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2018年06月13日
神経症とブリーフシステム その書き換え
※昨日のメルマガ記事を加筆・修正しました。なお、今回は専門用語を頻用しております。
久しぶりに私ごとの記事を書いてみようと思います。
先日、買ったばかりの本が傷んでしまいました。
一冊は、カバンの中に収納していたコーラが爆発(笑)して、コーラまみれになりました。
もう一冊は、先日雨の中、都内を歩いていたらカバンが濡れて、中に収納されていた本も濡れてしまいました。本の防水処理を忘れていました。
経年劣化で本が傷む、汚れることは受け入れられるのですが、買ったばかりの本が傷む、汚れることは私としてはショックでした。
以前の自分であれば、本の汚れが気になって、新しく本を買い替えていたことでしょう。
しかし今回はその必要はなかった。なぜならば、意図的にブリーフシステム(信念体系)を書き換えることに成功したからです。
ブリーフシステムとは、ある人のものの見方や考え方とそれに付随する行動性向からなる信念の体系です。
さて、私の実体験を交えながら神経症について解説していきたいと思います。
プロフィール欄にあるように、私は神経症でした。
でしたと書いた理由は、今は良くなったからです。
神経症とは現代の医学から見れば病気ではない、けど正常ではないという心の状態です。
※今は神経症とは言わずに○○障害というようですが、神経症という表記で統一します。
有名なのが強迫神経症です。例えば、外出の際に、鍵を閉めたハズなのに、もしかしたら閉め忘れたかもしれないという考え(観念)が頭から離れない状態、異常に気になる状態です。
他にも抑うつ神経症と言われる、うつ病のように元気がなくなる、けど、うつ病ほどはしんどくないという神経症もあります。
調べてみれば分かると思いますが、いろいろな神経症があります。
神経症者は、自分が囚われてしまったこと、気になったことを振り払うためにエネルギーを要します。
そのために思考にエネルギーを妻い過ぎて、疲弊しやすい体質になります。
または、神経症はムリゲーなブリーフシステムという脳の情報処理システムエラーが原因と考えられますが、一方で物理的に脳の働きを制御しようと薬が処方されます。しかし薬の副作用はかなり強烈です。
眠気やだるさ、喉の渇き、集中力低下などに苛まされます。
結果、ますます疲れやすい、覇気がない人間になっていきます。
今思えば私も良く『お前は覇気がない』と周囲から言われたものでした。
何で囚われてしまうのかというと完璧主義、『かくあるべし』というブリーフシステムが要因です。
その原因はセルフエスティームの低さと記憶が原因です。
セルフエスティームとは、自分の存在やポジションに対する自己評価です。自尊心とも言います。
おそらくは、ココロのどこかにセルフエスティームが低くなるような、つまり存在を否定された強烈な感情を伴う記憶(情動記憶)があったのでしょう。
その裏返しで、『自分は完璧でないと人から評価してもらえない』というブリーフ(信念)が形成されました。
またセルフエスティームが低いとは、自分で自分を低く見積もっています。でも、セルフエスティームが低いゆえにそのことを受け入れることができません。
逆説的にいうと、プライドが高いから受け入れることができないと言い換えても差し支えはありません。
ここで言うプライドとは、低いセルフエスティームの裏返しでできた虚勢です。
受け入れたら負け、自我が崩壊してしまうという恐怖があるからです。
セルフエスティームが低い、しかしその現実は受け入れることはできない、そのネジレが完璧主義を生み出していると考えます。
完璧であらねばならないというブリーフシステムは、そうしないと自分がみじめ(と見做される)になる、さらにいうと自分が無くなってしまうという恐怖心に由来します。
また、『本当はやりたくないけど、周囲から評価してもうために、やらなければならない』という強制的モチベーションもあります。
なので、ブリーフシステムから逸脱した考えや、時には自分に対して批判的(認めてくれない)人間に対してさえも排除しようとセルフ・レギュレーション(自己規制)が働きます。
そのコンフォートゾーンを維持しようとココロが働きます。
コンフォートゾーンとは、その人にとって慣れ親しんだ、心地よい空間や状態です。ただし、自分にとって快適でなくてもコンフォートゾーンです。
しかし、これが異常に働いて、ブリーフに合致しない考え(観念)を過剰に打ち消そうとした結果、強迫観念が生じます。
また考え方も、スコトーマを生みやすい白か黒かの二分思考になります。
二分思考ついでに言うと、調子が良い時と悪い時の幅が大きく、この幅もコンフォートゾーンです。
調子がいい時は人生がスイスイと進んでいる感じがします。でも、ココロの底では、『調子がいい状態はおかしい』と感じているので、何かのトラブルがあるとそれを引き金として、大きく心身の状態を崩してしまします。
人生これの繰り返しなので、まるでコピーのような人生、無間地獄です。
余談ですが、摂食障害に苦しむ女の子も神経症的なブリーフシステムが垣間見れます。
その中身は完璧(な外見)でないと周りから評価をされない。人と比べて惨めな劣等感を感じてしまう恐れがあるように思えます。
もちろんこれも過去の強烈な感情を伴った記憶(情動記憶)が関連しています。
神経症がひどくなってくると病気と言わなくとも、かなり生きづらくなります。
日常生活を送っていくことが精いっぱいになってしまうのです。
以上、体験者は語るでした。
長くなりそうなので続きはまた別の機会に書きます。
久しぶりに私ごとの記事を書いてみようと思います。
先日、買ったばかりの本が傷んでしまいました。
一冊は、カバンの中に収納していたコーラが爆発(笑)して、コーラまみれになりました。
もう一冊は、先日雨の中、都内を歩いていたらカバンが濡れて、中に収納されていた本も濡れてしまいました。本の防水処理を忘れていました。
経年劣化で本が傷む、汚れることは受け入れられるのですが、買ったばかりの本が傷む、汚れることは私としてはショックでした。
以前の自分であれば、本の汚れが気になって、新しく本を買い替えていたことでしょう。
しかし今回はその必要はなかった。なぜならば、意図的にブリーフシステム(信念体系)を書き換えることに成功したからです。
ブリーフシステムとは、ある人のものの見方や考え方とそれに付随する行動性向からなる信念の体系です。
さて、私の実体験を交えながら神経症について解説していきたいと思います。
プロフィール欄にあるように、私は神経症でした。
でしたと書いた理由は、今は良くなったからです。
神経症とは現代の医学から見れば病気ではない、けど正常ではないという心の状態です。
※今は神経症とは言わずに○○障害というようですが、神経症という表記で統一します。
有名なのが強迫神経症です。例えば、外出の際に、鍵を閉めたハズなのに、もしかしたら閉め忘れたかもしれないという考え(観念)が頭から離れない状態、異常に気になる状態です。
他にも抑うつ神経症と言われる、うつ病のように元気がなくなる、けど、うつ病ほどはしんどくないという神経症もあります。
調べてみれば分かると思いますが、いろいろな神経症があります。
神経症者は、自分が囚われてしまったこと、気になったことを振り払うためにエネルギーを要します。
そのために思考にエネルギーを妻い過ぎて、疲弊しやすい体質になります。
または、神経症はムリゲーなブリーフシステムという脳の情報処理システムエラーが原因と考えられますが、一方で物理的に脳の働きを制御しようと薬が処方されます。しかし薬の副作用はかなり強烈です。
眠気やだるさ、喉の渇き、集中力低下などに苛まされます。
結果、ますます疲れやすい、覇気がない人間になっていきます。
今思えば私も良く『お前は覇気がない』と周囲から言われたものでした。
何で囚われてしまうのかというと完璧主義、『かくあるべし』というブリーフシステムが要因です。
その原因はセルフエスティームの低さと記憶が原因です。
セルフエスティームとは、自分の存在やポジションに対する自己評価です。自尊心とも言います。
おそらくは、ココロのどこかにセルフエスティームが低くなるような、つまり存在を否定された強烈な感情を伴う記憶(情動記憶)があったのでしょう。
その裏返しで、『自分は完璧でないと人から評価してもらえない』というブリーフ(信念)が形成されました。
またセルフエスティームが低いとは、自分で自分を低く見積もっています。でも、セルフエスティームが低いゆえにそのことを受け入れることができません。
逆説的にいうと、プライドが高いから受け入れることができないと言い換えても差し支えはありません。
ここで言うプライドとは、低いセルフエスティームの裏返しでできた虚勢です。
受け入れたら負け、自我が崩壊してしまうという恐怖があるからです。
セルフエスティームが低い、しかしその現実は受け入れることはできない、そのネジレが完璧主義を生み出していると考えます。
完璧であらねばならないというブリーフシステムは、そうしないと自分がみじめ(と見做される)になる、さらにいうと自分が無くなってしまうという恐怖心に由来します。
また、『本当はやりたくないけど、周囲から評価してもうために、やらなければならない』という強制的モチベーションもあります。
なので、ブリーフシステムから逸脱した考えや、時には自分に対して批判的(認めてくれない)人間に対してさえも排除しようとセルフ・レギュレーション(自己規制)が働きます。
そのコンフォートゾーンを維持しようとココロが働きます。
コンフォートゾーンとは、その人にとって慣れ親しんだ、心地よい空間や状態です。ただし、自分にとって快適でなくてもコンフォートゾーンです。
しかし、これが異常に働いて、ブリーフに合致しない考え(観念)を過剰に打ち消そうとした結果、強迫観念が生じます。
また考え方も、スコトーマを生みやすい白か黒かの二分思考になります。
二分思考ついでに言うと、調子が良い時と悪い時の幅が大きく、この幅もコンフォートゾーンです。
調子がいい時は人生がスイスイと進んでいる感じがします。でも、ココロの底では、『調子がいい状態はおかしい』と感じているので、何かのトラブルがあるとそれを引き金として、大きく心身の状態を崩してしまします。
人生これの繰り返しなので、まるでコピーのような人生、無間地獄です。
余談ですが、摂食障害に苦しむ女の子も神経症的なブリーフシステムが垣間見れます。
その中身は完璧(な外見)でないと周りから評価をされない。人と比べて惨めな劣等感を感じてしまう恐れがあるように思えます。
もちろんこれも過去の強烈な感情を伴った記憶(情動記憶)が関連しています。
神経症がひどくなってくると病気と言わなくとも、かなり生きづらくなります。
日常生活を送っていくことが精いっぱいになってしまうのです。
以上、体験者は語るでした。
長くなりそうなので続きはまた別の機会に書きます。