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2018年06月23日

神経症に対する意外なアプローチ方

神経症に対するアプローチ法についての続きです。









前回は、本の傷が気になったけど『止観瞑想』で対処した話を書きました。



止観瞑想によって、抽象度(IQを高めて)、前頭前野を活性化させて、大脳辺縁系の情報処理に介入します。









さて、本が汚れた、またはそれ以外のショッキングな出来事に遭遇すると私たちのIQは低下します。



IQ(Intelligence Quotient)に関しては、世間一般では知能指数を意味して、その値は絶対的だと認識されています。









しかし、IQは相対的です。



先のショッキングな出来事に遭遇した時や、お酒を飲んだ時に明らかにIQは低下します。



ショッキングな出来事に対しては、特定の考えが強迫観念のようにこびり付いたり、不安になったり、イライラして怒りやすくなります。











お酒を飲んだらIQが低下して理性が飛びます。

※IQは高めることも可能です。









よくスパイ小説で、政治家や政府の高官などの重要人物をターゲットにして、お酒をベロンベロンに酔わせて、その人が部屋に帰るとベッドに美女が横たわっているというシーンがあります。



そして、ちょっと油断した瞬間に秘密警察が入って来てシーンを写真に収めるという描写があります。



そんな場面が本当にあるのかどうかは分かりませんが、大概の男性であれば油断してしまうでしょう。









これもIQが下がったために生じます。



IQの低下により、重要人物もスキャンダル等で後々大変なことなんか忘れて煩悩に負けてしまうわけです。









あと、私が新卒で入った職場の人の実例ですが、バス停を持って帰ってくる人がいます(笑)



これも後に器物破損罪などで下手をすれば検挙される蓋然性が高いです。



しかし、なぜそんなことをしでかしてしまうのかと言えば、これまたアルコール摂取によりIQが低下したためです。









なお、その職場は逮捕権を持つ組織なのですが、IQが下がったために逆に逮捕される未遂の出来事をしでかしてしまうのです。















さて、前回の復習と補足はここまでにします。



今回は本そのものの機能(役割)についてです。



と同時にここでゴール設定が必要となります。









良い悪いは別として、私の場合はゴールと関係がある本を読んでいます。



それゆえ、本に対して、ゴール達成への知識を得る情報媒体としての機能を与えています。









純粋に情報を得ることだけが目的なので、汚れてしまっても機能を果たせます。



『なので良し!』です。









もし本に関して、インテリアとしての役割を与えれば汚れは気になるでしょう、しかし、今回の私がその本に与えた機能は情報収集です。



『情報収取が目的なので、それで良し!』なのです。









『でも』という雑念が湧いて来たらすかさず『D』 とラべリングします。



心の中で『D』 と叫びます。



『D』 Delusionは雑念を意味します。







ラべリングをすることで前頭前野が活性化してIQが高まります。



意識にあげれば書き換え可能であり、これは神経症を引き起こすであろうと推測される脳のベースラインへの強制介入を意味します。









その元となるのがゴール設定です。



神経症であろうが、なかろうが毎日を楽しく、幸せに生きるというゴールを設定します。











それは神経症と闘わない、受け入れて生きていくことを意味します。



受け入れるとは抽象度を上げることを意味します。











多くの人が神経症を辛く感じるのは、自分で症状をコントロールできないからです。



しかし、抽象度を高めていけば、このシリーズで書いたようにコントロール可能になります。











例えば、神経症で苦しむ自分、反対に健全に健やかに生きる自分がいるとしましょう。



抽象度を一段上げれば、どちらでも選べる自分がいます。

※LUBをとる



そのどちらでも選べる自分の抽象度から神経症を止めた自分を選びます。











言い換えれば、ゴールのコンフォートゾーンの自分を神経症をやめた自分に設定して、その臨場感を高めていくということ。



これにより前回の記事で書いた前頭前野の前頭前野の認識パターン(ブリーフシステム)が書き換わります。















以上、今回のシリーズをまとめると、神経症に対しては抽象度(IQ)を高める。



前頭前野による介入が高い効果を発揮すると考えられます。









そして何よりゴールが大切です。



今後ともこの分野の研究は続けていきたいと思います。

2018年06月14日

神経症に至るブリーフシステム

前回の本の傷みが気になった話の続きです。








先日、本がいきなり水浸しになってショックを受けたけど、しかし、今回はあまり気にならなかったという話を書きました。





今回は、ではなぜあまり気にならなかったのか?















その理由は抽象度を上げて状況を俯瞰したからです。



止観瞑想という方法で対処しました。









止観瞑想とは煩悩や情動(感情)を脇に置いて、一段上の抽象度から自らを省みる瞑想です。



なぜ自分は本が水浸しになって、それが気になるのかルーツ(縁起)を辿っていく方法です。











まずは逆腹式呼吸等で徹底的にリラックスをします。



徹底的なリラックスは変性意識を高めて、囚われの情動から離れることができます。また、方法は後日開示しますが、この状態だからこそ自分自身を書き換えることもできます。











そこで明らかになったことは、まず万物は流転するということ。未来永劫物事が同じ形で在る事はないという事実を前提として思い出しました。



諸行無常です。









神経症が酷かった頃の私はこの前提を間違えていまいた。



『物事が思い通りにならなければならない』というブリーフシステム(信念体系)です。









とかく人間はこのブリーフシステムから反することを是正しようと試みます。



時には、戦争さえも引き起こします。











しかし、今振り返れば常に縁起は流れ諸行無常であり空なので、この世に実体そのものがない。



このことが分からずに自然(宇宙)を相手に無駄な戦いを挑んでいたわけです。



無明です。今振り返れば単にバカだったとなりますが、当時は前述のブリーフシステムのためにそうは思えなかった。







人間はスコトーマの原理から外れた対象は認識できないという原理です。













ではなぜ、そのようなブリーフシステムが構築されたのか?



それに対しても止観瞑想です。













それは神経症が発生した当時は受験生であったので不安や焦りがありました。



不安や焦りはあってもいいのですが、当時の私としてはそれを認めることができなかった。













一方で、不安や焦りを感じることは、すなわち負けを認めることであり、それは許されないというブリーフシステムもあったのです。



ブリーシステムは一つではなく階層性があります。









『物事が思い通りにならなければならない』というブリーフシステムがあり、他にも『不安や焦りを感じることは、すなわち負けを認めることであり、それは許されない』というブリーフシステムがありました。





これらが悪い方向に依存的に働いて神経症を引き起こしたと推測します。











ではなぜ『不安や焦りを感じることは、すなわち負けを認めることであり、それは許されない』というブリーフシステムが構築されたのでしょうか?



おそらくは、過去に(と言っても幼少期に)大切なモノが傷ついて大きなショックを受けた、かつ大きな恥辱を味わった。



または小学生の頃にイジメられた経験が関連しているのかもしれません。









いずれにせよ、それらが当時の私にとっての耐えがたい記憶として大きな不安を抱かせ、自信も喪失させたと考えます。











しかし、その不安を押し込むためや、もう二度と同じような情動を味わってはいけないと、防衛機制として変な思い込み(ブリーフ:信念)が構築されたと推測します。













機能脳科学的に観ると、幼少期のイヤな出来事がエピソード記憶として側頭葉に投げ込まれた。



エピソード記憶とは『個人が経験した出来事に関する記憶』です。





エピソード記憶が投げ込まれる際に、海馬と前頭前野、前帯状皮質、尾状核とのネットワークが作用して、長期記憶として側頭葉に投げ込まれます。













とは言え、何でもかんでも長期記憶になるわけではありません。



海馬が側頭葉に投げ込む記憶の選別を行ないます。



そして、どのような記憶が選ばれるのかというと失敗の記憶です。



幼少期の記憶やイジメられた体験を私の脳は失敗と見なしたのです。















一方で、記憶を思いだす際はその逆で、後年、受験時の不安が引き金となり、このエピソード記憶として側頭葉に格納されている記憶にアクセスして、情動だけを引っ張り出したと推測されます。





この状態に対して『早く健全な状態にならなければならない』というまた別のブリーフシステムが打ち消そうとして神経症特有の強迫観念を生じさせました。













強迫観念は前回説明したように、『家の鍵を閉めたのに、もしかしたら閉め忘れたかも』という雑念が異常に気になる状態です。



もしくは、『手にばい菌が付着したかもと、何度も何度も手を洗ってしまう状態です(一方で、もうそんなことはないという認識もあります)』



そんなことはないと頭では分かっているけど、それ以上に不安が大きくて、不安を打ち消そうとする心理状態です。











強迫観念の情報的原因は、前述の海馬が記憶をする際に伴う前頭前野、前帯状皮質、尾状核との間におけるネットワークエラー、信号処理の異常だと考えられます。









また思い出した情動記憶に対して海馬に隣接する扁桃体という部位が強めたり、弱めたりします。











例えるなら、海馬はダムの操作員であり、扁桃体は放水管理者です。



側頭葉というダムから、放水管理者が『水力を増せ』と命令すれば操作員は『了解』バルブを一杯に広げて、水が大量に放出されます。



この様な感じで扁桃体から嫌な記憶を増幅して思い出すのです。













ただし、海馬と扁桃体の連係プレーだけでは、一時的には嫌な記憶が増幅するだけです。



しかし、海馬と扁桃体の連係プレーが強迫観念として繰り返され、そこに前頭前野が絡んで人格レベルのブリーフシステムを構成したのです。











これにより、神経症は病気ではないのですが、しかし、極めて病的に近い人格を引き起こしてしまったと考えられます。





この結果、ブリーフシステムに反することがあるとキレたり、鬱っぽくなっていました。





これらは明らかに認識パターンの異常であり、ブリーフシステムのエラーです。













このエラーに対して、このように前頭前野をフル回転させて、つまり抽象度の一段高い所から『なぜ自分は本が傷んで気になったのか』を観ることが止観瞑想です。





詳細は、後日書きますが、この前頭前野を働かせるという点が、イヤな記憶と、その記憶が織りなす神経症という自己イメージを書き換えるのに重要な役割を果たします。













2018年06月13日

神経症とブリーフシステム その書き換え

※昨日のメルマガ記事を加筆・修正しました。なお、今回は専門用語を頻用しております。



久しぶりに私ごとの記事を書いてみようと思います。











先日、買ったばかりの本が傷んでしまいました。







一冊は、カバンの中に収納していたコーラが爆発(笑)して、コーラまみれになりました。



もう一冊は、先日雨の中、都内を歩いていたらカバンが濡れて、中に収納されていた本も濡れてしまいました。本の防水処理を忘れていました。



経年劣化で本が傷む、汚れることは受け入れられるのですが、買ったばかりの本が傷む、汚れることは私としてはショックでした。







以前の自分であれば、本の汚れが気になって、新しく本を買い替えていたことでしょう。













しかし今回はその必要はなかった。なぜならば、意図的にブリーフシステム(信念体系)を書き換えることに成功したからです。





ブリーフシステムとは、ある人のものの見方や考え方とそれに付随する行動性向からなる信念の体系です。







さて、私の実体験を交えながら神経症について解説していきたいと思います。



プロフィール欄にあるように、私は神経症でした。









でしたと書いた理由は、今は良くなったからです。









神経症とは現代の医学から見れば病気ではない、けど正常ではないという心の状態です。



※今は神経症とは言わずに○○障害というようですが、神経症という表記で統一します。









有名なのが強迫神経症です。例えば、外出の際に、鍵を閉めたハズなのに、もしかしたら閉め忘れたかもしれないという考え(観念)が頭から離れない状態、異常に気になる状態です。







他にも抑うつ神経症と言われる、うつ病のように元気がなくなる、けど、うつ病ほどはしんどくないという神経症もあります。





調べてみれば分かると思いますが、いろいろな神経症があります。









神経症者は、自分が囚われてしまったこと、気になったことを振り払うためにエネルギーを要します。



そのために思考にエネルギーを妻い過ぎて、疲弊しやすい体質になります。







または、神経症はムリゲーなブリーフシステムという脳の情報処理システムエラーが原因と考えられますが、一方で物理的に脳の働きを制御しようと薬が処方されます。しかし薬の副作用はかなり強烈です。







眠気やだるさ、喉の渇き、集中力低下などに苛まされます。



結果、ますます疲れやすい、覇気がない人間になっていきます。



今思えば私も良く『お前は覇気がない』と周囲から言われたものでした。











何で囚われてしまうのかというと完璧主義、『かくあるべし』というブリーフシステムが要因です。



その原因はセルフエスティームの低さと記憶が原因です。



セルフエスティームとは、自分の存在やポジションに対する自己評価です。自尊心とも言います。











おそらくは、ココロのどこかにセルフエスティームが低くなるような、つまり存在を否定された強烈な感情を伴う記憶(情動記憶)があったのでしょう。



その裏返しで、『自分は完璧でないと人から評価してもらえない』というブリーフ(信念)が形成されました。











またセルフエスティームが低いとは、自分で自分を低く見積もっています。でも、セルフエスティームが低いゆえにそのことを受け入れることができません。



逆説的にいうと、プライドが高いから受け入れることができないと言い換えても差し支えはありません。



ここで言うプライドとは、低いセルフエスティームの裏返しでできた虚勢です。











受け入れたら負け、自我が崩壊してしまうという恐怖があるからです。



セルフエスティームが低い、しかしその現実は受け入れることはできない、そのネジレが完璧主義を生み出していると考えます。



完璧であらねばならないというブリーフシステムは、そうしないと自分がみじめ(と見做される)になる、さらにいうと自分が無くなってしまうという恐怖心に由来します。









また、『本当はやりたくないけど、周囲から評価してもうために、やらなければならない』という強制的モチベーションもあります。



なので、ブリーフシステムから逸脱した考えや、時には自分に対して批判的(認めてくれない)人間に対してさえも排除しようとセルフ・レギュレーション(自己規制)が働きます。



そのコンフォートゾーンを維持しようとココロが働きます。





コンフォートゾーンとは、その人にとって慣れ親しんだ、心地よい空間や状態です。ただし、自分にとって快適でなくてもコンフォートゾーンです。







しかし、これが異常に働いて、ブリーフに合致しない考え(観念)を過剰に打ち消そうとした結果、強迫観念が生じます。



また考え方も、スコトーマを生みやすい白か黒かの二分思考になります。



二分思考ついでに言うと、調子が良い時と悪い時の幅が大きく、この幅もコンフォートゾーンです。









調子がいい時は人生がスイスイと進んでいる感じがします。でも、ココロの底では、『調子がいい状態はおかしい』と感じているので、何かのトラブルがあるとそれを引き金として、大きく心身の状態を崩してしまします。



人生これの繰り返しなので、まるでコピーのような人生、無間地獄です。



余談ですが、摂食障害に苦しむ女の子も神経症的なブリーフシステムが垣間見れます。









その中身は完璧(な外見)でないと周りから評価をされない。人と比べて惨めな劣等感を感じてしまう恐れがあるように思えます。



もちろんこれも過去の強烈な感情を伴った記憶(情動記憶)が関連しています。



神経症がひどくなってくると病気と言わなくとも、かなり生きづらくなります。









日常生活を送っていくことが精いっぱいになってしまうのです。



以上、体験者は語るでした。







長くなりそうなので続きはまた別の機会に書きます。

2018年06月11日

忖度

※過去のメルマガ記事を加筆・修正です
『忖度』という言葉があります。


この言葉は昨今の社会情勢の影響で、何やらネガティブなイメージが纏わりついていますが、本来は『他人の気持ちを推し量ること』の意です。






女性先輩コーチ達や内弟子達との関わりにおいて、私も忖度力が身につきました(笑)。


女性のコミュニケーションとしては、『気持ちを察してほしい』という思いがあるようです。




例えば、良くありがちなパターンが、男性が『大丈夫?』と聞いて、


女性も『大丈夫だよ』と答えますが、本当は『大丈夫じゃない』が正解です。






言葉は女の子たちのメッセージの一情報に過ぎません。言葉の行間や、言葉以外の情報を読み取らなければなりません。



外情報と言います。









これをキャッチするには気(非言語)を使います。



高い抽象度が求められます。








また、女性から相談事があった場合も。男性はついつい答えをアドバイスしてしまいますが、単に『話を聞いて欲しい』が殆んどです。


男性がアドバイスをせずに聞き続けるには、忍耐力が必要です(笑)。





抽象度、そして忍耐力。



両方ともコーチに求められる資質です。






それでも、女の子たちの嬉しい顔を見ると、頑張って良かったと思います。


男に生まれて良かったと思うと同時に、コーチングを学んで良かったと思います。







鬼神と女神

抜刀隊
先日、伊勢丹の記事でさりげなく『陸軍分裂行進曲』と書いた。



この曲には、『抜刀隊』という唄の歌詞が使われている。







抜刀隊とは、西南の役のおりに、劣勢に立たされた新政府軍の最後の切り札。


新政府軍のとくに剣術に秀でた精鋭から集められた部隊だ。


その名は警視庁抜刀隊。それゆえ、今でも警察の行進曲でもある。※陸上自衛隊でも使われる。






立ち向かうは西郷隆盛の薩摩軍。『チェースト』という掛け声のもとに、示現流(じげんりゅう)という剣術を振りかざして攻めてくる兵(つわもの)だ。人間業ではない。



『陸軍分裂行進曲』において、新政府側も薩摩側に畏怖の念を感じて、歌詞の出だしから敵方を称賛している。そして、それを迎え撃つ、我が新政府軍もこれまた凄いのだと。




その様な軍勢が対峙したゆえに、両軍の闘いは熾烈を極めたと伝えられる。


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※有名な田原坂の戦い。日本最後の大規模な斬り合いとされる






抜刀隊の歌詞を読めば、それがいかほどのものか窺い知ることが出来る。※便宜上1番だけを掲載する。



我は官軍我敵は  天地容れざる朝敵ぞ
敵の大將たる者は 古今無雙の英雄で
之に從ふ兵は  共に慓悍決死の士
鬼神に恥ぬ勇あるも  天の許さぬ叛逆を
起しゝ者は昔より  榮えし例あらざるぞ
敵の亡ぶる夫迄は  進めや進め諸共に
玉ちる劔拔き連れて  死ぬる覺悟で進むべし





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※敵の大将と称えられた西郷隆盛


天命を果たすためには、その命をも捨てさる。現代人には、なかなか分かりづらい感覚かもしれないが、それが武士としての死生観であり、世界感だったのだろう。









鬼神

この死生観が鬼神とせしめた。



きしん

【鬼神】

目に見えず耳に聞こえないが、超人的な力をもつ神。おにがみ。





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なぜ、このようなことを書くのかというと、最近私は多くの鬼神達に出くわす。その者達は、その天命を果たすために存在する。



その姿は美しくが、同時に殺気に満ちている。





まさに、ゴールのために、玉ちる劔(つるぎ)拔き連れて  死ぬる覺悟で進んでいるような気迫を感じる。








先日、私の弟が、ある女性コーチと出会った。

その方には『圧倒的かつ、絶対の安定感』があると。





また、私の周りの人々、とくに女性陣がこれまたスゴイ。圧倒的な何かがある。これは言語では語れない。『もののふ』である。

いやここでは大和撫子にしておこう。後で、切られるといけないので・・・。






上の『抜刀隊』の歌詞から感じる衝撃に近い。


その方々と武士との間は、生きる目的や価値観が違い過ぎるくらい違う。ただ、背後にある死生観は共通する。







誤解を恐れずに言えば、何かを成し遂げるためには死すら恐れないという思想からは圧倒的からは畏怖の念を感じる。


武士もしかり、その方々もしかり。







さて、私達のゴール設定も最後の最後には死を意識したものになる事だろう。

なぜならば、そのゴールを達成した時点で、エネルギーが枯渇して死んでしまうと推測されるためだ。




このようなゴールは多くの人々を巻き込むことが予想される。


人間そう簡単には死にたくないから、そう簡単には真実のゴールはか分からないのかもしれない。


結局、何が言いたいのかというと、私も鬼神達に囲まれる恐ろしくも、凄い世界に来てしまったということだ。





まとめ

・死すら包摂するゴールは凄まじい

・そこから発せられる力は甚大だ

2018年06月10日

東京上空に五輪を描け! 航空自衛隊『ブルーインパルス』に学ぶエフィカシーとは!

エフィカシー

エフィカシーとはゴールに対する自分の能力の自己評価。



簡単に言えば、ゴールに対して俺は私は出来るという確信をもつ感覚のこと。







先日興味深い話を聞きました。



スポーツチームでも、強い所と弱いところがある。



弱いチームは、せいぜい2部リーグに上がるがゴールで、一方強いチームは勝って当然だと確信しているとのこと。








勝てないチームだと、勝てないことを他の誰かに原因を求めるので、チーム内の空気は悪くなる。



常勝軍団は、勝つために小さな対立などに囚われないと教えて頂きました。



全くもって同意です。







というのを地元の勝てないプロチーム関係から聞いて、そりゃそうだよなと大きく頷いた次第です。



言い換えれば、マインドの限界がそのチームの限界ということです。よく想像力の限界はその人の限界だと聞きます。







良くあるパターンとして、そんなのは言うは易し、行うは難しだと反論されます。しかし、実際に2部リーグに上がることが目標で、1部リーグの覇者となったチームを知りません。



たまたま相手チームの調子が悪くて、何かの拍子で勝ってしまうケースがあるかもしれませんが、翌シーズンは定位置に戻ってしまいます。この定位置をコンフォートゾーンと呼びます。



言い換えれば、エフィカシーが高く、上手くいくことがゴール設定であれば、頭では余計なことを考えなくても、無意識が調整して勝ててしまします。このブログ読者はご理解頂いていると思いますが、ゴール設定が有効なのは言うまでもありません。









青い衝撃

それでは、高エフィカシーの源泉を1964年の東京オリンピックの開会式に求めてみましょう。



このオリンピックは、戦後の焦土と化した焼け跡からの復興を国民に納得してもらうため。また国外向けには、敗戦国から立ち直った日本を知らしめるための威信を掛けた大会でした。



大会の模様は、カラーテレビが導入されつつある一般家庭と世界に向けて生中継で配信されました。文字通り世界が注目する大会だったのです。









さて開会式の中で、国立競技場の上空に大きな五輪のマークが描かれました。ご存知の方も多いでしょう。



大空をキャンバスに五輪マークを描いたのは、『航空自衛隊ブルーインパス』です。日本を代表するアクロバット飛行チームです。意味は青い衝撃です。



世界が注目するというプレッシャーの中、人々の視線がトーチに点火する聖火ランナーに向い、次に空高く舞い上がハトを追って上空を見上げた大空に五輪のマークを描くという何とも壮大なゴール(任務)です。








今ほどコンピューターが発達しておらず、まだまだ飛行の多くをパイロットの感と経験に頼っていた時代。



ほんの少しタイミングがずれただけでも、五輪のバランスが崩れたり、国立競技場の上空から遥か彼方にずれてしまう。また変な間も空いてしまって折角の演出も台なしです。



そもそも高速で飛ぶジェット戦闘機で、五輪の輪を描くこと自体、前例のない現状を超えたゴールそのものでした。




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実際の話として、訓練開始から一年半で本番まで一度も成功したことがなかったそうです。



おまけに、開会式前日の天気予報によれば、開会式当日、東京上空は大雨。



『明日はフライトキャンンセル』と、気を許したパイロットたちは、酒盛りを始めたそうです(笑)。









しかし起きてみると東京上空は、青天の霹靂の如く青空でした。



あわてて出動したパイロットたちは、今なら完全に飲酒運転ですが、まだアルコールが残っている状態で飛び立ちました。人によっては酸素マスクの空気を思いっきり吸ってアルコールを抜こうとした強者もいたとか。



このような状況にも関わらずに結果は皆さんがご存知のとおり。






競技場スタンド左上の電光掲示板にはラテン語で「CITIUS(より早く)ALTIUS(より高く)FORTIUS(より強く)」のオリンピックのモットーの文字が浮かび、五輪賛歌が合唱されるなか一万羽の鳩が放たれ、そして日本国家が吹奏された。

ブルーインパルスはタイミングぴたりの15時13分に赤坂見附上空に到達、高度一万フィートに、速度250ノット、60°バンク、2G旋回を開始した。松下(隊長筆者注)は、『スモーク・ナウ!』とコール。機動中に速度が減るのを見こして最初のパワーは90パーセント程度にセットし、旋回が深まるにつれ少しずつスロットルを足してやる。15秒後、松下が斜め上を見ると、自分が書いた青いスモークが見えた。30秒後、最後はフルスロットルで煙の緒に突入した。操縦桿のトリガーから指を離し、スモークを切った。

すべてをやり終えた5人は、(・・・中略・・・)五輪の出来ばえは、みごとだった。

松下のレシーバーからは、NHKのラジオを通して国立競技場の大きな拍手とざわめきが聞こえていた。


武田 頼政 『ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち』 文芸春秋 P56。









東京オリンピック開会式にて、大空に絶好のポジションとタイミングで、1人ではなく、チーム5人全員の息が合っていないと描けない作品が描かれました。

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では、なぜ二日酔いの状態で、かつ本番まで一度も成功したことがなかったのにも関わらず成功したのか。



これこそが、エフィカシーです。






自分達は『世界最高のパイロット』だという自負が、開会式のためのすべての無意識の判断を最適化させたのです。



仮に、エフィカシーが足りなければどうでしょうか、まずオリンピックでの飛行のオファーを受けていなかったでしょう。また本番で痛恨のミスをしてしまっていた可能性が高まります。

成功の裏にはエフィカシーの存在が必要不可欠なのです。







なかなか勝てないというチームは、物理的な練習量や環境よりも、エフィカシーに注目してみてはいかがでしょうか。

勝っていく方法が盲点に隠れているだけかもしれませんよ。




アクロバティックなコーチングとエンドステート

今日は先日記事で紹介したブルーインパルスの飛行展示を見に行ってきました。目的は彼らのアクロバットを参考に新しい技術を開発するためです。



私の先生はコーチングの講義を芸術として展開してくれましたが、私は私なりにアクロバットを目指していこうと決めました。



余談ですが航空祭で美保基地(米子空港)が晴れるのは奇跡です。今日は10年ぶりくらいと思われるクリアスカイでした。







引用 https://youtu.be/VDC8hJYhIXc  CT110ME




会場周辺は、人が多すぎて駐車場がなかなか見つかりませんでしたが、狭い路地に車一台分が停められるスペースを見つけました。自分でも、『よくもまあ見つけたな』と振り返りますが、これがwant toの力なのだなと感じます。



ロックオンで認識に上がりました。



他の人々もパトカーが周回しているのすらお構いなしに、停めてはいけない場所に車を停めていました。Want toと同時に集団心理の怖さを感じました。









さて本番のブルーインパスルの飛行はというと。



言語化できる感想は『すごい』、『ダイナミック』くらいです。



まるで、ナイフで空を切るような機動(マニューバー)に改めて『これが非言語かー』と納得させられました。










大空をキャンバスに見立てて、壮大なスケールでアートを描いて、見ている人の心に焼き付けていました。



と同時に、パイロットはどのようなセルフトークを展開しているのか、どのようなイメージトレーニングをしており、どうやってチームのエフィカシーを保っているのかが気になりました。



自衛隊のゴールは平和維持であり、航空自衛隊のミッションは周辺国万が一にでも侵略をしようという気にさせない抑止力であると同時に、一旦緩急あらば、国民の生命と財産を守るために自衛権の発動において物理的な実力行使を成すことです。








その中でブルーインパスルの役割(エンドステート)は、航空祭に来た人々にアクロバット飛行を見てもらい自衛隊に理解を得るとともに、国家的式典に花を添えたり、諸外国の軍人に航空自衛隊の力量を知らしめたりするためにあります。






なおエンドステートとは、ゴールとは違い、それぞれの役割ごとに成し遂げる最終到達点、ないしは状態 とされています。



昨日書いた航空救難団のエンドステートは、遭難したパイロットの救助のほかに、一般の民間人の身の安全を守るための活動です。




またあまり知られていませんが、広い北海道や離島で急病人が発した場合に、近くに大きな病院がない場合に、空飛ぶ救急車としても活躍しています。





さて、ブルーインパルスの編隊飛行(フォーメーション)を組むとなるとになると、時速何百キロの世界で僚機(隣の飛行機)との幅が1.00mしかないと聞きます。

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これはちょっとでも手元が狂い操縦桿が動けば、衝突してしまう危険が高いです。



普通に考えればチョー怖いハズです。



そんな状況でも悠々と空を舞えるのは、普段からセルフトークに気を付けていると思われます。







コーチングで使われるゴール設定やセルフトークのコントロール、ビジュアライゼーション、アローザルコントロールは米軍で導入されており、米軍のアクロバットチーム(サンダーバーズやブルーエンジェルス)に導入されていてもおかしくはない話です。








その技術は日本の自衛隊に輸入されているかもしれませんし、また航空自衛隊には、米国に留学して飛行機のライセンスを取得する過程があると聞きますので、航空心理の過程か何かで日本のパイロットも、それらの知識と技術を体得しているのでしょう。



『ブルーインパスルに学ぶ口ぐせの法則』なんて本でも出版すれば、それなりに脚光を浴びるかも知れませんね。



あとはイメージです。





各機体がバラバラにブレイク(別れた)した後に、編隊(フォーメーション)を組みます。







もう一度言いますが何百キロです。



歩道をチャリンコで、2列並走で走るのとはわけが違います。



例えば、『今から5秒後に俺は、僚機のあいつの右後方3.00mに右バンク30度、高度200フィートでピタッと着く』



というイメージして、その通りに飛行機を操っているハズです。








人はイメージに向かって進む生き物なのだなと改めて実感します。





最後になりますが、今回私もいろいろと良い体験をさせて頂きました。



今後はセッションや単発のワークに取り組んで、アクロバット追及していきます。



Challenge for the creation 『創造への挑戦』 〜ブルーインパルスに学ぶマインドの使い方、そして俺のゴール〜 

航空自衛隊にブルーインパスル(Blue Impulse) というアクロバット飛行を専門とする部隊(チーム)があります。




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このブログをご覧の方もどこかで名前を聞いたことがあるかもしれません。







実際に航空祭の会場で実物をご覧になった方もいるかもしれませんね。





ブルーインパスのエンドステートは国家的式典や航空祭において、エキサイティングなアクロバット飛行を展示・披露して来場者を魅了すること、そこには航空自衛隊の練度の高さ、もとい日本の防衛力を内外に知らしめるための広報という目的があります。



国家的式典や航空祭において、エキサイティングなアクロバットを披露して来場者を魅了しています。



エンドステートとは、ゴールとは違い、それぞれの枠割ごとに成し遂げること とされています。



ブルーインパスルの所属する航空自衛隊のエンドステートは航空防衛力で周辺国に万が一にでも侵略をしようという気にさせない抑止であると同時に、一旦緩急あらば、国民の生命と財産を守るために自衛権の発動において物理的な実力行使を成すことです。



自衛隊のゴールの一つは平和維持であり、各隊員に共有されています。



さて、このブルーインパスが私のライバルです。



『はっ?あんたはコーチで、ブルーインパルスはパイロットでしょう』と不思議に思う方の方がほとんどでしょう。



その理由はゴールにあります。



ブルーインパルスのゴールは『Challenge for the Creation 創造への挑戦』であり、これは私のゴールでもあります。ゴールの共有です。



またその名前 インパスル(impulse)は衝撃を意味しています。コーチもクライアントや周囲に影響を与えます。



ブルーインパスルは、何百キロというスピードで編隊飛行を組み、その際は翼と翼の感覚が1.00メートルの時や、背面飛行でお互いがすれ違うという離れ業を行ないます。







参照 https://www.youtube.com/watch?v=GVL-csn0Nhg  Recorded by Tonkatsu298





ちょっとした油断が即事故に繋がります。



実際に過去に何人ものパイロットが殉職しています。



それでも飛ぶ。その理由はゴールであり、高いエフィカシーがあり、セルフトークを徹底的にコントロールして、ビジュアライゼーションに取り組んでこそ、あのマジックが展開されるのです。



一方で、コーチにも高いエフィカシーが要求され、セルフトークをコントロールして、ビジュアライゼーションに取り組んでいます。



さて、ブルーインパスルのエンドステートは一般の人々の現実感から離れた自衛隊の任務を『見える化』するための魅せる(mesmerize)ためのもの。







私のエンドステートもまたコーチングを魅せる(mesmerize)ための広報の任を担っております。



アクロバットは基本となる飛行方法を上手く組み合わせており、あくまでも基本に忠実です。



同じく、私もセミナーや情報発信では、基本となる理論をベースに様々な情報を絡めてアクロバットを展開しています。



ブルーインパルスを観に来た人々が『おおっ』とどよめく様に、私もそんなコンテンツ作りを進めていく所存です。



コーチングの理論については本に書いてあるので、その本に書いてある理論を上手く運用して皆さまのお手本となり、ブログの読者の方やセミナーに参加して下さった方に魅せていきます。






Challenge for the creation 創造への挑戦です。







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