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2020年03月20日

中国共産党の『新型コロナウイルスプロパガンダ』を斬る!

事実関係
新型コロナウイルスに関して中国共産党政府によるプロパガンダが勢いを増している。悪いのは中国ではなく、ウイルスを止められない欧米、そして日本だということだ。最近はウイルス自体も米国CIAが極秘裏に武漢でばらまいたと主張するようにもなった。


新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、中国の世論がめまぐるしく変化している。当初は地方政府の不手際を指摘する声もあったが、最近は対策の有効性を礼讃する書き込みが急増している。中国はネット世論を誘導しているといわれてきた。今回もそうした力が働いているのだろうか。

『私たちはびくびくせず、えらそうにもせず、マスクをつけたまま世界に向けて頭を下げ、『申し訳ない。ご迷惑をけた』と言うべきではないか。中国中央テレビ局などの番組司会者として知られる邱孟煌氏が2月20日、中国のSNS』(交流サイト)でこうつぶやいた。すると、中国国内で激しい反発が起こり、きゅう氏のコメントは削除された。
ネットに残された声をのぞくと、「我々は国を傾けるほど力を尽くして封じ込めに努力した」「あなたは誰を代表しているのか」「あなたが中国人民に謝れ」などと過激な言葉が並んでいた。

2月中旬まではウイルスの危険性を最初に訴えて亡くなった医師を称賛したり、地方政府の不手際を指摘したりする書き込みも少なくなかった。日本で新型コロナウイルスの発症者が出ると、「日本に申し訳ない」「こんなときに旅行に行くべきではない」など、他国の感染者を気遣う声がたくさん書き込まれた。

 ところが、二月中旬を境に、ウイルスの世界的な流行について、中国だけが責任を負うべきではないといった意見が出始めた。当初、武漢や中国主要都市の状況を伝えていたニュースサイトも、日本、韓国、イタリアなど海外の事例を伝える記事を目立たせる。感染拡大は諸外国の失敗という意識が強まったようだ。

 こうしたなかで、人民日賦系の有力紙「環球時報」は2月25日の社説で、日韓などを念頭に「いくつかの国はウイルスを輸出するリスクが中国を大きく上回る」と指摘、国家総動員体制で封じ込めに動くように求めた。

呼応するようにネットでは「宿題を書き写せていない」といった表現が注目キーワードに浮上。厳格な都市封鎖や移動制限などの中国の封じ込め策という好例がありながら、日韓はそれらを踏襲できず失敗したという意味だ。

 賛否両論があるが、ここまでは納得のできる部分もあろう。だが最近はさらに進み、共産党体制を礼讃する書き込みが急増している。「中国には強力な組織、動員力、執行能力がある」「(武漢のように)10日間で病院を建てられるのは中国だけ」「米国に中国のような感染拡大防止策はできない」といった内容だ。

中国には中国政府の意向を受けてネットにコメントを書く「五毛党」と呼ばれる書き込み部隊があるといわれてきた。かつて一件あたりの書き込みで5毛=0.5元(約8円)が支払われ、この名前が付いたという。

中国のネット世論を毎日みているとわかるが、政治情勢の変化に合わせて中国のネット世論は変化する。2019年の春ごろから日本に好意的なコメントが増え始め、習近平(シージンピン)国家主席の来日ムードも高まった。この一か月の書き込みからも、中国共産党指導部の意図らしきものが浮かび上がる。

最初は人々の反発をかわすため、対策の不手際をそれとなく認め、許容できる範囲でネット民に不満や批判を書き込ませた。次の段階では外国へのコメントで視線を国外へ向に向けさせた。2月下旬からは対策が遅れる諸外国に比べ、中国の体制がいかに優れているか誇示する意見を目立たせた。

新型コロナの災禍にあって、政治権力の維持を狙う習指導部のしたたかさがほの見えてくる。中国社会は落ち着きを取り戻しつつあるが、この先もあまりにタイミングが良すぎるコメントには注意が必要だろう。ただ、作為が疑われるコメントに交じって「日本がんばれ」「韓国がんばれ」といったコメントもなお多数書き込まれているも付け加えておきたい。

日本経済新聞3月7日朝刊




1-1
中国共産党によるプロパガンダ工作が勢いづいてきた。プロパガンダとは相手を洗脳することである。相手が白と認識していた事象を黒に書き換え、その逆もまたしかりだ。


今回の洗脳技術には「フレームの中断」という技術が使われている。フレームとは認識の枠組みのことであり、人はフレームによって無意識のうちに行動する。


たとえば、相手が握手をしようと、手を差し向けてきたときに、当方も「握手をせねば」と慌てて手を差し出す。我々は握手をするという文化をもっており、その握手という行動そのものが(握手)フレームだ。


フレームは一度動き出したら止めることは難しい。つまり、相手が握手をする手を差し伸べてくれば、当方も「あっ、握手をしなければ」と手が動いて、かつそれを止めることができない。

握手という行為そのものが終わると、フレームは解除される。



1-2
本件に関しては、コロナウイルスの患者数が増加よりも低下したころに目立ってきた。コロナウイルスが増加傾向にある時は、中国人民は習政権を批判するというフレームが働いていた。


中国人民は、「歴代の皇帝は天に選ばれたので権力をもつことが許される」という神話を共有している。現代版の皇帝が中国共産党の習近平主席である。とはいえ、一たび天変地異などが起きれば、それは天に見放された、つまり皇帝は正当な支配権力をはく奪されたという意味である。


ゆえに、今回のコロナウイルスが蔓延する状況は、習近平が天に見放されたのであって、したがって、人民は指導者を攻撃しても良いというフレームが発動したものと分析する。ウイルスの蔓延と政権批判はワンセットである。


1-3
逆にいえば、上記の新聞報道にあるコロナウイルスを警告した医師は「国難を乗り越えるための英雄だ」というフレームが発動した。おそらくは人民が記憶する過去の歴史上の英雄にその姿を重ねたのだろう。



1-4
しかしながら、新聞報道にあるとおり2月中旬より形成が変わった。これはコロナウイルスの増加が目にみえる数字で少なくなった時期と重なる。この意味は「習近平は天に見放された人物だというフレーム」が終了したことを意味する。批判が止んだということがそれを如実に物語っている。



1-5
またフレームが止んだ要因として、コロナウイルスの発信源とされる武漢が封鎖されたことも考えられる。これは人の移動が制限さることはもとより、武漢から発信される情報も制限されるということも意味する。

もっともSNSでも惨状は伝わるのであろうが、やはり人対人の間で交わされる情報が遮断されたことも大きいだろう。それにSNSで政権に不都合な情報を流す人物であれば、地域が封鎖されたという点を活かして存在を消してしまうということも可能性はありうる。情報源そのものを消してしまうのだ。



1-6
上で説明した方法は「フレームの中断」だ。

フレームの中断とは、握手の例で説明すると、仕掛ける側が握手をしようと手を差し出したとたんに手を引っ込める。そうすると、相手側は「えっ」という意識が飛んだような状態になる。

この時に、仕掛ける側が「私に一票入れてください」という暗示を掛けて、そのまま握手を続行する。そうすると相手は暗示の存在に気がつかずに、仕掛ける側の言葉やしてほしい行動(投票)を簡単に受け入れてしまう。簡単というところがミソだ。これは術者が自分の利益のために、任意のフレームを選ばせたということであり、これを洗脳という。



武漢を封鎖することで、人民にとっては、それまで武漢発の噂による生のニュースが遮断された。これがフレームの中断を呼んだのだ。この時に政権としては自分たちに都合の良い情報を選ばせればよい。「中国はよくやっている、それに比べて、諸外国はなっていない」という情報を投げかければ、握手のときと同じく、人民のフレームに簡単に取り込まれる。



1-7
上記を別で説明すると「情報の遮断&書き換え」と言い表せられる。情報の遮断とは文字通り、流動的な情報をストップさせることである。

情報をストップされると、情報の受け手(この場合は中国人民)の心の中に空白地帯がうまれる。武漢の封鎖がまさにそれである。空白地帯に新しい情報が投げ込まれると、それを受け入れやすい。


たとえば、日本ではオウム真理教のテロ事件の後に前世や超常現象をとりあつかうオカルト番組は一掃された。お茶の間からオカルト臭のする番組は駆逐されたのだ。これは日本国民のオカルトの情報が空白になったことを意味する。


しかしながら、オウム事件から約10年後にオカルト番組が隆盛を極めることとなった。これは日本国民の対オカルトに関する警戒心が空白にされ、そこに新たなオカルト情報が書き込まれたということだ。

またブラック企業も同様の手口をもちいている。就社前に行う合宿や儀式などにおいて、それまで信念を壊して空白にする。その際に。企業に都合の良い価値観を埋め込めば一丁あがりである。すると、洗脳された側が、翌年は自分が洗脳する側になるのだ。



1-8
中国人民の習近平政権に対する批判はネガティブラポールによるものだろう。ネガティブラポールは陰性転移といって、子どもの親に対する好意(ラポール)が反転して、憎しみとなって表れる現象のことだ。


中国人民は情報統制や強権的な国家権力によって、暗に恐怖によってコントロールされている。こういった状況下では人間は権力者に対して、過剰なまでに好意的に振る舞う。それは、『もし逆らったら殺される』という生命の危機に対しての反応だ。これをハイパーラポールという。


とはいえ、このハイパーラポールも長くは続かない、時間が経てば、強度の低いラポールへと成り下がっていくものだ。このハイパーラポールからラポールへと強度が低下する際に、ネガティブラポールが生じてしまうことがある。


ウイルスが流行る前に中国人民は、日ごろ抑圧された環境下ゆえに、政権に対してハイパーラポールが生じていた。しかし、ウイルスの蔓延によってこのハイパーラポールが低下して、ネガティブラポールが生じてきたものと分析する。


1-9
しかしながら、習近平政権は武漢の封鎖などによる強権的な手法でコロナウイルス封じ込めに成功した。これは新しい臨場感を意味する。ハイパーラポールを維持するコツは、常に新しい臨場感を維持することである。


ウイルスが封じ込められたということは、それまでのウイルスパニック状態から、新たな臨場感に書き換わったということである。習近平政権はネガティブラポールから再度、ハイパーラポールに転換することに成功したのであろう。



1-10
習近平政権のねらいは何なのだろうか?


それは政権の維持にある。1-2で書いたようにコロナウイルスが蔓延することは、中国人民からの支持基盤を失うことである。日本人の感覚としては分かりずらいかもしれないが、仮に日本で政権が支持を失っても野党に下野すればよい。


けれども、中国では長いことそうは問屋が卸さなかった。易姓革命といい、一たび皇帝が権力を失ってしまえば、それはミジンコ以下の存在のようなもので、基本的に全員が皆殺しにあってきた。つまり、今度は自分の存在そのものが許されなくなるということだ。


こういった国柄であれば、己の生存を維持するために、「ウイルスは米国が持ち込んだ」などという荒唐無稽にもおもえる作り話も本当のことにしなければならないということだ。




※3月20日付 共同通信によれば 『武漢の患者数 意図的に減」と報じられている



2020年01月12日

パプリカのレコード大賞受賞に隠された意図はなにか?

※過去メルマガ記事 加筆・修正
Foorinのパプリカが日本レコード大賞を受賞した。
https://bit.ly/2QJizdw


この裏に隠された意図はなにか?



その前にフレームという概念について押さえておきたい。

フレームに関しては、コーチング理論の土台となる認知科学のキモとなる概念だ。フレームとは認識の枠組みを意味する。




たとえば、あなたがマクドナルドに入ると、次のような行動を取るだろう。
@入店→Aメニュー表をみて何を注文するのかを決める→B注文→C支払いD席について食べる


この@〜Dまでがマクドナルドのフレームだ。


『今日はマックで決めようかな?
』と入店すると同時に、このフレームが発動して、無意識でこの流れにそう。



他には、車でガソリンを継ぐときのことを考えてみよう。

@ガソリンスタンドを発見→Aガソリンスタンドに入る→B店員の誘導に従う→C給油機の前に停車→D店員に給油数量を告げる→E給油口を開封→Fガソリンが注がれる→G支払いHガソリンスタンドから退店



大まかにこんな流れだろう。

初めて免許を取った時を除けば、ガソリンスタンドには入って、給油する際に、自動的にこのフレームに従うはずだ。


また恋人のフレームもある。

@雰囲気のある部屋に入る→A二人の目が合うBCをスキップしてD子どもが生まれる

これは愛のフレームだ。いわゆるおばあちゃん世代が言う、男女の目と目が合うと妊娠する現象はこのフレームのことを指している。



余談だが、日本以外では、男女の雰囲気が高まると、このフレームが自然と発動するものらしい。

一方、日本ではまず告白という儀式をして、許可を得てからこのフレームが発動するものとされているようだ。




人間の行動はすべて無意識でフレームに基づいている。そして、フレームは一度発動すると、その動作が終了するまでホメオスタシスの力により抜け出すことができない。



男女の目と目が合って、一たび愛のフレームが発動してしまえば、しかるべく行為が終わるまでは、抜け出せないという意味だ。
基本と書いたので、もちろん例外もある。例外にもっていくのが内部表現の書き換えだ



ここで読者である、あなたは『もしかして、他人にこちらが仕掛けたいフレームを選ばせれば他人の動きをコントロールできるんじゃない?』と思うかもしれない。


その通りで、任意のこちらが選ばせたいフレームを他人に選ばせることが可能だ。




さて、ここで冒頭のパプリカに戻る。

この歌は東京オリンピック2020の応援ソングだ。


オリンピックは国威発揚のための国策であり、内外のその姿をアピールするには外せないイベント。また、先日も新国立競技場が完成したばかりで、国にとっても、このままイケイケムードで盛り上げていきたい。


とすると、仕掛ける側はオリンピックフレームを国民に選ばせたいと思うのは自然のこと。その一助として、オリンピック応援ソングが目立たなくてはならないということだ。


年末になると、テレビで歌番組が放送される。もちろんパプリカも歌われる。すると目立つようになる。レコード大賞と紅白歌合戦を抑えておけば、翌日のメディアで繰り返し放送される。すると、ますます国民のブリーフシステムに曲が刷り込まれて、それが記憶の引き金(トリガー)となり、東京オリンピックを想起させる。


これは国民に対して、あちら側が用意したオリンピックフレームを選ばせるステルスマーケティング的な洗脳だ。


オリンピックを盛り上げるために仕掛ける側が、先に抽象度の高いところで絵図を書いて、それを市井の人々の臨場感に落ちて、任意のフレームを選ばせることを画策する。


すると結果、当然の成り行きとしてパプリカがレコード大賞を受賞するようになるのだ。

posted by 斎藤貴志 at 18:18| コーチング

2020年01月03日

(秋元司氏逮捕にみる)検察による内部表現の書き換え法

(事件概要)

自民党の秋元司議員がIR(統合型リゾート)への参入を画策していた、中国系企業から賄賂を受け取ったとして東京地検に逮捕された。
カジノを含む統合型リゾート(IR)への参入を目指していた中国企業『500ドットコム』側から賄賂を受領したとして、東京地検特捜部は25日、IR担当の内閣府副大臣などを務めた衆議院議員(東京15区)の秋元司容疑者(48)を収賄容疑で逮捕した。同社側は、当時政府内で検討中だったIR実施法案の情報などを求めて疑いがある。
 弁護人によると、秋元議員は『一切身に覚えがない』と容疑を否認している。同議員は25日付で自民党を離党した。
 特捜部は25日、500ドットコム日本法人の鄭希(ジェン・シー)容疑者(37)、ともに同社顧問の紺野正彦容疑者(48)、仲里勝憲容疑者(47)を贈賄容疑で逮捕した。
 また、事件の関係先として、千葉県印西市にある自民党の白須賀貴樹衆議院議員の地元事務所、宮城県石巻市ある同党の勝沼栄明元衆議院議員の事務所を家宅捜索した。2人は17年12月、秋元議員と共に中国・深圳の500ドットコム本社を訪問していた。
 秋元議員の逮捕容疑は、国土交通省副大臣とIR担当の内閣府副大臣を兼務していた17年9月、500ドットコム側から現金300万円を受け取り、さらに18日2月には北海道への家族旅行の代金約70万円分を負担させた疑い。
 当時、政府内ではIR の制度設計を定めるIRの制度設計を定めるIR実施法案の検討が進んでおり、18年の通常国会に提出される見込みとなった。

2019年12月26日付 日本経済新聞朝刊 


1-1
秋元衆議院議員への逮捕からは検察の固い意志を読み取れる。年末に 逮捕されるのは異例のことだ。検察が逮捕する場合は23日勾留される。

検察も役所ゆえに12月28日が御用納めだ。ここから逆算すると、通常は12月の4日までに逮捕、もしくは翌年に繰り越す。それゆえ、この期間に逮捕することは異例中の異例だ。


国会議員に絡む逮捕は元民主党の石川知弘氏以来10年ぶり、また贈収賄に関しては元自由民主党の鈴木宗男氏以来の16年ぶり。それゆえに検察にとって今回の逮捕劇はかなり気合が入っているものと察する。



1-2
秋元司氏の逮捕時の服装はどうだっただろうか?

スーツにネクタイというチキンとした身なりで逮捕をされると後が弱いかもしれない。

服装はその人のゲシュタルトの一部だ。ゲシュタルトとはその人を構成する部分と全体のまとまりで、それを維持する機能のことだ。自我ともいう。簡単にいえば、服装も、その人の一部だという意味だ。


地検に逮捕をされて、拘置所に着くと、まず屈辱的な身体検査が行われる。この身体検査において、自身の一部である服装もはぎ取られる。そうするとゲシュタルトが停止する。ゲシュタルトは停止をすると、また新しく統合しようとする。新しい自我をつくろうとするのだ。すると内部表現が書き換わってしまう。


ここで注目したいのは、拘置所においての服装だ。原則は自由とのことだが、スーツでは何かと不都合だろう。それにネクタイは自殺防止の件から禁止のハズ。すると、必然的にジャージやスエットという、それまで気づいてきた権力とは無格好の出で立ちとなる。この格好を選ぶということは、暗に検察に逮捕された自分という自我を選ばされることになる。ゲシュタルトがそちらと統合するのだ。


本ブログにも関連するコーチングでも、クライアントの過去のゲシュタルトを一時的に停止させて、その隙を狙って、ゴール側の情報を書き込む。するとゲシュタルトはゴール側と統合するので、必然的に無意識はゴール達成に向かって進んで行く。コーチングでは、過去からなされる既存の自我から、新しい自我を選ぶことを目的とする。



余談だが、ブラック企業の新人研修もこれと同じ類のことが行われる。一週間くらい新入社員に不安と恐怖を与え続けて、ゲシュタルトは停止させる。つまり、今までの価値観を真っ白に漂白させるのだ。これをタビュラローサという。真っ白になったキャンバスに、新しい価値観を刷り込めば洗脳は上手くいく。


同じように、拘置所における服装で、それまでの秋元氏のゲシュタルトは停止する。そこで新しく逮捕された人としての情報が書き込まれれば、そちらに統合されてしまう。取り調べに際して、あなたは世間ではこういう風に言われているんですよと、ストーリーテリングをすれば書き込まれてしまう公算が高い。


検察にとっては、先にゴールまでのストーリーがあり、それに沿った役者が揃えられる(逮捕される)。そのために世論を誘導する。新聞報道にある関係者筋によると、というは検察関係者という意味で、すなわち検察からのリークという意味だ。


拘置されて、外界との接触、とくに年末年始は接見が禁止されるので、秋元氏の自我は大きく揺らぐ。情報の遮断だ。これが上手く、作用すると検察に都合の良い自白をする、いわゆる自動販売機となってしまう。詳細は省くが、専門的には、自動販売機としてのフレームを選ばされてしまったということだあ。


いくら秋元氏が自分は無実だと潔白を証明しようとしても、巧みに無意識を操られると弱い。中には、元外務省主任分析官の佐藤優氏のように、検察に逮捕されても徹底抗戦で戦った人もいる。ただ、彼の場合は敬虔なプロテスタントであり、一般的な日本人より高い抽象度で信念が構築されていた。服装が変わったくらいではビクともしない。事実、のちの証言にて、初公判には『ワザとみすぼらしい恰好をして、内外に自分の状況をPRしよう』と画策するくらいの心の持ちようがあったとのことだ。


秋元氏にこのレベルの信念があれば、今回の事案に対しても対処できるかもしれないが。
posted by 斎藤貴志 at 13:23| コーチング

2019年12月22日

いわゆる伊藤詩織さんの事件に関して

事件概要

2015年4月、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS社員の山口敬太之氏から性的暴行を受けたとされる事件。山口氏は当時、TBSのワシントン支局長の要職にあり、米国にて、伊藤さんと知り合ったと報道されている。


伊藤さんはジャーナリスト志望であり、山口氏が一時帰国したおり、就職相談という名目で、都内の焼き鳥屋、寿司屋にて会食したが、伊藤さんは酩酊状態に陥った。山口氏は、伊藤さんをタクシーにて自宅に送り返すはずが、伊藤さんがタクシー内で嘔吐したために、急遽自身の宿泊先であるシェトラン都ホテルに連れ帰ったとされる。伊藤さんは宿泊時に、性的暴行を受けたと刑事事件として告発した。



伊藤さんは刑事事件として告発、『準強姦罪』として捜査をするも、2017年に東京地裁は嫌疑不十分として不起訴処分を下した。伊藤さんは、その判断を不服として検察審査会に審査を申したてたが、不起訴相当と議決した。



その後、2019年の12月の民事裁判において、伊藤さんは、山口氏に対して損害賠償を求めた。結果は、伊藤さんの勝訴、東京地裁は18日、「酩酊(めいてい)状態で意識がない伊藤さんに合意がないまま性行為に及んだ」として、山口氏に対して330万円の損害賠償支払いを命じた。一方の山口氏は、判決を不服として争う姿勢をみせている。



また本件は日本国内のみならず、諸外国からも強い関心を持って注目を浴びた。
https://bbc.in/2EC6aRM 英国BBC
https://cnn.it/35KIkiC  米国CNN
https://bit.ly/2Q5Qv2u  カタール アルジャジーラ



伊藤さんが事件に関して出版した著書は外国でも翻訳され、Me Too運動のシンボルとなった。Me Tooとは『私もセクハラや性的暴行を受けた』と被害を告発していく運動のことである。



なお、事件当初、伊藤さんの告発を受けて、警察は捜査を開始。準強姦罪が適応されて、山口氏は出張先のベルリンから帰国の途、成田空港にて逮捕される段取りだったが、直前になって上層部からの介入により、逮捕は取りやめとなった。なお、山口氏は、安倍総理ともコネクションがあり、逮捕中止に関して、官邸からの指示、もしくは官邸に対する警察からの忖度があったものと噂されている。
https://bit.ly/2sdPe18 デイリー新潮





1-1

本件は、どちらか一方が、嘘をついていると疑われている。一般的な見解では、どちらか一方の主張が正しくて、もう一方は虚偽の主張をしていると解されるだろう。それゆえ、裁判でも『どちらの主張が正しいのか?』を争っている。


山口氏と伊藤さんを運んだタクシー運転手の供述や、ホテルのドアマンからの新証言も出始めている。



しかしながら、筆者は、両者とも、それぞれにとって、事実を語っていると推測する。
その理由は、人の世界は、人の数だけ存在するからだ。つまり、この記事を書いている筆者と、読者の一人一人は、別個の心の認知モデル(内部表現)を持っているからだ。





1-2
人の世界は、人の世界だけ存在するが、ではその世界は全く関連がないかと言えば、そうではない。確かに、個人の心の世界は違うが、たとえば、本件で問題となっている食事や性交渉では、その臨場感を共有(一緒に食事を取っている、セックスをしている)という臨場感は共有される。





1-3

この臨場感をつなぐ鍵となるのが変性意識(Altered State Consciousness:ASC)だ。変性意識とは文字通り、意識が変性した状態のことだ。意識が変性とは、目の前の物理的現実世界を認識するのではなく、それよりも抽象度の高い情報空間に臨場感を覚えている状態のことだ。



ということは、我々は普段から変性意識の状態にあることを意味する。なぜならば、我々は世界をありのままに認識しているのではなく、必ず言葉を介して、そして言葉により想起された概念に沿って世界を認識しているためだ。なので、我々が言葉を使う限り、変性意識から逃れることは不可能ということになる。また、より変性意識が深くなった状態をトランスと呼ぶ。たとえば、酒に酔ったり、瞑想したり、空想の世界に没頭したり、音楽を聴いて悦に入ったりしている状態はトランス状態だ。換言すれば、我々、人間は常に変性意識の空間に置かれており、それが深いか浅いのかの世界に生きているということを意味する。





1-4

以上を踏まえて、本件と変性意識との間に、どのようなつながりがあるのだろうか?
注目したいのは、伊藤さんが泥酔していたとされる状態だ。泥酔とはトランスの典型で、意識により理性や判断ではなく、無意識が優位になった状態だ。実は、人間はトランス状態に陥ると洗脳や催眠に掛かりやすく、他人の言うことを素直に信じやすい状態に陥る。




山口氏は同意のうえで、性交渉を持ったと主張している。
トランス状態であれば、催眠状態ゆえに、素直に言うことを従いやすくなる。また、当時の社会的な立ち位置を鑑みると山口氏はTBSのワシントン支局長であり、伊藤さんはフリーのジャーナリストという立場にあった。また、状況を鑑みると、就職の相談ということであり、山口氏の方が心理的に空間を支配する側に立つ。


一般的には、知られていないが、空間を支配すると、その空間を共有する人の無意識に影響を与えたり、時には無意識を書き換えたりすることが可能となる。無意識を書き換えるとは、最初、相手がAを選ぼうとする判断を、Bを選ぶという判断に変えてしまうことである。



空間を支配する者が、自分が望む状況を強烈にイメージする、言い換えれば、支配者がつくりたい臨場感を強めてしまえば、その情報が被支配者の無意識に刷り込まれて、そのイメージ通りの展開にしようと行動してしまう。


これは、古来より武道において、いわゆる気として用いられてきた。


これを応用すれば、タクシーで自宅に帰りたいとう伊藤さんの判断を、ホテルに向かうという判断に書き換えることも可能である。



1-5
もっとも山口氏は意図的ではなかっただろうが、偶然にでもこのような状況がつくられてしまえば、伊藤さんの無意識が反応して『うん』と同意、もしくは、そのように見受けられる行動を取ってしまう。いうならば催眠状態である。



催眠下において、ある働きかけをすることによって、伊藤さんの抵抗を受けずに、裸にしてしまうも可能だ。山口氏は、そのまま流れで、性交に及んだものと推測する。
このような観点に立てば、山口氏にしてみれば『同意はした。話が違う』ということになる。



1-6

一方で、伊藤さんの側からすれば、自身はトランスによる催眠下にあり、意識が変性した状態だ。また無意識が優位な状態にある。



繰り返しとなるが、相手(山口氏)の一存で自分がジャーナリストとしてTBSに就職できるのか否かの場面だ。空間の被支配差であり、伊藤さんは無意識で、山口氏に従いやすくなってしまう。



とはいえ、催眠はより深い変性意識を用いれば解ける。 性交渉はより深い変性意識をつくりだし、結果として、伊藤さんに掛けられた催眠は解けた。もしくは、性交渉を拒否したいという、深い無意識の部分が反応して、意識を回復させたものと考察する。
※この催眠状態では、無意識の深いところまでは書き換えられなかった。むろん、それが催眠であり、一方で、解けない催眠が洗脳だ



意識がないまま、伊藤さんとしては同意がないままにホテルに付け込まれて、行為の最中に意識が回復すれば、大きく驚くに違いない。同然、性的暴行を受けたと状況を解釈するだろう。




1-7
伊藤さんは、山口氏にレイプドラッグを盛られたと主張しているが、その真相は定かではない。ただ、アルコール度が高い順番から酒を飲ませて、トドメにビールを飲ませれば、大概の人は潰れる。これは筆者の経験からも間違いない。





1-8

以上のように、変性意識という鍵を用いれば、本件の謎が詳らかになる。



とはいえ、やはり女性を酒に酔わせて、いくら介抱という理由であれ、ホテルに連れ込んだ時点で、山口氏はその責めを免れることは難しい。
posted by 斎藤貴志 at 17:23| コーチング

2019年11月04日

いわゆる旭日旗問題

日韓関係で火種となっているのは旭日旗問題だ。

旭日旗とは日の出国として、太陽の威光を描いた旗である。


かつては海軍の軍艦旗や陸軍の連隊旗に使用されてきた。もっとも今でも事実上の海軍である海上自衛隊の自衛艦旗として公的に使用されている。


このように旭日旗といえば、軍のことばかりを連想しがちであるが、民間でも使用されてきた。



旭日旗.JPG

※2016年9月 境港に入港中の砕氷艦『しらせ』飛行甲板より筆者撮影




筆者の身近な経験を紐解いてみれば、漁船の大量旗に旭日は描かれていた。

余談になるが、今でも筆者の地元の盆明けの漁解禁日には漁船団が軍艦行進曲を奏でて港を後にするのが恒例の行事となっている。その漁船も船体が軍艦色に近く、外国の人が見たらさしずめ海上民兵だと勘違いするかもしれない……。



旭日旗に批判的な新聞社の社旗も、なぜか旭日旗である……。この辺はどんな意図があるのかよく理解できない。


大漁旗や某新聞社旗は、太陽から連想されるめでたさやハレを意識しているのかもしれない。


さらには、今ではあまり見ないけれど暴走族が使用していた。カッコよく見えたのかもしれない・・・。



旭日旗の意匠は,日章旗同様,太陽をかたどっている。 この意匠は,日本国内で長い間広く使用されている。 今日でも,旭日旗の意匠は,大漁旗や出産,節句の祝い など,日常生活の様々な場面で使われている。
外務省HPより引用




しかしながら、この旭日旗の仕様に対して隣国から、使用を差し控えるようにというクレームが来ているようだ。近年ということがポイントだ。



事の発端は、2011年1月25日、サッカーアジア杯準決勝の日韓戦で旭日旗が掲揚されていたのを目撃した韓国のサッカー選手が、日本陣営に対して『猿真似』をしたことが物議を醸しだした時から、大きく取り扱われるようになった。それ以前は、取り立てて問題視されることはなかった。



筆者の記憶にある限り、1998年の韓国における国際観艦式に際して、参加した海上自衛隊護衛艦が入港した際に、『旭日旗を掲げた日本の軍艦が約半世紀ぶりに韓国に入った』という見出しが雑誌に載っていたのを鮮明に覚えている。この時、旭日旗に対してのネガティブキャンペーンはなかった。というか、この当時の日本の空気は今と違って、メディアで自衛隊が目立つことはなかった。




筆者自身の経験でも、2006-2008年まで呉の港で働いていた。知っている人は、知っていると思うが日本の軍港である。もちろん周囲は旭日旗だらけだった。



とはいえ、呉は造船でも有名な街で、たとえば、大きな船をつくる際に、部品となるプロペラや扉カバーなどは、韓国から韓国籍の船で、韓国人船員によって旭日旗が掲げられた自衛艦の合間を縫って普通に輸送されてきていた。これがいつもの光景であった。



ところが、先に書いたように2011年頃より、風向きが変わってきた。この頃より、韓国サイドは旭日旗を戦犯旗として、ナチスのハーケンクロイツ(鍵十字)と同じようなシンボルだと喧伝しだした。この意図は大日本帝国の存在はナチスドイツと同じであったと見なすためにある。
※ナチスとはアーリア人優越主義という荒唐無稽な神話に基づいた、民族差別主義である。よく勘違いされるがこれはファシズムではない。この点についたは、また機会があれば解説する




韓国サイドの意図としては、日本はナチスドイツと同じ戦争犯罪国家であり、今もそれに変わりがないというストーリーを構築することだ。国際社会における、前後の日本が築いてきた平和国家というイメージ書き換えることにあると推測する。こうすることで、敗戦国日本に対して、戦勝国韓国としては永久的に有利な位置にいたいのだろう。


しかしながら、日本は韓国と戦争をしていない。当時の亡命韓国政府は連合国側から戦勝国としては認められていない。とはいえ、このあたりも後世に韓国は戦勝国であったと情報の書き換えの意図があるのだろう。



日本国家としては、この隣国からのクレームや意図に対して、今後、どのように対処していくのか、その力量が問われるところだ。


なお、筆者の予想する今後のシナリオとしては、次は万歳に対してクレームを言ってくるのではないかと推測する。
posted by 斎藤貴志 at 14:53| コーチング

2019年03月30日

希望はいらない。必要なのは〇〇

先日はコーチングと希望について考えてきたと書きました。

考えが行き着いた先は、『コーチングに希望はいらない』です。




『あれっ、前回と矛盾するではないか』と肩透かしを食らったかのように驚かれる方もいるかもしれません。

私も気が付いた時に同じような印象を受けました。





なぜ、希望はいらないのか?

その答えは希望の意味にあります。

一般的に希望とは今は良くないけど、将来は良くなるという願望にあります。




ポイントは今は良くないです。

感の良い方ならもうお分かり頂けると思いますが、無意識には時間の概念がありませんので、今は良くないと思えば未来永劫良くないです。



コーチングを運用していく上で大事なポイントは臨場感でしたよね。今は良くないと思えば、良くないという臨場感が高まって、ホメオスタシスもそこに追随します。

なので、どんなにアファメーションを頑張っても、ビジュアライゼーションをしても今が良くなければNGです。




逆に言えば、未来にゴールは達成しているのだから、既に私はゴールを達成していると確信する、またはゴールに向かっている自分を確信することが大事です。

そうなんです、大切なことは『もう既に達成しているという』の確信です。




とは言えここにも注意すべきポイントがあります。この確信はゴールを現状の外に設定するからこそ意味があります。現状の外というのは、普通にしていてはやってこない、何らかの構造的要因を変えなければやってこない未来です。

この構造的な障壁があるからこそ、ゴール側に向って行っている自分やゴールからみた今あるべき自分の姿というゴールのコンフォートゾーン(現状の内側とは異なるコンフォートゾーン)が生まれます。このゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めていくことがコーチングを運用するポイントです。



一方で、もし現状の内側、単なる過去の延長線上(ステップバイステップ)のゴールではでどうでしょう。そのゴールを設定してもコンフォートゾーン変わりません。なので、そのコンフォートゾーンの臨場感を強化しても、ホメオスタシスが現状を強化する方向に作用します。皮肉なことに無意識の力で、現状を維持してしまうのです。


もっとも意識の上では『何とかゴールを達成したいと』と力みます。しかし、いくら意識で無意識と勝負したところで負けることは明白です。『あれだけ頑張ったのに何も効果が無かった』といった結果になります。




話を希望に戻しますと、これは全くのスコトーマ(心理的盲点)でした。理論をあくまでも自分の体験談だけに当てはめていた悪例です。今まで何度も今が良くないと意味がない、そうでないと未来は変わらないと言ったり、書いたりしてきたのに、第三者から教えられるまで気が付きませんでした。本当にスコトーマは強固です。

私のように理論を長く学んできた身でも、こう言ったボタンの掛け違い的な初歩的なミスを犯してしまいます。そして、それに気が付かずに進んでしまいます。




では、コーチングでは希望の代わりに何が必要なのか?

それは先にも少し触れましたが確信です。確信が臨場感であり、そこにホメオスタシスがフィードバックします。


アファメーション、ビジュアライゼーションもゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めるためにあるのです。


2019年03月28日

全ては心(自我、ブリーフシステム)が創っている』 〜絶望に効くクスリA

先日は私が絶望していた理由を書きました。


絶望していた理由は社会からのレールから外れたと思い込んでしまっていたからです。もっとも社会のレールは有ると思えば有る、無いと思えば無い。またレールが自分に関係有ると思えば有る、関係無いと思えば無いが正解です。


これはどういうことかと言いますと、コーチングの理論的背景にある認知科学の知見によれば、自分でそう認識するから、そういった存在が生れます。

つまり、社会のレールがあるという認識(ブリーフシステム)が関数であり、その関数が、可能性宇宙の中から実際に社会のレールがあるという宇宙(存在)を(写像として)生み出します。もっとも仏教では既に『全ては心が創る』と言っていました。


しかし、コーチングを実践(パーソナルコーチングを受ける、それ以外は自分でセルフコーチングを実施する)した結果、ブリーフシステムは変わりました。



ブリーフシステムが変わるとは関数が生まれて、存在が生み出されるということです。自我が変わるともいいます。自我は他人や環境との縁起(関係性)によって形成されていますので、自我が変わるとは縁起(関係性)が変わることであり、それが生み出す存在(現実)も変わってしまうということです。


自我が変わる前は、『お金を増やすにはいい会社に入って、そこに長く務めて給料を貯める。かつ昇給をしてさらに受け取るお金を増やす。いわゆる年功序列に従って人生安泰が正解』でした。その結果、新卒で国家公務員になりましたし、その後も国家資格を取って、その資格を活かして大企業の子会社に就職したりました。


でも、ヒョンなことからそのルートから外れてしまいました。自我が崩壊して鬱のような状態になりました。これが絶望です。その絶望をなんとかすべくコーチ養成講座に赴きました。その初回に書き留めた私のゴールを見返すと、そのルートに復活すべく地元の某企業に就くことになっていました。


その後、コーチ養成講座の過程が進む中でゴールがもっと大きなものに変わっていました。最後の方には、自分のイメージとして、既にコーチとして現在進行形で活動している自分の臨場感が高まったので、気が付いたら本当にコーチになっていました。臨場感が高まると現実化します。



実は、コーチとして活動していた駆け出しの頃、私が先に書いた企業から内々で就職のオファーを受けました。しかし、私はその時はそのオファーを断って、コーチとして活動することを選んでいました。

これは自我が変わった動かぬ証拠であり、ブリーフシステムが書き換わったということです。一言で言えば、コーチングが効いたということです。




また、お金に対する認識も変わりました。もっとも人生安泰の陰には暗にお金の問題があるので当然です。今までは人の会社で雇ってもらって、そこから労働の対価として金銭を得ることしか頭にありませんでした。そのための必須条件が社会のレールでした。


しかし、『自分でお金を稼げばいい』に自我が変わりました。自我とは重要性評価関数であり、それは自分にとって重要なもので並び替えられた関数のことです。つまり、『社会レールに乗って雇われて、その対価を得ること』よりも、『自分で稼いだ方が早い』が重要になったという意味です。

この『自分でお金を稼げばいい』関数が走ったために、現実世界でも本当にお金を稼げるようになりました。





では、お金を稼ぐにはどうしたらいいでしょか?


その答えはお金を上手に使うことです。人は自分より上手にお金を使える人に、お金を渡します。



コーチの例で考えてみましょう。コーチの場合は、コーチング初心者が自分でコーチングの本を一万円札分買って勉強するより、同じ一万円分でもコーチの方が、その人により圧倒的な知識と技術を提供できるからお金が集まってきます。言い換えれば、そのコーチの方が独学よりも、高い付加価値を提供できる、人の役に立っているからです。


お金を上手に使うという関数が走るから、現実的に実際にお金が集まってくるというカラクリです。


これをストレートに言うと、活躍しているコーチは人の役に立つために、お金を上手に使う方法を一生懸命考えた。この思考が関数です。その関数が走ったゆえに、現実に人の役に立てて、回りまわってお金が入って来たという現実が生まれます。




余談として、先日引退されたイチロー選手のケースを当てはめてみましょう。彼の場合はヒットを打った(そのために試行錯誤した)。ヒットを打つ関数が走ったために、打席が多く巡ってきました(ヒットが撃てなければ競争の厳しいメジャーリーグでそもそも打席は巡ってきません)。



また引退の記者会見で『誰よりも野球を愛した』言っていました。この野球を愛するが関数です。その結果、彼もまた野球選手並びに関係者、そしてファン、さらには野球への愛が大きかったために野球とは関係のない人々からも愛されたのです。


以上、複雑かつ長くなりましたが、一言でまとめると『全ては心(自我、ブリーフシステム)が創っている』ということです。


続きは続編で

2019年03月26日

コーチングで希望を取り戻す方法 〜絶望に効くクスリ

人生に希望を持てないという人が多いようです。

とは言え、それでも人間は希望を持ちたいと思うもの。

希望とは将来に対する期待を意味します。


希望を持つためにまず考えるのが@お金を貯めることAそのためには安定した仕事に就くことBその仕事を続けていくために健康を維持することかも知れません。


日本では労働力不足で選ばなければ仕事そのものはあるようです。とは言っても、今後はどうなるのか分かりません。

労働力不足を補うために政府は外国人労働者を受け入れる施策を考えています。テクノロジーが進化すれば人工知能という選択肢もあり得ます。雇う側からしたら、同じ仕事の質や労働量が同じならば人件費が安い方にお願いするのが道理です。


かつてイギリスの運河に台船を浮かべて陸からロープで引っ張って荷物を運搬していたとされます。この時ロープを引っ張っていたのは労働者階級のご婦人方です。怪我や運河に落ちて死んでしまうことも多かったようです。

安全のためには、ご婦人方の代わりに馬や牛に引っ張らせた方が良いような気がします。でもなぜご婦人方が荷を引かされたのか?その答えはそっちの方が経費が安く済んだからです。




選ばなければありつけるという仕事は質を問わない単純労働がメインです。この場合、やることに高度な知識や技術、コミュニケーションを要しません。身体が動いて簡単な意思疎通が図れればいいです。別に日本語も不十分でも構いません。

作業に関する簡単なマニュアルがあって、それに基づいて仕事をしてくれればいい。むしろクリエイティブ性を発揮してもらっても困ります。仕様と違う製品ができたら困るからです。

そうなってくると重ね重ね日本人を雇う必要はありまえん。安い給料(年収100万円台)でも文句を言わずに働いてくれる外国人労働者の方が何かとありがたい。その根底はイギリスの運河で台船を引かされたご婦人方と同じです。



ただ経営者の中には、『単純作業でも日本人労働者の方が勤勉で安心だ』と考える人がいるかも知れませんが昨今のバイトテロを鑑みるにその日本人ブランドも揺らいでいることでしょう。



もっとも普通の経営者であれば同じ仕事量をこなすのであれば必要経費が掛からない方を選ぶでしょう。もしそうでなければ株主から叩かれます。


加えて昨今のデフレマインドに慣れた大多数の顧客も、必要経費を安くして一円でも製品を安くしてくれた方がありがたいと思うことでしょう。事実、働く人の賃金は約20以上、あまり上昇していないというデータもあります。https://toyokeizai.net/articles/-/267883



一方で、同じ雇われて働く人でもクリエイティブ性や高度な知識を求められる職種では高い給料をもらえるようです。例えば、ITエンジニアでは年収一千万円がザラのようです。そういった記事が新聞を賑わしています。


最近特に働く人の間に格差が生じています。私が大学生の頃に『希望格差社会』という言葉がキーワードになりました。簡単に言うと正規社員としてスキルアップやそれなりの給料を与えられる人は自らの選択で将来に希望が持てる。

一方で、そこから落ちた人はまるで運命に翻弄されるかのように、その多くは不本意ながら好きではない仕事をさせられて絶望の淵に立たされる。やがてその絶望が社会を引き裂くという論です。そのキーワードの社会が現実に到来しています。そして実際に後者の人は人生に絶望を抱いているように思います。



私はこの絶望を抱いた人がどうやって希望を取り戻せるのか、それを一環としたテーマに考えてきました。なぜならば私自身がかつては先が見えない絶望に苦しんだ経験があるからです。



その原因は日本社会には、とくに男性には見えないレールがあり、そのレールに乗ってさえすれば安定した生活が営めるが、一方でそこから外れてしまったらアウトという論理です。かつては私もその原理を頑なに信じていました。信じていたからこそ、それが私にとっての真実でもありました。


どのくらい真実かというと、せっかく大学まで出たのにレールに乗れていない事態=犯罪に近い、とくに田舎で長男でもあるのでまさに戦犯の類です。自己イメージがそうでしたから自己評価も極端に低かったですし、そのせいで神経症という病にも苦しみました。

もっとも今考えれば全くもって誰も得をしない、まるで宗教で異端認定された人みたいな思考パターンですが、あの時はマジでした。ちなみに、思考パターンのことをブリーフシステムと呼びます。今自分で書きながら洗脳って凄いなと思いました。



さて、私はこのブログでも謳っているようにコーチングに従事しています。そのコーチングを学ぼうと思った理由は、上の苦しみから抜けたい、楽になりたいと思ったことが理由です。

さらに言うと、私は苫米地式コーチングというのを習ったのですが、その苫米地式コーチングを創った苫米地さんは脱洗脳家なので、もしかしたらその脱洗脳の方法で楽になれるのではという淡い期待を抱いていました。


そのことから鑑みて絶望を引っくり返す方法は、結論から言えばゴール設定、これにつきます。他にも抽象度という言葉もキーワードになります。もちろんお馴染みのエフィカシーという言葉も同じくです。

抽象度とは専門的な説明は抜きにして、簡単にいうと次元の高さのことです。なので、抽象度の高い思考とは次元の高い思考だと思ってください。

エフィカシーとは、ゴール達成における自己能力の自己評価のことです。


私はコーチとして活動して4年経って分かったことがあります。脳は器質的な損傷がない限り、キチンとした手順を踏めばコーチングに答えてくれるということです。別に年収がどうこうとか、出身地がどうこうといった区別はしません。もっともコーチングが効きやすい脳というのはあります。それが抽象度です。ただし、その抽象度だってキチンとトレーニングをすれば結構すぐに上がります。


なお、その抽象度を高めるためには好きなことに取り組むことが大切です。好きなことに取り組んでいる時は身体もリラックスしています。このリラックスというところがポイントで、この状態では思考も冴えますし、ヤル気に満ちてきます。

安心して未来への希望に繋がります。いわゆるノリノリの状態です。この状態は高パフォーマンスを発揮できる状態なので、当然仕事の評価も上がり、給料の上昇に結びつくケースもあります。



反対に、緊張をしている時は自分が好きではないことをしている時です。言い換えれば、嫌な気分な状態で精神的に不安や恐怖にも苛まされています。この状態がベースになっていれば未来に希望をもつどころではありませんよね。先の例であれば、安い賃金でこき使われて、こんな状態がいつまで続くのだという不安や、将来のことを考えた時の恐怖です。


絶望は抽象度が下がっている時に感じやすいものです。抽象度が低い=目の前に写っている世界しか認識できないからです。一方で希望は抽象度の高い時に覚えやすい認識パターンです。それは高い視点から未来の可能性を見渡せるからです。


長くなりそうなので、続きは次回に改めます。

2019年03月16日

謎の中国人と影の軍隊

先日ある組織についての本を読んだ。

その組織とは陸上自衛隊 運用支援・情報部別班、通称『別班』と呼称されるらしい。

らしいと書いた理由は、表向きは日本にはそんな組織はないことになっているからだ。いわゆる陰の軍隊だ。




その別班とやらは何をする組織なのかというとスパイ活動をする組織だ。

例えば、陸上自衛隊においては駐在防衛官として外交官身分で対象国大使館に赴任して、情報を収取するオモテのルートがある。一方で、主に非合法で対象に潜入又は対象国の人員をコントロールして情報を収集するウラがある。

別班はウラに該当するらしい。



そう言えば何年か前、6年くらい前に新聞の一面で別班に関するスクープが報じられた。









では、なぜ別班について書くのか?

この本を読んである中国人との交流を思い出したからだ。

2002年夏、筆者は米国カリフォルニア州モントレーへ語学研修で赴いた。モントレー国際大学大学院の英語プログラムに短期留学した。モントレー国際大学は語学研修で、英語の特訓を受けていた。





余談だが、近くには米国防総省語学学校もあった。なので、いつも通学のバスで同じになる海軍の兵隊さんと顔なじみになってしまった。

もっとも後で知ったことだが、この時期の米国防総省語学学校は、前年に起きたアメリカ米国同時多発テロの余波や、翌年に控えたイラク戦争との絡みでアラビア語の通訳兵の養成を急ピッチで進めていたらしい。

あの兵隊さんは今ちゃんと生きているのだろうか・・・。






話を民間の語学学校に戻すと、同じ大学から一緒に参加したある中国人から別班について聞いたことを思い出した。

その方を仮にWさんと呼ぶことにしよう。




Wさんは日本語が達者で一見すると日本人のようだった。なので、われわれ日本人と同じグループでの学習となり、次第に仲良くなった。

大学においてはそれまでほとんど面識がなかったが、米国で同じ臨場感を共有することで仲良くなった。

後日サンフランシスコの中国人街で迷子になった時に、中国語で道を聞いていた姿を目撃して『ああWさんは国人だったんだなぁ』と思ったものだ。




そんな彼と国際関係の話をしている時に『斎藤さん、私は昔、日本のスパイだった人に会ったことがあるんですよ。その人は自衛隊の人で、長年ロンドンにいて、ヘリコプターも操縦できるそうです』と言っていた。

その時の筆者の回答は『Wさん、馬鹿なことを言っちゃいけないよ。敗戦国の日本にそんな組織があるわけないでしょう』と全く信じていなかった。


やがて日中友好を深めるこちらの言葉ではピンク、あちらではイエローについての話に場の臨場感は切り替わり、その話題は立ち消えになった。






それから幾星霜、先にあげた別班の記事を読んでWさんが言っていた日本のスパイ組織の人のことを思い出した。




記憶というのは普段、重要なこと以外は意識に上がってこない。それはすべてのことを思い出したらキャパシティーオーバーで何かと不都合が生じるからだ。

がしかし、その瞬間、その瞬間において重要なことは意識に上がってくるようになっている。

裏を返せば、体験した出来事は、それ自体は脳内にバラバラに素材として格納されている。あるきっかけを発端に、その素材が統合されて一つの記憶として思い出される仕組みだ。






ただ、バラバラになった素材を思い出して統合するので、もしかしたらAという出来事に対して、BやCといった出来事の素材が紛れることもある。

つまり、記憶は間違っている可能性もあるということだ。

事実、Wさんがその日本のスパイに中国で会ったのか、ロンドンで会ったのか、それは分からない。




もっとも中国で、そのような経歴の日本人がいれば必ず当局にマークされるし、何よりも正体を暴露するには危険すぎる。

そう考えるとWさんがロンドンで会ったと考える方が自然だろう。その話自体が作り話の可能性すらある。しかし、もしかしたら、Wさんが会った人は本当にないことになっている別班の人だったのかもしれない。


いずれにせよ真相は闇の中だ。



その前にWさん『あんたいったい何者だったんだ(笑)』
posted by 斎藤貴志 at 21:57| コーチング

2019年01月03日

韓国海軍レーダー照射事件とブリーフシステム

日本と韓国の間でレーダー照射問題が生じている。


事実関係
12月20日 - 午後3時頃、能登半島沖において海上自衛隊第4航空群所属P-1哨戒機(厚木)が韓国海軍の駆逐艦から数分間、複数回に渡りレーダーを照射された。現場は日本の排他的経済水域内で、竹島からは離れている。防衛省は照射を受けた後、韓国側に無線で意図を問い合わせたが応答はなかった。
Wikipediaより




本件に関して、日本側は韓国海軍から海上自衛隊P1哨戒機に対して火器管制レーダーにおよる照射があった。一方で、韓国側はそんな事実はないと反論している。

火器管制レーダーは敵艦、もしくは敵機をロックオンするために使う、極めて攻撃型のレーダーだ。したがって、これを照射することは敵対行動と見なされる。なので火器管制レーダーの照射は厳に戒められる。



日本の防衛相は昨年12月28日、証拠映像を公開したが、韓国サイドはこれは証拠にならないと否定している。1月3日現在でも膠着状態にある。




コメント1-1
なぜ日韓で主張が食い違うのか。これはブリーフシステムの問題からみてとれる。ブリーフシステムとは、日本語で信念体系と訳し、人の『ものの見方や考え方』のことを指す。

人間はブリーフシステムに沿うことだけを真実として受け止める。ブリーフシステムの外側については認識できない。または頑なに受け入れない。


ブルーフシステムは言葉、映像、情動の三要素からなる。とくに幼少期における権威の言葉をブリーフシステムに取り込んでしまう傾向が高い。




コメント1-2
韓国では反日教育を実施している。それゆえ日本を非難する教えを言葉で伝える。さらには反日映画という映像を見る機会もあるだろう。これに日本に対する嫌悪の情動を埋め込めば、半日教育を受けた人のブリーフシステムは反日になる。

この反日教育を受けた人が韓国の政策決定者になればどうなるのか答えは明白だ。

日本の国益、つまり日本が有利になるような状況はブリーフシステムから外れるので、日本側からしてみれば、あり得ない反応を示す。

言い換えれば、どんなに客観的な証拠を突きつけられても受け入れることはないというかできない。何もこれは韓国人だけではなく、日本人を含めたすべての人間に当てはまる。


例えば、日本側はP1哨戒機から撮影した映像を公開したが、韓国サイドは単に自衛隊哨戒機の乗組員が会話をしているだけで、そんなものは証拠にならないと反論している。

自分達のブリーフに沿わないので、当然そのような反応になる。





コメント1-3
証拠を提出した日本の防衛省の狙いは第三国による判断だ。日本と韓国の間では事件は感情に基づく水掛け論に終始すると判断したのだろう。日本側の正当性を国際世論に訴えるのが合理的な方法だと考えたと推測する。





追記
筆者は何回かP1哨戒機が飛んでいるのを見たことがある。とても静かな飛行機で驚いた記憶がある。率直に日本凄いと思った。
posted by 斎藤貴志 at 20:40| コーチング
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