昨日働く上でのモチベーションというか心が完全に折られるできごとがありました。
何か大変なことがあったわけではないのですが、私のいる施設の中庭(?)には人口の池があり、鯉が何匹かいます。
昨日のお昼過ぎ、作業服を着た男性が集まってきて、それに釣られて利用者様も中庭に出てしまったので見守りで私もついていきました。すると池に新しい鯉が何匹も放たれていました。
噂では1匹5万円くらいするらしく、しばらくすると施設のトップである理事長が来て「素晴らしい鯉でしょう?新潟から取り寄せたんだ」と自慢げに話していました。15匹くらいは追加したそうです!!
確かに新潟は鯉の養殖で有名な所ですし、見た目立派なのですが私が思ったのはそういうことではなく、
2匹もいれば私の8万円の月収すら軽く超えるじゃん(汗)
まぁ鯉の値段と自分の月収を比較すること自体間違いだとはわかっているのですがすごく空しくなりました。
鯉1匹5万円、2匹10万円、3匹15万円、総額(白目)・・・と心の中で「羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹・・・」の寝付けない時に数える歌のようにつぶやいていたら、相談員の人に、「フロアに職員いないんだから戻って来い」と言われてやっと正気に戻りました。
無資格者は時給800円台の私にいる施設。そのお金をもう少し人件費に回していただけないだろうかと心の中で思いました。新規の職員もなかなか集まらず現場は常に人手不足なのですから・・・
他にも詳しくは話せないですが、この時期ならではの健康診断についての規則とかがケチで来年の契約更新をする気が完全に失せました。
介護業界はこんなところばっかなのか?・・・さて本編・・・
公共施設で働くこと4ヶ月が過ぎ、夏の到来を感じさせる暑さがやってきたころ、夏の展示会の開催に併せてオープニングイベントをしようということになりました。そこで会議で決まったのが隣接する公園内でコンサートを開催しようというもの。
公園は管轄が別なので色々調整が必要でしたが提案書を出して了承をもらって、あとは出演者を集めるだけになりました。
もともと展示を公開するのがメインの施設なのに外部に積極的に出ていくのは広告宣伝効果も狙っていたのですが公務員の方たちが運営していた時とは違うということをアピールしたかったのもあります。
出演者は現場長の意向を反映して私が音楽系を中心に市内の生涯学習団体などから呼びかけました。シンガソングライターやキッズダンスの団体など集まってくれてそれぞれ代表者とどんなパフォーマンスをするのか、当日の段取りなどを打ち合わせ迎えた当日・・・
なんと開園間近で雨が降ってしまいました。公園内で完全屋外を想定していたのでどうしようかと考えていた時に、現場長が機転を利かせ、施設内でしかもエントランスホールでコンサートをすることを決定しました。
展示室内は既に物がいっぱいでステージを作るスペースは無く、雨天中止とはしていたのですがせっかく来てもらった出演者、夏の展示会初日で来てくれた来館者に何もなしというのはまずいと判断したのでしょう。
速攻、出演者に音響機器をセットしてもらっている間に私たちでステージを作り照明をあて、司会進行は現場長がそういうのは好きなので任せ、なんとか開催しました。音の反響など多少難はあったものの大方成功に終わりました。
実はこのコンサート現場長は気に入ったようで私が辞めるまでの間で3回、施設内のどこでやるのがベストか考えながら開催しました。そのたびに出演者集めや交渉は私が担当しメインの仕事になりました。
普段とんでもなく厳しい現場長でしたが機転の利く柔軟さと仕事のやり方は流石でしたし勉強になりました。
そして8月に入るちょっと前、施設近くの小学校に例の着ぐるみを着て出張に出かけました。目的は子供たちに夏休み中に施設に足を運んでもらいたいというもので、他の公共施設の人も来てブースを分けてPRをしていました。
まぁ今の小学生たちは怖いもの知らずですね(汗)
着ぐるみの頭とれて泣いてしまった4歳くらいの女の子がかわいく思えるほどで、四方八方から抱き着いてきておしくらまんじゅう状態。中にはジャンプして頭を脱がせようとしてくる子供もいれば、着ぐるみの隙間からもぐりこんでくる奴もいる上に、ケツをひたすらタイキックしてくる子供もいました。
ちなみに着ぐるみの下の私の恰好は、トンネルずのもじもじ君で着るような全身ピチピチタイツなので薄く、痛みがかなり伝わってきます。だから他の職員が着たがらないというのもありましたが・・・
私は何をしでかすかわからないという意味で子供が大っ嫌いです・・・
ちなみに布団から作った重い着ぐるみを着て子供たちにもみくちゃにされながら午前2時間・午後2時間の計4時間ほぼぶっ続けで相手しており夏場で着ぐるみがサウナのように蒸れていて、終わった後、控室で椅子に座って明日のジョーのように燃え尽きていました(笑)
次回からは徐々に秋口の話をしていきますのでお楽しみに・・・
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