 31.4℃
腹:28.5℃→ 28.9℃(+0.4)→ 28.1℃(-0.8)→ 29.9℃
【カシミヤ100%セーター着用】
スータト時 10分後 20分後 30分後
胸:23.9℃→ 29.1℃(+5.2)→ 29.5℃(+0.4)→ 30.7℃
脇:31.1℃→ 35.5℃(+4.4)→ 35.6℃(+0.1)→ 35.6℃
腹:28.5℃→ 31.2℃(+2.7)→ 31.2℃(+0.0)→ 31.2℃
スータト時 10分後 20分後 30分後
胸:23.9℃→ 29.1℃(+5.2)→ 29.5℃(+0.4)→ 30.7℃
脇:31.1℃→ 35.5℃(+4.4)→ 35.6℃(+0.1)→ 35.6℃
腹:28.5℃→ 31.2℃(+2.7)→ 31.2℃(+0.0)→ 31.2℃
このような結果になりました。
ウールは10分後スタート時と比べて胸の温度が4.4℃上がっていますが、
脇とお腹周りはほとんど温度の変化はありません。
一方カシミヤの10分後は、胸5.2℃、脇4.4℃、腹2.7℃と温まっています。
さらに20分後ではウールは全体的に温度が下がってきたのに対して、
カシミヤは体表温度が下がっていません。
つまり、
温かさを保ちキープしているのがわかります。
カシミヤはスタート時と比べ首から上が温まっていました。
これは、カシミヤの保温力が高いため暖かい血液が全身に回り始めている証拠だそうです。
実験の結果カシミヤのほうがウールのセーターと比べて、
胸1.2℃、脇4.2℃、腹1.3℃高いことがわかりました。
ではなぜカシミヤのほうが暖かいのでしょうか?
それは、
繊維が細いかどうかに秘密があります。
カシミヤはウールと比べ繊維が細いのです。
その繊維の断面はウールが約20マイクロメートルに対して
カシミヤは約15マイクロメートルとウールの3/4の細さなんです。
つまり、繊維が太いとウールのように目が粗いセーターになり、
繊維が細いとカシミヤのように目が細かいセーターとなります。
その結果、
・ウール =目が粗い =風を通しやすい=温度が下がる
・カシミヤ=目が細かい=風を通しにくい=温度を保つ(キープ)
・カシミヤ=目が細かい=風を通しにくい=温度を保つ(キープ)
というわけなんです。
家で洗える?カシミヤの扱い方!洗濯方法とは??
実はウールとカシミヤには値段と機能のほかにも違いがあります。それは、
家で洗うと縮むかどうかなんです。
ウールのセーターは洗うと縮むのに対して
カシミヤのセーターは洗っても縮まないのです。
ウールの繊維はギザギザの繊維になっていて水に浸けると、
ギザギザの繊維が開きお互いに絡み合うことにより、糸同士がくっついて縮むというわけんです。
一方、カシミヤの繊維はウールと比べ凸凹した部分が少ない、つまり、
家庭で洗っても縮まないのです。
では、カシミヤのセーターはどのように洗えばいいのでしょうか?
◆カシミヤセーターの洗濯(手洗い)の仕方◆
@中性洗剤をおよそ30℃のぬるま湯に入れ軽くかき混ぜます。
Aその中に折り畳んだままのセーターを浸けます。
Bそのままの状態で静かに持ち上げてまた浸ける動作を20〜30回繰り返します。
Cすすぎもぬるま湯の中に入れBと同じように20〜30回繰り返します。
Dバスタオルの上にシワにならないようにセーターを広げ、もう一枚のバスタオルでセーターを挟み(サンド)ます。
Eバスタオルでクルクルと包み水分を吸い取ります。
F脱水が出来たらハンガーにはかけずに、床に広げ日陰で平干して乾かします。
こうすることでカシミヤのセーターは家で洗っても縮みません。
押し洗いをしたいところなんですが、押し洗いをしてしまうと
繊維の中に汚れが入ってしまうので持ち上げるだけで汚れを流し出すイメージで洗います。
さいごに
いかがでしたか?
カシミヤのセーターウールと比べて値段が高いデメリットはありますが、
保温性が高い、家で洗っても縮まないなど
機能性でのメリットのほうが多いので、
私が買うとしたらカシミヤがオススメです。
また、大切な人にプレゼントするのにも普通のウールよりもカシミヤのほうが
ワンランク上のプレゼントにもなりそうですね。
これを読んでいるみなさんもぜひ、参考にしてみてくださいね。
>>>>プレゼントに最適!カシミヤマフラーをお探しはこちらから。
>>>>とても暖かい!機能性抜群のカシミヤセーターはこちらから。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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