2017年10月27日
とあるブログで
少し前に、
実母との確執をずっと抱え続けている方のブログを見つけて読んでいた。
途中から、ちょっと炎上?という感じで、
ブログ主の記事は途中で終わっているが。
その、実母さんとの確執っぷりが、私と共通する部分が多く、
うちのことかい!と言いたくなるほどのリンクっぷり。
ただ、、、違う点は、その実母さんとブログ主さんは別居していること。
ブログ主さんも家庭を持ち、子供も持ち、
「自分の家庭」で心から納得のいける場所を自力で手に入れた。
が、私と同じく一人っ子。
ところどころで実母さんとのつながりがある。
近所にはいるので、
ブログ主さんは、「全くかかわらない」ことに罪悪感を覚えては、
ときどき「形」として、孫に合わせたり、訪問したり、
その都度、衝突しては、もう行きたくないと思い、
でも、時間がたてば、義務なのか罪悪感なのか、
自分は実母との関係に振り回されたくない、という思いで、孫と合わせたり、、
そんな葛藤の繰り返し。
たぶん、この人と同じ状況だったら、私もそうだろう。
ところが、コメント欄では、批判がおおかった。
「後悔しますよ。もっと母親と向き合ったらどうですか。」
「実母に冷たいですね」
など。。
そうなのか。。。大抵の人たちはそう思うの?
私はそう思わない。
ブログ主さんはそうせざる得ない、、、
それほどの何十年を積み重ねながらも、
なんとか自力でこの人は生きているんだと思う。
たぶん、それは私ですらも把握できない、さまざまな背景。
一見、世間的には「え、それひどい」と感じる言葉かもしれないが、
それが、そのブログ主さんの言葉を紡ぎだしているのだろう。
たまに紛れて、ブログ主に共感を得るメッセージがわずか。
ああ、私もタイミングさえ合えば、そのようなメッセージを送りたいかも。。と思える内容。
ただ、もうずいぶん前の記事なので、、ね。
分かる人にしかわからない、、、、毒親なんだよね。
毒親、ということで、自分が被害者ぶっているんじゃないかとか、
育ててもらって、何言ってるの??とか、
そういう言葉があるけれど、、、
そうじゃ済まない部分が自分の中にはあり、
それを感じては、私は一人よがりの被害者意識が強いだけなのか、と自分を責めるけど、、、。
そんな私と同じような葛藤を持つ人をみると、
「そうじゃないよ、本当にそれだけのものを背負ったのだから、そう思うのは仕方ないよ」
という言葉をかけたくなるので、
自分もそうなのかな。
さて、そのブログでは途中から状況が急変する。
実母さんが検査でがんが見つかり、余命宣告を受ける。
抗がん剤治療を選択し、
ブログ主さんは同居を検討しだす、、、、が
住み慣れた家のほうがいいだろうなどの諸々のやむを得ない事情で、別居のままでほぼ毎日通いながらフォローをすることを選択。
最初のうちは、通院しながら日常生活を進めていた実母さんだが、
抗がん剤治療が思わしくなく、病状悪化。
諸々ありながら、早いうちにホスピス入院へ。
ブログ主さんは、そうなった状況で自分を責める。
自分が悪かったのでは。
そして、毎日お見舞いに行くのだが、
実母さんは脳への転移などで、
かなり感情が不安定な状態になり、ブログ主さんへの態度がかなり露骨になる。
「お前がわるいんだ」
「お前がいなければ、こんなことにならなかったんだ」
「お前が私の一生を狂わせた・・・」
などなど。。。
ブログ主さんは「きっと実母からよく思われていない」とは思っていたが、
それ以上の言葉を浴びせられる。
読んでいて、私は胸が苦しいほどに締め付けられ、涙が止まらなかった。
まるで実母が私に言っているようで。。。。
実母もそのくらい思っていても不思議ではないので。(その辺りの出来事はブログに書いたような書こうとしてやめたような、うろ覚え)
お見舞いに行けば、そんな不安定な状態になる実母を見て、
ブログ主さんは「必要がないかぎりお見舞いに行かない」、という選択をする。
私にはそれが腑に落ちた。他人事じゃないなあ。。。
ブログ主さんには家庭があり、仕事があり、
自力で手に入れたそういった日常をこなすので精一杯。
自力で手に入れた日常。。。
その矢先に、実母さんのこの状況。
私もブログ主さんと同じ選択をするだろうなあ。。。
単に、実の娘が母を世話することが、その母にとって良いことなのか?
世間的には、それが「良いこと」とされるだろうけれど。。。。
人によっては「お母さんは娘さんだから、そういった気持をぶつけられるのよ」というかもしれないが、
私だったら心のどこかで、
「実の娘の存在を感じる限り、この実母は苦しみ続けるのでは」と感じざる得ない。
でも因果なことに、私の中には、実母が幸せで笑顔でいることを望む部分がある。
その望みを考えると、結論の一つとして、「自分の存在が悪」「自分が実母の前から消えればよいのでは」となるのだ。
そして、ブログ主さんは「もう母とかかわるのは無理」「距離を置くことで、母から恨まれてももういいや」「世間から非難されても仕方ない」という選択。うわー、私もそうするだろう。。。
そしてブログ主さんが仕事しているときに、実母さんは亡くなられる。
その期間は割と短い印象。
ああ、やっと終わった、、、、という心境。
なんだか読んでいて、私の未来の可能性の一つを味わった気分になり、
しばらく考え込んでしまった。
「私ならどうする?」
しかし、何度考えても、私も同じ選択をするだろう。
私は現実的な話、いずれ実母を看取るだろうし、介護の可能性だってなくはない。
そもそもうちは同居しているしね。
なので、必然的にもっとかかわるだろうし、その覚悟はしている。
とはいえ、実際に「そのとき」がきたら、どうなるのか。
実母はどう思うのか。
ブログ村参加中。ぽちっと押していただけると大変励みになります
実母との確執をずっと抱え続けている方のブログを見つけて読んでいた。
途中から、ちょっと炎上?という感じで、
ブログ主の記事は途中で終わっているが。
その、実母さんとの確執っぷりが、私と共通する部分が多く、
うちのことかい!と言いたくなるほどのリンクっぷり。
ただ、、、違う点は、その実母さんとブログ主さんは別居していること。
ブログ主さんも家庭を持ち、子供も持ち、
「自分の家庭」で心から納得のいける場所を自力で手に入れた。
が、私と同じく一人っ子。
ところどころで実母さんとのつながりがある。
近所にはいるので、
ブログ主さんは、「全くかかわらない」ことに罪悪感を覚えては、
ときどき「形」として、孫に合わせたり、訪問したり、
その都度、衝突しては、もう行きたくないと思い、
でも、時間がたてば、義務なのか罪悪感なのか、
自分は実母との関係に振り回されたくない、という思いで、孫と合わせたり、、
そんな葛藤の繰り返し。
たぶん、この人と同じ状況だったら、私もそうだろう。
ところが、コメント欄では、批判がおおかった。
「後悔しますよ。もっと母親と向き合ったらどうですか。」
「実母に冷たいですね」
など。。
そうなのか。。。大抵の人たちはそう思うの?
私はそう思わない。
ブログ主さんはそうせざる得ない、、、
それほどの何十年を積み重ねながらも、
なんとか自力でこの人は生きているんだと思う。
たぶん、それは私ですらも把握できない、さまざまな背景。
一見、世間的には「え、それひどい」と感じる言葉かもしれないが、
それが、そのブログ主さんの言葉を紡ぎだしているのだろう。
たまに紛れて、ブログ主に共感を得るメッセージがわずか。
ああ、私もタイミングさえ合えば、そのようなメッセージを送りたいかも。。と思える内容。
ただ、もうずいぶん前の記事なので、、ね。
分かる人にしかわからない、、、、毒親なんだよね。
毒親、ということで、自分が被害者ぶっているんじゃないかとか、
育ててもらって、何言ってるの??とか、
そういう言葉があるけれど、、、
そうじゃ済まない部分が自分の中にはあり、
それを感じては、私は一人よがりの被害者意識が強いだけなのか、と自分を責めるけど、、、。
そんな私と同じような葛藤を持つ人をみると、
「そうじゃないよ、本当にそれだけのものを背負ったのだから、そう思うのは仕方ないよ」
という言葉をかけたくなるので、
自分もそうなのかな。
さて、そのブログでは途中から状況が急変する。
実母さんが検査でがんが見つかり、余命宣告を受ける。
抗がん剤治療を選択し、
ブログ主さんは同居を検討しだす、、、、が
住み慣れた家のほうがいいだろうなどの諸々のやむを得ない事情で、別居のままでほぼ毎日通いながらフォローをすることを選択。
最初のうちは、通院しながら日常生活を進めていた実母さんだが、
抗がん剤治療が思わしくなく、病状悪化。
諸々ありながら、早いうちにホスピス入院へ。
ブログ主さんは、そうなった状況で自分を責める。
自分が悪かったのでは。
そして、毎日お見舞いに行くのだが、
実母さんは脳への転移などで、
かなり感情が不安定な状態になり、ブログ主さんへの態度がかなり露骨になる。
「お前がわるいんだ」
「お前がいなければ、こんなことにならなかったんだ」
「お前が私の一生を狂わせた・・・」
などなど。。。
ブログ主さんは「きっと実母からよく思われていない」とは思っていたが、
それ以上の言葉を浴びせられる。
読んでいて、私は胸が苦しいほどに締め付けられ、涙が止まらなかった。
まるで実母が私に言っているようで。。。。
実母もそのくらい思っていても不思議ではないので。(その辺りの出来事はブログに書いたような書こうとしてやめたような、うろ覚え)
お見舞いに行けば、そんな不安定な状態になる実母を見て、
ブログ主さんは「必要がないかぎりお見舞いに行かない」、という選択をする。
私にはそれが腑に落ちた。他人事じゃないなあ。。。
ブログ主さんには家庭があり、仕事があり、
自力で手に入れたそういった日常をこなすので精一杯。
自力で手に入れた日常。。。
その矢先に、実母さんのこの状況。
私もブログ主さんと同じ選択をするだろうなあ。。。
単に、実の娘が母を世話することが、その母にとって良いことなのか?
世間的には、それが「良いこと」とされるだろうけれど。。。。
人によっては「お母さんは娘さんだから、そういった気持をぶつけられるのよ」というかもしれないが、
私だったら心のどこかで、
「実の娘の存在を感じる限り、この実母は苦しみ続けるのでは」と感じざる得ない。
でも因果なことに、私の中には、実母が幸せで笑顔でいることを望む部分がある。
その望みを考えると、結論の一つとして、「自分の存在が悪」「自分が実母の前から消えればよいのでは」となるのだ。
そして、ブログ主さんは「もう母とかかわるのは無理」「距離を置くことで、母から恨まれてももういいや」「世間から非難されても仕方ない」という選択。うわー、私もそうするだろう。。。
そしてブログ主さんが仕事しているときに、実母さんは亡くなられる。
その期間は割と短い印象。
ああ、やっと終わった、、、、という心境。
なんだか読んでいて、私の未来の可能性の一つを味わった気分になり、
しばらく考え込んでしまった。
「私ならどうする?」
しかし、何度考えても、私も同じ選択をするだろう。
私は現実的な話、いずれ実母を看取るだろうし、介護の可能性だってなくはない。
そもそもうちは同居しているしね。
なので、必然的にもっとかかわるだろうし、その覚悟はしている。
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実母はどう思うのか。
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コメントありがとうございます。
うみさんもお母さまとの確執があるようですね。
そうですね、、私も今の安心できる生活を自力で手に入れた、
という感じです。
うちの場合、同居になっているので、
我が家にいても、心から私が安らげる時間は少ないのですが。。
ある時点で、同居するかどうか、の選択をする時期があったのですが、
そこで甘い気持ちで、「これから母が少しは変わるかも」なんて、
淡い期待を抱いてしまったんですよね。。
でも、やはり無理でした。。
一旦、同居してしまった以上、母はうちから出て生活できる金銭もなしで、、。
うちの場合ですが、形として親孝行しても、
うちの実母は、それも嫌なんだろうなあ、、、と。
とはいえないがしろにしても嫌がるし、どうすりゃいいんだですし、
そもそも私に「何か」を求めては満たされなくて因縁つけてきて、、という感じで。
簡単に関係が変わるものではないんだなあ、、と思っています。
お母さまはガンなのですね。。。
すると、いろいろと関わらざるえない場面は出てくると思います。
うみさんの、自分の気持ちを優先する、という選択はとても大切だと思いますし、応援しています。
私も毒母を持ち一人っ子です。
別に暮らしており、やっと安心できる家を手に入れたとゆう感じです。
そのブログの方と同じように形上で親孝行は嫌々していました。
でも、もうやめました。
母に嫌いですと伝えました。
ただ、うちの母も癌なんです(;´・ω・)
他人事じゃないですね。
でも、最後まで私は私の気持ちを優先していきたいと思っています。
はじめまして。コメントありがとうございます^^
そうですね。そのブログの方の心境は
私なりに痛いくらいに分かる感じだったのですが、
みんながそうとは限らず。。。炎上っぽくなっていました。
私としては「ひどい人」とは思わなかったのですが、
世間的には実の親に対して、そういう態度は「ひどい」なのでしょうね。。。。
場合によっては、周囲は本人の状況とは180度異なる見解をもつ、ということかなあ、とも感じまして。
逆に言えば、私自身も人に対して180度異なる印象をもってることもあるのだろうな、とも思いましたし、そういう意識を心の片隅に持つようにしたいなとも思いました。
毒親の看取り方。。。うちは年齢的にさほど遠くない可能性があるので、、いろいろと考えさせられますねえ。。。
うちも毒親系なので、
そのブログの方の心境とてもわかります!
「毒親」という言葉を使う時点で、それなりの背景があるのだと思うのですが、
それなりの背景がない人には
「毒親なんてひどい言い方」とか
「毒親ということで、被害者ぶってる」と思うみたいです。
毒親に限らず、「ひどい言葉」を使う人に対して、
背景を考えずに非難する人はいますよねー!
わかる人にはわかると思いますよ!
毒親の看取り方。。。私も他人事ではないです!