Mac セルフパワー&バスパワー対応のUSB3.0ハブを購入するならどれがいい?
Mac野郎なのか的には、常時3つほどUSBポートが必要な環境になりつつあります。
慢性的なUSBポート不足に対応するためUSBハブを購入することに決めました。
Mac(Mavericks) USB3.0ハブを検討する。
購入するハブに求める要件は、以下です。
- USB3.0のハブ
- HDDも接続したいのでセルフパワー対応
- iPadも充電できたらいいなぁ
- HDDをUASPで利用したいなぁ
USBハブの種類は、3種類
USBハブは、大きく3種類あるようです。
- バスパワーのみの製品:本体のUSBポートから給電される範囲でUSB機器の電力を補う。
メリット:軽い、小さい。
デメリット:USBHDD等、電力不足で動作できないUSB機器がある - セルフパワーのみの製品:ACアダプタで給電し、接続するUSB機器の電力を補う。
メリット:電力不足の不安が少ない。
デメリット:常にコンセントが必要。モバイル用途は厳しい - バスパワー&セルフパワー両方対応の製品:両方に対応している。
メリット:モバイル時に低電力なUSB機器が使える、セルフパワーでHDDなども常用可能
デメリット:特にないかも
UASP(USB Attached SCSI Protocol)とUSBハブの関係
HDDケースは、UASP対応と歌われている製品が多いですが、
USBハブとしてUASP対応!と明記されている製品は見当たりませんでした。
HDDケースで考えるとUASP対応は、ハード的(チップセット)なものと考えられます。
本体< - > USB HDD(UASP対応HDDケース) : UASPができている
本体< - >USB 3.0 HUB < - > USB HDD(UASP対応HDDケース) :UASPできるのか?
本体とHDDケース、末端だけが対応していればいいものなのか、
中間に挟むHUBも対応していなければいけないのか、よくわかりませんでした。
そのため、
HUBを選ぶ際に、なるべく最新のチップセット(USB Controller)を搭載している製品を優先します。
USB3.0 HUBコントローラ(チップセット)
市場に出回っているUSB3.0 ハブは、以下のいづれかのチップを使っているようです。
VIA製 VL812
GENESYS Logic製 GL3520
ルネサス製 uPD720210
iPad2充電に必要な電力は?
Apple Computers and Displays:USB 経由の周辺機器への電力供給
iPad2をMacにつなげて、システムプロファイラーで確認したところ
通常0.5A,最大1.6A必要なようです
システムプロファイラーUSBの情報
iPad:
製品 ID: 0x12a2
製造元 ID: 0x05ac (Apple Inc.)
バージョン: 2.20
シリアル番号: *******
速度: 最高 480 Mb/秒
製造元: Apple Inc.
場所 ID: 0x1d110000 / 6
利用可能な電流(mA): 500
必要な電流(mA): 500
高負荷時消費電流(mA): 1600
iPad対応!と歌われている製品を選びたいところです。
バスパワー&セルフパワー対応のUSB3.0
- 4Port システムトークス USB3-HUB4SA [ブラック] 2.8k
発売:2013/10
外形: 約 78(W)×43(D)×13(H) mm
アダプタ:?V ?A
バスパワー時:1ポート 900mA、全ポート合計 3,800mA
ACアダプターを不使用時は全ポート合計2,400mA以下かつパソコンUSB出力の上限値
VIA VL812チップセット(amazonより)
レビュー情報少なめ。 - 4Port エレコム U3H-T403SBK [ブラック] 2.6k
発売:2013/1
外形:幅約112mm×奥行約32mm×高さ約22mm(ケーブルを除く)
アダプタ:?V ?A
バスパワー時:4ポート合計720mA以内(各ポート180mA未満)
セルフパワー時:4ポート合計3600mA以内(各ポート900mA未満)
VIA VL812チップセット(amazon コメントより)
ハズレ報告、相性問題報告あり - 4Port サンワサプライ USB-HAS410BK [ブラック] 4.9k
発売:2013/7
外形:約W96×D60×H22mm
アダプタ:5V 2.5A
バスパワー時:最大900mA(1ポートあたり)
セルフパワー時:全ポート合計で最大2.5Aまで
VIA VL812チップセット(公式HPより)
個別スイッチ付き
VL812を使った製品の中で高評価。 - 4Port グリーンハウス GH-UH304AK 2k
発売:2012/10
外形:W78.2×D47.3×H16.8(mm) (本体のみ)
アダプタ:?V ?A
バスパワー時:-
セルフパワー時:5V 900mA/ポート
チップセット不明
低評価、ハズレが多い? - 4Port j5 create JUH340 [ブラック] 3.2k
発売:2013/10
外形:88 (W)x 32.8 (H)x 14.8 (D) mm
アダプタ:5V ?A
バスパワー時:4ポート合計900mA以内(各ポート225mA未満)
セルフパワー時:4ポート合計2,700mA以内
チップセット不明
iPad OKのコメントあり - 4Port トランセンド TS-HUB3K 2.9k
発売:2013/1
外形:78.6 x 49.5 x 15mm
アダプタ:12V 1.5A(Amazonコメントより)
バスパワー時:5V/0.9A from USB port
セルフパワー時:12V/1.5A (側面のUSBポートのみ)
GENESYS Logic の GL3520 (amazonコメント)
Battery Charging Specification V1.2
ハズレ報告なし、相性問題の報告なし
iPad 充電対応明記
高評価
アダプタの1.5Aがネックになる可能性あり - 4Port Anker 68UPHUB-B04U
発売:2013/5
アダプタ:5V 2.5A
外形:110 x 68 x 17 cm
VIA VL812チップセット(amazonより)
(コメントではRenesas製もあるよう)
ハズレ報告、相性問題報告あり - 4Port SliverStone SST-EP01
発売:2013/9
アダプタ:別売り
外形:71.6x63.3x19.5mm(WxDxH)
チップセット不明
Battery Charging 1.2 - 7Port ORICO H9978-U3
発売:2013/10
外形:128*79*26mm
ルネサス uPD720210
価格高め。 - 7Port エレコム U3H-T706SBK [ブラック] 4.7k
発売:2013/10
外形:約幅161mm×奥行35mm×高さ30mm(ケーブルを除く)
バスパワー時:7ポート合計620mA以内(各ポート85mA未満)
セルフパワー時:7ポート合計4,700mA以内(USB3.0各ポート900mA未満
VIA VL812チップセット(amazonより)
このUSB3.0ハブを選びました
VIAチップセット VL812
VIAのVL812チップセットが多くの製品に使われている事が分かりました。
USBハブを売っているメーカーの設計によるのか、はずれ報告、相性問題の報告を目にする事が多かったです。
設計が難しいのか、製造が難しいのかよくわかりませんが、
メーカーによる差をかなり感じてしまいます。
VL812を使っているUSBハブを購入するのであれば、高評価なサンワサプライ
です。
ルネサス製チップセット uPD720210
日本人ならルネサス!と逝きたいところですが、製品数が少ないです。
ORICO H9978-U3 (7Port)の1製品のみ見つかりました。
再建中ということもあり、勢いを感じません。
GENESYS Logic製チップセット GL3520
こちらもルネサスと同様で、製品数が少ないです。
トランセンド TS-HUB3K の1製品のみ見つかりました。
Transcend USB 3.0/2.0対応 4ポート USB HUB ( iPad 高速充電対応 ) 2年保証 TS-HUB3K |
調べた中で、この製品だけがiPad充電対応を公式で明記していました。
ハズレの報告や相性問題の報告もありません。品質もよさそうな感じです。
検討の結果
サンワサプライ USB-HAS410BK
とトランセンド TS-HUB3K
どちらも甲乙付けがたいです。
amazonで確認したところUSB-HAS410BK、最安のアマゾン販売品が品切れ中でした。
そのため、ハズレ・相性問題がなさそうで、iPad充電対応を明記している
トランセンド TS-HUB3K
を購入することにします。
続きがあります。
USB3.0HUBを経由してUASP接続はできるのか?
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