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2016年07月07日

新しい職場A

こんにちはマッサンです。

前回からの続きで金融系の会社に就職した私が1ヶ月で辞めた理由・・・仕事も順調に覚え、入社して半月が過ぎたころ、仕事に慣れるどころか心身ともにしんどくなってきました。

営業部としては上層部の人が持ってきたリストを基に各自に振り分けられた数をひたすらテレアポして新規開拓・・・

労働時間8時間すべてを費やし、1日400件近く電話をかけ続けていました。そのため腕は痛くなってくるし耳鳴りもひどかったので肉体的にしんどい部分はありました。

私はこれまで不動産で外回りの飛び込み営業をして相手と対面で仕事をしてきましたが、顔もわからない人と声だけでやりとりすることになかなか慣れませんでした。

もちろん入社前に営業スタイルは聞いていましたし、イメージもわかせていましたがここまで自分に合わないとは思いませんでした。

加えて精神的にきつかったのは電話をかけてお断りされることで、それくらい慣れたことだと思うのですが、個人相手で特に投資ということでお金が絡んでいることは想像を超える拒否反応を相手は示すのです。

特に先ほど記述したリストというのも合法的に入手できるものではあるのですが、相手にしてみればなんで知らない会社から電話くるんだと必ず気味悪がられました。

時には「詐欺だろ!会社の住所教えろ!お前を刺しに行ってやる!とかなり身の危険を感じる返事もありました。おそらく過去に投資で失敗したか相当な拒否反応を示す人でした。

それはそうですよねどんな理由があっても逆の立場だったら気味悪いです(汗)。

もちろんこの会社自体財務局や金融庁などへ営業許可を取っていて、警察の犯罪防止会にも時々講習に行っているのでコンプライアンス的に問題ないのですが、ご時世はちょうど「オレオレ詐欺」という手法と言葉がはやりだした時であり、野村證券などのような大手金融機関みたいに受付窓口があるわけではないので認知度も低いのがかなり影響しておりました。

研修時にも学びましたがお金を扱うことに関してはまずブランド名などのような信用力が大事と習いました。ただ、そのような信用力があるわけではないのであとは営業マンの力量次第となるわけです。

私も月末になるころには200万円くらいになる見込み客を掴んでいましたが、とても続けられる状態ではなかったので上司に引き継ぎ、営業スタイルが自分には合わなかったことを理由に退職を申し出ました。

関連会社に就職をあっせんしようかとの申し出もあり、最後の最後まで手厚くしてくれる会社でしたがとてもすぐ働ける状態ではなかったのでお断りしました。

これは私の情報収集不足と見込みの甘さが招いた結果なのでキャリア的にも精神的にも大きな傷跡を残す結果となりました。

逆に今回の教訓で私ができる働き方とそうでない働き方がはっきりしました。また個人情報を扱う営業なのであればどのような経路でリストを入手しているのかを尋ねるようになりました。

もし転職するなら当然ながら過去の自分の働き方と照らし合わせて無理がないかよくよく考えることをお勧めします。

新しい職場も2話で終わってしまいましたが、物語はまだまだ続きますので次回をお楽しみに・・・
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