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2020年01月03日

(秋元司氏逮捕にみる)検察による内部表現の書き換え法

(事件概要)

自民党の秋元司議員がIR(統合型リゾート)への参入を画策していた、中国系企業から賄賂を受け取ったとして東京地検に逮捕された。
カジノを含む統合型リゾート(IR)への参入を目指していた中国企業『500ドットコム』側から賄賂を受領したとして、東京地検特捜部は25日、IR担当の内閣府副大臣などを務めた衆議院議員(東京15区)の秋元司容疑者(48)を収賄容疑で逮捕した。同社側は、当時政府内で検討中だったIR実施法案の情報などを求めて疑いがある。
 弁護人によると、秋元議員は『一切身に覚えがない』と容疑を否認している。同議員は25日付で自民党を離党した。
 特捜部は25日、500ドットコム日本法人の鄭希(ジェン・シー)容疑者(37)、ともに同社顧問の紺野正彦容疑者(48)、仲里勝憲容疑者(47)を贈賄容疑で逮捕した。
 また、事件の関係先として、千葉県印西市にある自民党の白須賀貴樹衆議院議員の地元事務所、宮城県石巻市ある同党の勝沼栄明元衆議院議員の事務所を家宅捜索した。2人は17年12月、秋元議員と共に中国・深圳の500ドットコム本社を訪問していた。
 秋元議員の逮捕容疑は、国土交通省副大臣とIR担当の内閣府副大臣を兼務していた17年9月、500ドットコム側から現金300万円を受け取り、さらに18日2月には北海道への家族旅行の代金約70万円分を負担させた疑い。
 当時、政府内ではIR の制度設計を定めるIRの制度設計を定めるIR実施法案の検討が進んでおり、18年の通常国会に提出される見込みとなった。

2019年12月26日付 日本経済新聞朝刊 


1-1
秋元衆議院議員への逮捕からは検察の固い意志を読み取れる。年末に 逮捕されるのは異例のことだ。検察が逮捕する場合は23日勾留される。

検察も役所ゆえに12月28日が御用納めだ。ここから逆算すると、通常は12月の4日までに逮捕、もしくは翌年に繰り越す。それゆえ、この期間に逮捕することは異例中の異例だ。


国会議員に絡む逮捕は元民主党の石川知弘氏以来10年ぶり、また贈収賄に関しては元自由民主党の鈴木宗男氏以来の16年ぶり。それゆえに検察にとって今回の逮捕劇はかなり気合が入っているものと察する。



1-2
秋元司氏の逮捕時の服装はどうだっただろうか?

スーツにネクタイというチキンとした身なりで逮捕をされると後が弱いかもしれない。

服装はその人のゲシュタルトの一部だ。ゲシュタルトとはその人を構成する部分と全体のまとまりで、それを維持する機能のことだ。自我ともいう。簡単にいえば、服装も、その人の一部だという意味だ。


地検に逮捕をされて、拘置所に着くと、まず屈辱的な身体検査が行われる。この身体検査において、自身の一部である服装もはぎ取られる。そうするとゲシュタルトが停止する。ゲシュタルトは停止をすると、また新しく統合しようとする。新しい自我をつくろうとするのだ。すると内部表現が書き換わってしまう。


ここで注目したいのは、拘置所においての服装だ。原則は自由とのことだが、スーツでは何かと不都合だろう。それにネクタイは自殺防止の件から禁止のハズ。すると、必然的にジャージやスエットという、それまで気づいてきた権力とは無格好の出で立ちとなる。この格好を選ぶということは、暗に検察に逮捕された自分という自我を選ばされることになる。ゲシュタルトがそちらと統合するのだ。


本ブログにも関連するコーチングでも、クライアントの過去のゲシュタルトを一時的に停止させて、その隙を狙って、ゴール側の情報を書き込む。するとゲシュタルトはゴール側と統合するので、必然的に無意識はゴール達成に向かって進んで行く。コーチングでは、過去からなされる既存の自我から、新しい自我を選ぶことを目的とする。



余談だが、ブラック企業の新人研修もこれと同じ類のことが行われる。一週間くらい新入社員に不安と恐怖を与え続けて、ゲシュタルトは停止させる。つまり、今までの価値観を真っ白に漂白させるのだ。これをタビュラローサという。真っ白になったキャンバスに、新しい価値観を刷り込めば洗脳は上手くいく。


同じように、拘置所における服装で、それまでの秋元氏のゲシュタルトは停止する。そこで新しく逮捕された人としての情報が書き込まれれば、そちらに統合されてしまう。取り調べに際して、あなたは世間ではこういう風に言われているんですよと、ストーリーテリングをすれば書き込まれてしまう公算が高い。


検察にとっては、先にゴールまでのストーリーがあり、それに沿った役者が揃えられる(逮捕される)。そのために世論を誘導する。新聞報道にある関係者筋によると、というは検察関係者という意味で、すなわち検察からのリークという意味だ。


拘置されて、外界との接触、とくに年末年始は接見が禁止されるので、秋元氏の自我は大きく揺らぐ。情報の遮断だ。これが上手く、作用すると検察に都合の良い自白をする、いわゆる自動販売機となってしまう。詳細は省くが、専門的には、自動販売機としてのフレームを選ばされてしまったということだあ。


いくら秋元氏が自分は無実だと潔白を証明しようとしても、巧みに無意識を操られると弱い。中には、元外務省主任分析官の佐藤優氏のように、検察に逮捕されても徹底抗戦で戦った人もいる。ただ、彼の場合は敬虔なプロテスタントであり、一般的な日本人より高い抽象度で信念が構築されていた。服装が変わったくらいではビクともしない。事実、のちの証言にて、初公判には『ワザとみすぼらしい恰好をして、内外に自分の状況をPRしよう』と画策するくらいの心の持ちようがあったとのことだ。


秋元氏にこのレベルの信念があれば、今回の事案に対しても対処できるかもしれないが。
posted by 斎藤貴志 at 13:23| コーチング
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