12月12日
USB3.0HUBを経由してUASP接続はできるのか?
「Mac セルフパワー&バスパワー対応のUSB3.0ハブを購入するならどれがいい?」の記事で
トランセンド TS-HUB3K
を購入しました。
手元に届いたので、まずは外見から・・・
トランセンド TS-HUB3K
を購入しました。
手元に届いたので、まずは外見から・・・
- 外箱にMade in China
- 本体とUSBケーブルとACアダプター
ACアダプタは、
ModelNo. : WA-18Q12R
INPUT: 100-240V 50-60Hz , 0.5A MAX
OUTPUT: 12V 1.5A
(こちらもMade in Chinaデス) - 本体は以外と小さめです。(タバコの箱より一回り小さい)
比較のため、iPhone5(無印)と一緒に撮影しました。
高さは、2.5inchハードディスクケースと同等でした。 - 用途がよくわかっていませんが、AC電源、プラグの部分が脱着可能でした。
ACアダプタの真ん中ぐらいに押しボタンがあります。そこを押すと外せました。
通常がっちりはまっているので、外れる事はなさそうです。
気になるUASP対応HDDをTS-HUB3Kにつなげてみる
CenturyシンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6Gを接続しました。
グリーン色で発光しています。当然ながらUSB3.0で接続できています。
Transcend TS-HUB3K本体もLED(ブルー)で接続状態が分かります。
USB3.0なのか、USB2.0なのかは、LEDでは識別できないようです。
(右下がUSB3.0、それ以外はUSB2.0接続の状態です)
ちなみに、右上から順に、USB2.0フラッシュストレージ、
USB3.0外付けHDD、USB2.0外付けHDD、USBマウスのレシーバをつなげています。
このMacについて→詳しい情報をクリック→システムレポート...を開いて
ハードウェア、USBを開く
USB 3.0 Hi-Speedバスの下にUSB2.0Hubが表示されて、USB2.0接続の機器が表示されます。
USB 3.0 SuperSpeedバスの下にUSB3.0Hubが表示されて、CS24U36G(CenturyシンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G)が表示されます。
OSX(Mavericks)側の認識も当然ながらUSB3.0となっていることが確認できます。
すこし、あやふやな気がしますが、以下情報をもとに確認してみます。
http://fortysomethinggeek.blogspot.jp/2013/04/osx-mountain-lion-108-uas-uasp-usb.html
カーネルドライバ(IOUSBAttachedSCSI)を読み込んだかどうかで判断する方法のようです
グリーン色で発光しています。当然ながらUSB3.0で接続できています。
Transcend TS-HUB3K本体もLED(ブルー)で接続状態が分かります。
USB3.0なのか、USB2.0なのかは、LEDでは識別できないようです。
(右下がUSB3.0、それ以外はUSB2.0接続の状態です)
ちなみに、右上から順に、USB2.0フラッシュストレージ、
USB3.0外付けHDD、USB2.0外付けHDD、USBマウスのレシーバをつなげています。
SuperSpeed接続できます。
このMacについて→詳しい情報をクリック→システムレポート...を開いて
ハードウェア、USBを開く
USB 3.0 Hi-Speedバスの下にUSB2.0Hubが表示されて、USB2.0接続の機器が表示されます。
USB 3.0 SuperSpeedバスの下にUSB3.0Hubが表示されて、CS24U36G(CenturyシンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G)が表示されます。
OSX(Mavericks)側の認識も当然ながらUSB3.0となっていることが確認できます。
UASPを使っているのかどうかを確認する方法
すこし、あやふやな気がしますが、以下情報をもとに確認してみます。
http://fortysomethinggeek.blogspot.jp/2013/04/osx-mountain-lion-108-uas-uasp-usb.html
カーネルドライバ(IOUSBAttachedSCSI)を読み込んだかどうかで判断する方法のようです
El Capitan以降、UASPに対応しているかの確認方法が変更になっています。詳しくはこちらで確認方法を確認できます。
- すべての機器をHUBから外します。
- システムレポートのファイルメニュー→表示の更新でシステムレポートの内容を更新します。
- ソフトウェア→機能拡張を選択します。
拡張機能名 IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
拡張機能名 IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。 - まずは、確認のため、USB2.0外付けHDDを接続し、ファイルメニュー→表示の更新をクリックします。
拡張機能の読み込み済みかを確認します。
IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「はい」であることを確認します。
USBMassStorageClassが「はい」になっています。 - USB2.0外付けHDDを取り出して、UASP対応シンプルBOX2.5を接続します。
拡張機能の読み込み済みが「いいえ」になるには、少し時間が必要なようです。(1分ぐらい) - ファイルメニュー→表示の更新をクリックします。
- 拡張機能の読み込み済みかを確認します。
IOUSBAttachedSCSI 読み込み済みが「はい」であることを確認します。
IOUSBMassStorageClass 読み込み済みが「いいえ」であることを確認します。
IOUSBAttachedSCSIが「はい」になっています。
どうやらUASPでやり取りできているみたいです。
結論としては、
Transcend TS-HUB3K+UASP対応HDDはUASPでやり取りできる
ということみたいです。
性能はMacBookに直接つなぐより速いのでした。
不思議なことに速度低下はあまりないです。
というより、平均的には、速いです。
(直接つないでIOUSBAttachedSCSIが「はい」であることは確認済み)
Blackmagicdesign でstress 5Gにてテストしてみました。
Trascend TS-HUB3K経由(USB3.0+UASP) | ||
Write | Read | |
最高 | 120.0MB/s | 128.0MB/s |
平均 | 116.0MB/s | 121.0MB/s |
最低 | 98.0MB/s | 114.0MB/s |
mac直接接続(USB3.0 + UASP) | ||
最高 | 121.4MB/s | 127.5MB/s |
平均 | 101.1MB/s | 119.8MB/s |
最低 | 100.2MB/s | 117.9MB/s |
UASP+HDDではなく、SSDにすると真価を発揮するものと期待できます。
バスパワーでは、USB HDDは動きませんでした
Nanoトランシーバー+USB2.0HDDの場合、
電流が足りずにHDDが落ちることがありました。
(スピンの音がして、止まるを繰り返す。危険な感じでした)
USBHDD1台のみであれば、生きていました。
が、これではHUBの意味がないので、
USBHDD+複数のUSB機器を接続する場合は、AC電源は必須のようです。
UASPを使っているのかどうかを確認する方法【High Sierra/Sierra/El Capitan】
ここまでご紹介したのはMavericksのころの確認方法です。El Capitan、Sierra、High SierraとOS X、macOSとOS自体のバージョンが上がり、確認方法が変わっていまいした。
これら新しいmacOSでは、IOUSBAttachedSCSIは常に「いいえ」になっていました。UASPを使ってるのか、使っていないのかを確認には、ioregコマンドを使い、IOUSBMassStorageUASDriverを探す方法で確認できるようです。
参考:https://discussions.apple.com/thread/6164330
ioregは階層表示でドライバ類の依存関係を確認することができます。
$ ioreg | less
これでioregの結果をlessで表示させることができます。lessコマンドは、/を入力すると検索する文字列を指定することができます。/USBリターンと入力してみてください。USBの関連のトップ階層に移動できます。(Ctrl+f/bで表示をスクロールさせることができます)
接続したストレージの名称(StoreJetとかElementとかディスク全体の名称)で探すこともできます。
この階層のどこかにIOUSBMassStorageUASDriverがあれば、UASPを使っていることになるそうです。
IOUSBMassStorageUASDriverは、ストレージの階層の下にあることから、ストレージ自体のドライバとして使われていると考えられます。HDDを接続してもこのIOUSBMassStorageUASDriverは存在しませんでした。SSDを接続したところ以下のような出力を確認することができます。
SSP2
+-o StoreJet(<=ディスク全体の名称)
+-o IOUSBHostInterface
+-o IOUSBMassStorageInterface
+-o IOUSBMassStorageInterfaceNub
+-o IOUSBMassStorageDriverNub
+-o IOUSBMassStorageUASDriver
・・・
+-o StoreJet Transcend Media
この記事のMacBook Proは、High Sierraにアップグレードしています。UASPケースとUSB3.0HUBを接続した状態でioregで確認してみましたが、IOUSBMassStorageUASDriverの存在見つかっていません。
IOUSBMassStorageUASDriverがUASP対応ドライバなのか、本当のところはApple公式で情報を見つけられなかったので不確かです。UASPに対応している表記がないUSBハブにSSDを接続してみました。IOUSBMassStorageUASDriverはありました。
現時点では、IOUSBMassStorageUASDriverは、USB外付けSSDの場合、利用。USB HDDの場合は使われない、というった位置付けのドライバーではないかと思っています。
この方法は、HUBがUASPを使ってるのか?の確認には使えないと思っています。m(_ _)m
本当に確かな方法は見つかっていません。
何か情報ありましたらコメントいただけると幸いです。
コメントシステムを利用したくない方はお問い合わせからお願いします。
2013.8.19 DISQUS(外部コメントサービス)の利用を開始しました。
Facebook, google, Twitter等のアカウントで投稿可能です。