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【衝撃】MacBook Air M2の内蔵SSDは5年持たないって・・・APPLE SSD AP0256ZのS.M.A.R.T.値を確認、Data Units Writtenは1TB/日増えていた

MacBook M2 Airを利用中です。smartmontools-7.3でMacintosh HD(Model:APPLE SSD AP0256Z)のS.M.A.R.T.値を確認してみました。
./smartctl -A disk0           
smartctl 7.3 2022-02-28 r5338 [Darwin 22.5.0 arm64] (local build)
Copyright (C) 2002-22, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF SMART DATA SECTION ===
SMART overall-health self-assessment test result: PASSED

SMART/Health Information (NVMe Log 0x02)
Critical Warning: 0x00
Temperature: 35 Celsius
Available Spare: 100%
Available Spare Threshold: 99%
Percentage Used: 19%
Data Units Read: 204,556,176 [104 TB]
Data Units Written: 625,034,773 [320 TB]
Host Read Commands: 5,891,153,834
Host Write Commands: 2,838,642,030
Controller Busy Time: 0
Power Cycles: 114
Power On Hours: 1,337
Unsafe Shutdowns: 8
Media and Data Integrity Errors: 0
Error Information Log Entries: 0



翌日、同じ時間頃、再度実行したS.M.A.R.T値がこちら↓です。
./smartctl -A disk0
smartctl 7.3 2022-02-28 r5338 [Darwin 22.5.0 arm64] (local build)
Copyright (C) 2002-22, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF SMART DATA SECTION ===
SMART/Health Information (NVMe Log 0x02)
Critical Warning: 0x00
Temperature: 37 Celsius
Available Spare: 100%
Available Spare Threshold: 99%
Percentage Used: 19%
Data Units Read: 205,041,902 [104 TB]
Data Units Written: 627,412,926 [321 TB]
Host Read Commands: 5,905,485,105
Host Write Commands: 2,848,576,288
Controller Busy Time: 0
Power Cycles: 114
Power On Hours: 1,341
Unsafe Shutdowns: 8
Media and Data Integrity Errors: 0
Error Information Log Entries: 0


わかりやすいように、表に変化をまとめています。
検査項目最新の値変化(前日分との違い)
Critical Warning0x00変化なし
Temperature37 Celsius2°C上がっています。環境温度の違いです。
Available Spare100%変化なし
Available Spare Threshold99%変化なし
Percentage Used
(正規化された)寿命使用率(100になると寿命到達)
19%変化なし
Data Units Read
ホストがReadした累積データ量(500KB単位)
205,041,902 [104 TB]TB表記では変化なし。485,726増えています。
Data Units Written
ホストがWriteした累積データ量(500KB単位)
627,412,926 [321 TB]TB表記で1TB増えています。
Host Read Commands5,905,485,10514,331,271増えています。
Host Write Commands2,848,576,2889,934,258増えています。
Controller Busy Time0変化なし
Power Cycles114変化なし
Power On Hours
累積電源On時間(時間)
1,3414時間増えています
Unsafe Shutdowns8変化なし
Media and Data Integrity Errors0変化なし
Error Information Log Entries0変化なし
コマンドを実行した間隔では約1日です。Power On Hours(電源が入っている時間の累計)的には4時間の差です。

Data Units Writtenは少なくとも1日あたり、1TB増えていることがわかりました。TimeMachine関連なんですかね・・・
そもそもsmartctl(オープンソース)の精度は正しいのかも不確かなところです。

この値を信じるとすると・・・

MacBook Air M2(2022)の寿命は約4年7ヶ月、5年持たないって本当??


寿命使用率(Percentage Used)は19%です。MacBook Air M2の1年保証の期限は2023/9/1です。この記事書いている段階(2023/7/14)から逆算すると316日利用して、19%(1日あたり、0.060126582278481%進捗)です。これを基準にしていつ頃SSDの寿命に達するのか計算してみました。

約4年7ヶ月でSSDは寿命になる計算でした。5年経過時点で確実に寿命を迎えている状況です。
  1. 1年経過の寿命使用率(予測値)21.94%
  2. 2年経過の寿命使用率(予測値)43.89%
  3. 3年経過の寿命使用率(予測値)65.83%
  4. 4年経過の寿命使用率(予測値)87.78%
  5. 100%

    1663日経過すると100%に達します。約4年7ヶ月です・・・


  6. 5年経過の寿命使用率(予測値)109.73%
  7. 6年経過の寿命使用率(予測値)131.67%


S.M.A.R.T.値の項目の意味は、qiita:SSDのS.M.A.R.T.を調べてみた(3/3):NVMe SSDの場合を参考にしています。

smartctl(オープンソース)の値が正しい場合、、

次のmacOS 14で1TB/日の書き込みが減るように改善していることを望みます。

内蔵ストレージへ大量書き込みしているのは?スワップは関係なさそう、ローカルスナップショット(TimeMachine)が怪しい


考えられる要因は以下2点です。
  1. kernelのスワップ(スワップファイル)
    macOSに限らず、WindowsでもLinuxでもお馴染みの機能の一つです。内蔵メモリ以外に、ストレージにメモリ用のファイルを作り、それをkernelがメモリ代わりとして利用します。macOSではメモリが足りていても、スワップしています。
    macos-ventura-activitymonitor-memory-image.jpg

    上の画像、スワップ使用領域は削減した結果です。スワップ使用領域4.5GB→200MBに削減しています。

  2. ローカルスナップショット(TimeMachine)
    TimeMachineは内蔵ストレージにバックアップする仕組みを採用しています。macOSにより自動で行われます。
    macos-ventura-timemachine-local-image.jpg




起動しているアプリケーションを徹底的に終了、TimeMachineは「自動」から「手動」に設定変更し、1日の増分を確認してみます。この段階では、スワップの容量は削減できています。ローカルスナップ(Time Machie)はアクティブの状態をキープしています。
  • 7月16日15時44分33秒時点の結果
    macos-ventura-smartctl-a.jpg

  • 7月17日 17時10分18秒時点の結果
    macos-ventura-smartctl-b.jpg

今回の結果は「スワップサイズ 小」です。スワップサイズ大と比べてみると、スワップサイズが小さくなった今回と、以前の増加分はほとんど変わりありません。スワップサイズ小の計測間隔は前回より少し長いので大きな値になっています。
スワップサイズ 小スワップサイズ 大
Data Units Written増加分2,983,8152,378,153
計測間隔1日強約1日


=>スワップサイズは約95%削減しています。Data Units Written増加分がこのサイズに影響しないことが分かりました。


まとめ:真実はわからない・・・


あくまでsmartctlの値から推測した値を元に寿命を割り出しています。1日経過で数値が変わっていたことから、デバイスから読み取った値なんだぁと実感したレベルです。事実なんでしょうか?本当に分かりません。Windowsなら多くのユーザー数が利用しているCrystalDiskInfoが信頼できますね。正直なところsmartctlの正当性が分かりません。

https://www.smartmontools.orgから7.3をダウンロード、configure、makeしたsmartctlを利用して確認しています。

確認時点の環境:MacBook Air M2 2022、メモリ8GB、macOS Ventura 13.4.1(c)

smartctl自体は、デバイス(この場合Apple SSD)に対して、リクエストを送り、デバイスから受け取った結果を表示するツールだと思っています。Homebrewでもインストールできるコマンドなのでご自身の環境で試してみてください。

  1. SSDが壊れた時、修理できるの?https://support.apple.com/ja-jp/mac/repairをみる限り、標準的な修理でななさそうです。個別に見積もりして、修理代を確認する必要がありそうです。
    そもそもSSDは、ロジックボードに直付けされているので、修理代は高額な予感がします。
  2. AppleCare+ for mac入っている方は多少救われる可能性があります。その他で見積もった場合、37,100円の見積もりでした。
    Apple Care+で保証されるのは購入から4年(標準1年+延長3年)なのでギリギリ保証外になる可能性もあります。


1日(実質4時間)でData Units Writtenが1TB増える原因が不明ですね。推測ではローカルスナップショット(TimeMachine)、メモリ系のスワップファイルがありそうです。減らせるかなぁ・・・

いろいろ書きましたが、結局のところ、気にしても仕方ないですね。
  • macOSのスワップを内蔵ではなく、外付けドライブに変更する手段もあるようです。
    こちらは危険な行為なので試す価値はありません(最悪クリーンインストール)。
  • 寿命使用率(Percentage Used)通りにMacintosh HDが終了するのか、または不具合なく使えるのかはその時にわかります。
    「MacBook Pro Late 2012モデル、10年以上経過していますがSSDはいまだに健在です。」という事実からきっと大丈夫って思いたいです。
5分毎に数値を記録しています。何か真実に気づけたら共有したいと思います。

 

 

【衝撃】MacBook Air M2の内蔵SSDは5年持たないって・・・APPLE SSD AP0256ZのS.M.A.R.T.値を確認、Data Units Writtenは1TB/日増えていた
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