10月31日
MacBookPro Late2016は買いなの?
MacBook Pro Retina, 13-inch, Late 2016 登場しましたね!
MacBook Pro Retina Late2016、タッチバーに惚れて買うべきか、価格が高いから見送るべきか悩んでいるじゃないでしょうか。
モバイル利用で重要な軽さ、高速なSSDが非常に魅力的です。
Mac野郎なのかは、バッテリーが交換しやすくなっていることを評価しています。
長く使う上ではメリットの大きい改良点だと思います。
今までは絶対交換できないレベルの難易度でした、今回のLate2016は手順少なめで交換可能です。
Late2016は他のMacBookPro Retinaと比べてバッテリー交換費用が下がる可能性が高いです。
いかに簡単で少なめな手順は、こちらのiFixit(jp) MacBook Pro 13 タッチバーなしモデルの分解をみて見るとよくわかります。
一つ前のモデルEarly 2015と比べて見てください。超難しい手順を経て交換できます。
iFixit(jp) MacBook Pro 13" Retina Display Early 2015 Battery Replacement
MacBookPro Late2016のデメリットを理解する
ただメリットばかりではありません。
USB3.1 Type-Cと互換性があるThunderbolt3(40Gbpsの超高速規格)に統一されています。えっ!?これってデメリットなの?最新規格でいいよねって思うじゃないですか、・・・
iPhone7でも付属品はライトニング<=>USBケーブルです。Late2016ではそのまま繋げません。
Late2016は、周辺機器を接続するために新たな投資が必要になります。
これは、今だけの悩みかもしれません。iPhone7s/iPhone8とか発売を重ねるとThunderbolt3(Type-C)が標準になる可能性も考えられます。でも、今は追加投資が必要です。
また、今まであったHDMIポート、SDXCカードスロットなども廃止されています。
全く使えないわけではなく、新たにType-Cから変換する対応製品を購入する事で利用可能になります。
=>今までMacBook Pro RetinaでHDMI、SDXCカードスロット、USB3.0接続の周辺機器、これら使うのに新たな投資が必要です。だからデメリットに感じます。
それでも、しがらみが少ない、
初Macって方は迷わず最新TouchBarモデル「MacBook Pro Retina Late 2016」でMacデビューしちゃいましょう。(ただ価格はちょっと高めです)
1世代前のMacBook Pro Retinaでも十分通用すると思います。
せっかくデビューするならMacの新機能タッチバーを満喫して、周りの人の羨望を集めてほしいですね!
USB3.1 Type-C関連商品を購入する際には、若干注意点があります。
こちらにまとめているので、よかったら参考にしてください。
家電量販店でも購入可能です。今は高いので、しばらく待つとお得に買えるようになると思います。
SSD256GBじゃ足りない、メモリー8GBじゃ不足っていうこだわりのある方は、Appleストアーでカスタマイズ購入です。いつ買っても割引はありません。
Late2016を選ぶポイント
Late2016を選ぶポイントを読むにあたっての注意事項です。
発売して間もない頃に書いている記事です。
そのため、最安値店とアップル直販の価格差がありませんでした。
日が経って最安値店と直販店の価格差が大きい場合、増量するか、最安を取るべきか悩むかもしれません。
その際は、どちらで買うかは悩み抜いてくださいね。
Late2016の内蔵SSDはかなり速いと評判です。ハイスペックなSSDなので増量した方がお得です。
MacBook Pro Retinaは、購入してしまうと、SSDを増量する、メモリを増やすことができません。
Thunderbolt3のSSDを増設予定で、とりあえず標準256GBにする方もいるかと思います。
Thunderbolt3の規格値は40Gbps、最大転送速度は5GB/secになります。速いですよね!
USB Type-CでGen2接続できるSSDなら10Gbps、1.25GB/secです。内蔵SSDには劣りますが、十分速いです。
Thunderbolt3製品は少ないです。価格も高めです。
amazon(US)で見るとAkitio Thunderbolt3 PCIe SSD 1.2TBが$1,099で購入できるようです。
https://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss_2?url=search-alias%3Daps&field-keywords=Thunderbolt3+ssd
日本国内では、12月下旬にThunderbolt3接続のSSD「LaCie Bolt3」(最大転送速度2,800MB/秒)が発売されます。価格はまだ出ていませんでした。
プロ仕様なので、価格もプロ価格だと睨んでいます。
内蔵SSDはリンク速度8GT/sの4レーンなので、約4GB/secの転送速度(規格値)です。
SSD 256GB => 512GBの増量で2万円です。
SSD 512GB => 1TBの増量で4万円です。
SSD 256GB => 1TBの増量で6万円です。
購入時点でしっかり悩み抜きたいですね^^
メモリの使用量の実例をこちらに掲載しました。よかったら参考にしてください。
端的にまとめると、Parallels、VMWare Fusionなどの仮想化ソフトでMacOS上にWindowsを同居させて使う、クリエイターとして活動しているという方はより高性能のCPU、16GBのメモリーが快適です。
8GBでも同時に動かすアプリを減らす、Safariで同時に開くタブ、Windowの数を減らす、等の施策で対応可能です。快適ですが、やりくりが必要な場面が出てくるかもしれません。
常時1GB、2GBと大量にメモリーを消費するアプリ(例えば仮想化ソフト)を動かしたい場合、8GBだと不足しがちです。
MacOSでもメモリを使います。Windows10Proなら4GB以上を割り当てたいところです。
Windows側にメモリを多く割り当てると、MacOS側での活動に支障が出ます。
Windows側のメモリを少なくすると、Windows上アプリのパフォーマンスに影響が出ます。
safariでgmailとか見ると、1GB使ったりします。高機能なサイトを見ると激しいメモリー消費に悩まされるかもしれません。
Adobe系のアプリはCPU・メモリ要件が高水準だと聞きます。
イライラを解決するために高いのを購入するか、イライラしてもいいから安いのを購入するかの攻め合いですね><
CPUが速ければ処理が早めに終わるので、イライラは減ります。
CPUが遅くてもコア数が多いとマルチコアに最適化したアプリなら早く終わります。
CPUが標準でも、メモリが8GBでも、ストレージがバカっ速いので救われるかもしれません。
後から増設できるなら悩まずに済むんですけどね
しばらくすると最安値店とアップルストアーで価格差が出てくると思います。(若干の違いかもしれません)
最安値店や家電量販店では、カスタマイズはできません。
でも安心してください。Mac野郎なのかが使っているLate2012は、128GBの最下位グレードのものです。
普段使いでは、十分満足しています。
やりくりは多少発生します。苦痛に感じるシーンは少ないです。(これは個人の感想です。)
結局納得して選んだMacBook Pro Retinaは、所有しているだけでワクワクできるってことですね。
使い始めると美しいRetinaディスプレイに感動!(次第に当たり前になります、いつ見ても綺麗は変わりません)
超高速なストレージアクセススピードでアッという間に立ち上がるMacOS Sierra、サクサク動くアプリ。
副作用として、使っていないThunderbolt2ポートのために投資をしたくなる事と、Macのボディカラーに合わせてついついMac関連商品が欲しくなります。
Late2016の実物は?納期は?
Late 2016のタッチーバー付き、実際どんなものか見てみたいですよね。
近くの家電量販店など巡ってみましたが、タッチバーなしはあっても、タッチバーありはありませんでした。
Appleの正規代理店で聞いてみたら、表参道のアップルストアーにしかない、予約も結構入っているらしく、展示用に来るのは1ヶ月後ぐらいじゃないかなぁ・・と嘆いていました。
低価格モデル2.0GHzモデルも売れ行きが良いそうです。みんな最新MacBook Proの登場を待っていたんですね!
Apple公式サイトの最新納期を確認してみると、タッチバーありは4-5 週、タッチバーなしは比較的早く届くようです。
MacBook Pro (Retina)の最新納期を確認してみる
「本日ご注文のお届け予定日:」、「出荷日:」が確認できます。
「選択」っていうボタンの下に概略納期があります。「出荷日:」になっているパターンは少し時間がかかるパターンです。
選択ボタンを押すとCPUやメモリ、SSDの容量を選択する構成選択ページになります。
ここでも下部のバーに「本日ご注文のお届け予定日:」または「出荷日:」があるので、そこで納期が確認できます。
【MacBook Pro Retina Late2016の5つの魅力】
- 最新で高速なインターフェースThunderbolt 3(USB Type-C互換)に対応!
Thunderbolt3接続時、最大40Gbps
USB3.1接続時 最大10Gbps(Gen2対応)
Windowsノートの最新モデルでも、Thunderbolt3は採用されています。
超高速のメリットを生かした製品が増えてくることが期待できます。 - Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Barが搭載!
今はわかりませんが、使い込むほどに快適さを体感できるものだと期待しています。 - 4K(4,096 x 2,304ピクセル) 60Hz出力対応
- ちょっと軽くなった重量!
13インチ重量1.37Kg、15インチ重量1.83Kg、歴代MacBooK Proで最も軽いです。 - 旧インターフェースとの決別で、薄くなった1.55cmの高さ
インタフェースがThunderbolt3に統一されたことにより、薄くなりました。
以前のMacBookPro RetinaにあったSDXCカードスロット、USB3 ポート、HDMIポート、MagSafe2電源ポートは無くなっています。
SSDストレージは超速いんです。
MacBook Pro Retina Late2016のタッチバーありは、今までのMacBook Pro Retinaと比較すると割高に感じます。
タッチバーなしは、価格面で一番安いです。でもCPUのスペックが低め、Thunderbolt3ポート数が少ないのがたまにキズです。
Late2012ユーザーはMacBookPro Late2016は買いなの?
これまでLate2016のメリット・デメリットを説明してきました。
ここからはLate2012ユーザーから見てLate2016買ってよかったを体感できる、できないかという視点で書いています。
Mac野郎なのかは、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)を使っています。
Late2012は4年前のスペックです。そのため、どれ買っても素晴らしい体験ができちゃう感じになります。
結論としては、CPUの性能差はわずかですが、内蔵グラフィックスの性能向上は圧倒的、SSDの性能向上は圧倒的です。これから、3年、4年と使っていくメインマシンとして選ぶならLate 2016は間違いなしのMacBook Proです。
高い価格が玉にキズですね><
アップルで購入する以外に家電量販店でも購入可能です。
【家電量販店で購入できる5つのモデルと、型番と直近の価格です】
13インチ Core i5 2.0GHz/メモリー8GB/SSD256GB
スペースグレイ MLL42J/A、シルバー MLUQ2J/A
ヨドバシ 160,700円 8,035ポイント 在庫あり
ビックカメラ 160,693円 8,034 ポイント 在庫あり(スペースグレイ)
13インチ TouchBar モデル Core i5 2.9GHz/メモリー8GB/SSD256GB
スペースグレイ MLH12J/A、シルバー MLVP2J/A
ヨドバシ 193,100円 9,655ポイント お取り寄せ
ビックカメラ 193,093円 9,654 ポイント お取り寄せ
13インチ TouchBarモデル Core i5 2.9GHz/メモリー8GB/SSD512GB
スペースグレイ MNQF2J/A、シルバー MNQG2J/A
ヨドバシ 214,700円 10,735ポイント お取り寄せ
ビックカメラ 214,693円 10,734 ポイント お取り寄せ
15インチ TouchBarモデル Core i7 2.6GHz/メモリー16GB/SSD256GB
スペースグレイ MLH32J/A、シルバー MLW72J/A
ヨドバシ 257,900円 12,895ポイント お取り寄せ
ビックカメラ 257,893円 12,894 ポイント お取り寄せ
15インチ TouchBarモデル Core i7 2.7GHz/メモリー16GB/SSD512GB
スペースグレイ MLH42J/A 、シルバー MLW82J/A
ヨドバシ 301,100円 15,055ポイント お取り寄せ
ビックカメラ 301,093円 15,054 ポイント お取り寄せ
それぞれ、以下のリンク先で調べることができます。
ヨドバシカメラ MacBookPro
ビックカメラ MacBookPro
13インチモデルはTouchBarあり、なしが選べます。価格差は3万円です。
カスタマイズで主流のメモリ増量、SSD増量の価格差は、
SSD 256GB => 512GBは2万円です。
メモリー8GB=>16GBは2万円です。
Late216の内蔵SSDは高速です。
同様な高速を目指して、外付けSSD+Thunderbolt3は高くつきます。内蔵SSDを増量した方が断然安いです。
15インチモデルに関しては、Late2016 vs Mid2015で比較した記事「MacBook Pro Retina 15インチモデルはMid2015が買い時なのか!?」にまとめています。
Late2016は発売直後でAppleで購入しても、量販店で購入しても価格差がほとんどないです。ポイントを加味すると家電量販店の方が安くなります。
メモリを16GBにしたり、CPUをアップグレードしたり、USキーボードにしたい、カスタマイズの要望に応えてくれるのは、Apple公式サイトだけです。
http://www.apple.com/jp/macbook-pro/
では、これから結論に達したCPU、内蔵グラフィックス、SSDのスピードなどを過去のMacBook Proと比較詳細です。
CPUベンチで比較!最新モデルLate 2016
CPUのスピード、内蔵されるIntel Iris Graphicsから推測できるCPUを調べて、スペック(ベンチマーク)を比較して見ます。
数値が高い方が性能が高いです。CPUのトレンドは省電力、低発熱です。新しいものほどこの傾向にあります。
最高峰のスピードを求めるなら15インチモデルです。
まずは、結論です。
CPUベンチで比較!最新モデルLate 2016の結論!
- 4年前に発売されたLate2012と新Late2016の性能差は2倍未満です。
- 13インチモデルはどれ選んでもCPUベンチは誤差。性能アップは2倍未満だから悩むだけ無駄。
- 性能重視なら絶対Corei7 HQ(4コア8スレッド)が選べる15インチモデルです。
以下MacBook Pro Retina,Late 2016に搭載されるCPUのPassMark、GeekBench3のベンチマーク結果です。
Macで計測されたものではないです。CPUの性能として見てくださいね。
Corei7 HQモデルが選べるのは、15インチモデルだけです!
PassMark | GeekBench3 Single | GeekBench3 Multi | CPU |
3,780 | 3,251 | 5,690 | 2.0GHz 2コア Corei5-6360U 13無印(量販店購入モデル) |
(4,657) | 2.4GHz 2コア Corei7-6660U 13無印 | ||
4,735 | 3,481 | 7,128 | 2.9GHz 2コア Corei5-6267U 13タッチバー(量販店購入モデル) |
5,042 | 3,692 | 7,590 | 3.1GHz 2コア Corei5-6287U 13タッチバー |
4,739 | 3,826 | 7,045 | 3.3GHz 2コア Corei7-6567U 13タッチバー |
7,975 | 3,694 | 13,212 | 2.6GHz 4コア Corei7-6700HQ 15インチ(量販店購入モデル) |
8,236 | 3,800 | 13,643 | 2.7GHz 4コア Corei7-6820HQ 15インチ(量販店購入モデル) |
8,757 | 4,012 | 14,506 | 2.9GHz 4コア Corei7-6920HQ 15インチ |
過去のMacBook Proの最安モデルのベンチです。比較対象として参考にしてください。
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
PassMark | GeekBench3 Single | GeekBench3 Multi | CPU |
4,560 | 3,233 | 6,991 | Corei5-5257U |
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
PassMark | GeekBench3 Single | GeekBench3 Multi | CPU |
3,893 | 2,690 | 5,594 | Corei5-4258U |
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)
PassMark | GeekBench3 Single | GeekBench3 Multi | CPU |
3,789 | 2,487 | 5,289 | Corei5-3210M |
CPUのベンチマークの値は、PassMark、GeekBench3(64bit)のベンチ結果を公表している、サイトを参考にしています。
主に使用している数値は、http://www.cpu-monkey.com/ です。
見つからなかったものは、https://www.cpubenchmark.net/ から探して、()で表しています。
CPUのスピード、内蔵されるIntel Iris Graphicsから推測できるCPUとオプション価格は以下の通りです。
<<13インチモデル Intel Iris Graphics 540 Memory 8GB・SSD 256GB>>
2.0GHz Corei5-6360U 2コア4スレッド
2.4GHz Corei7-6660U 2コア4スレッド +3万円
その他、選べるのは、+2万円の16GBメモリ、+2万円 512GB SSD、+6万円 1TB SSDです。
<<Touch BarとTouch ID 13インチモデル Intel Iris Graphics 550 Memory 8GB・SSD 256GB>>
2.9GHz Corei5-6267U 2コア4スレッド
3.1GHz Corei5-6287U 2コア4スレッド +1万円
3.3GHz Corei7-6567U 2コア4スレッド +3万円
その他、選べるのは、+2万円の16GBメモリです。
<<Touch BarとTouch ID 13インチモデル Intel Iris Graphics 550 Memory 8GB・SSD 512GB>>
CPUに関しては、「Touch BarとTouch ID 13インチモデル Intel Iris Graphics 550 Memory 8GB・SSD 256GB」と同様です。
+2万円の16GBメモリの他、+4万円で1TB SSDが選べます。
<<Touch BarとTouch ID 15インチモデル AMD Radeon Pro 450 Memory 16GB・SSD 256GB>>
2.6GHz Corei7-6700HQ 4コア8スレッド
2.9GHz Corei7-6920HQ 4コア8スレッド +3万円
Intel HD Graphics 530が内蔵されています。AMD Radeon Pro 450と切り替え可能です。
+2万円で、AMD Radeon Pro 460(4GBメモリ搭載)にできる他、+2万円 512GB SSD、+6万円 1TB SSD、+14万円 2TB SSDが選べます。
<<Touch BarとTouch ID 15インチモデル AMD Radeon Pro 455 Memory 16GB・SSD 512GB>>
2.7GHz Corei7-6820HQ 4コア8スレッド
2.9GHz Corei7-6920HQ 4コア8スレッド +2万円
Intel HD Graphics 530が内蔵されています。AMD Radeon Pro 455と切り替え可能です。
+1万円で、AMD Radeon Pro 460(4GBメモリ搭載)にできる他、+4万円 1TB SSD、+12万円 2TB SSDが選べます。
Macは、Apple公式サイトから購入可能です。
メモリを16GBにしたり、CPUをアップグレードしたり、USキーボードにしたい、カスタマイズの要望に応えてくれるのは、Apple公式サイトだけです。
http://www.apple.com/jp/macbook-pro/
最新モデルLate 2016のグラフィック性能は?
HTML5が主流になりつつあるので、WebGLの注目度高いです。
WebGLは、OpenGL/OpenGL ESの性能に左右されるので、OpenGLのベンチマーク結果を比較しています。
OSX El Capitan以降、MetalAPIで高速なグラフィック描画が可能になっています。
実際は、OpenGL/ESのベンチマーク結果よりも性能は良いと思います。
結論としては、13インチモデルの内蔵グラフィックスは大きく向上しています。
内蔵グラフィックスの性能向上はLate2012と比べると約3.5倍です。
Late2013、Mid2014と比較しても約2倍性能が向上しています。
15インチモデルも調べて見ましたが、Radeon Pro450/455/460のベンチマーク結果が見つかりませんでした。
ベンチマークの数値は、Cinebench R11.5 - OpenGL 64Bitの値です。大きいほど性能がいいです。
数値は、こちらのベンチマーク結果を公表している http://www.notebookcheck.net/ を参考にしています。
そのため、MacBookPro+macOSの性能結果ではないです。基本性能値と判断してくださいね。
- 47.5 13インチ Late 2016の内蔵グラフィックス Intel Iris Graphics 540
- 48.9 13インチ Touch Bar Late 2016の内蔵グラフィックス Intel Iris Graphics 550
- 24.9 13インチ Early 2015の内蔵グラフィックス Intel Iris 6100 Graphics
- 21.4 13インチ Mid 2014/Late 2013の内蔵グラフィックス Intel Iris Graphics 5100
- 13.6 13インチ Late 2012の内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 4000
- ---- 15インチ Late 2016 AMD Radeon Pro 450(2GBメモリ搭載)
- ---- 15インチ Late 2016 AMD Radeon Pro 455(2GBメモリ搭載)
- ---- 15インチ Late 2016 AMD Radeon Pro 460(4GBメモリ搭載)
- 65.0 15インチ Mid 2015 AMD Radeon R9 M370X(2GBメモリ搭載)
- 49.6 15インチ Mid 2014 NVIDIA GeForce GT 750M(2GBメモリ搭載)
最新モデルLate 2016のSSD性能は?
Late2016はNVM Express接続、PCIe(Gen3 8GT/s)x4レーンです。規格値的には、3.9GB/sec出せる能力を持っています!
Late2012からの買い替えで、体感的に一番感じられるのは、SSDの性能の違いだと思っています。
Late2012からLate2016へ買い替えで3〜5倍の速さを体感できます。
各MacBookProのモデルとSSD接続方式をまとめると以下のようになります。
モデル | 接続 リンク速度 | 最高転送速度(規格値) |
Mid2012 Late2012 Early2013 | SATA 6Gbps | 750MB/sec |
Late2013 Mid2014 | SATA Express PCIe 2.0 x2 5 GT/s | 1GB/sec (500MB/sec x 2) |
Early2015 | SATA Express PCIe 2.0 x4 5GT/s | 2GB/sec (500MB/sec x 4 ) |
Mid2015 | SATA Express PCIe 2.0 x4 8GT/s | 3.2GB/sec (800MB/sec x 4) |
Late2016 | NVM Express PCIe 3.0 x 4 8GT/s | 3.9GB/sec (984MB/sec x 4) |
参考サイト:
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/376757.html
http://www.everymac.com/systems/apple/macbook_pro/index-macbookpro.html
Late2012、Early2013は、最大6Gbpsの速度しか出ませんでした。
このあたりのモデルからEarly2015、Mid2015、Late2016へ乗り換えると体感スピードを肌で感じることができますね!
Mid2015から、8.0GT/sの4レーン接続のSSDが標準になっています。
source: http://www.everymac.com/systems/apple/macbook_pro/macbook-pro-retina-display-faq/differences-between-macbook-pro-retina-display-13-inch-early-2015.html
source: http://www.everymac.com/systems/apple/macbook_pro/macbook-pro-retina-display-faq/differences-between-macbook-pro-retina-display-late-2013-mid-2014.html
source:
ITメディア 新型13インチMacBook Pro (Retina, Late 2016) のCPU、GPU、ディスク性能をベンチマーク
搭載されていたフラッシュストレージは、NVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)の「APPLE SSD AP0256J」(256GB)で、MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)のNVM Express接続(リンク幅x2 リンク速度8.0 GT/s)の「APPLE SSD AP0256J」(256GB)よりも速く、Write 1323.3MB/s(約1.95倍)、Read 2286.0MB/s(約2.7倍)という性能が出ていた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/28/news139.html
まとめ
MacBook Pro Retina Late 2016のスペックを過去のMacBook Pro Retinaと比較してきました。
MacBook Pro Retinaは、スペックがもともと高いので、どれを選んでも、長く使えるメリットがありますね。
スペック面だけで考えると、4年前のモデルでも、大きな支障なく使えます。
AppleCareは、購入後1年未満だったら加入できるので、ちょっと考える時間があります。
(ちょっと昔の記憶なので違ったらごめんなさい。)
MacBookPro Retinaと一緒に外出する機会が多いなら、修理・交換サービスを受けることがあるかもしれません。保証期間を3年間にしておいた方が安心です。
持ち出す機会が少ない場合、きっと壊すような危険性は少ないと思います。Late2012の利用実績では、3年使った後全く問題なし、です。
買取価格が比較的落ちにくいMacなので、1年使ったら新しいMacBook Proに乗り換えていくのも一つの手ですね。
USB資産は、USB Type-A Type-C変換コネクタで活用できます。
USB3.1 Type-C Gen2対応のUSBハブはまだ見当たりません。
ただ、Gen2対応のSSDはBuffaloから11月に登場します。
http://buffalo.jp/news/2016/10/26_01/
Thunderbolt3接続の外付けSSDは、いくつか登場していますが、まだ価格が高めです。これから価格下落に期待したいです。
参考:MacBook Pro Retinaモデルの一覧
MacBook Pro Retinaモデルの歴史を表にして見ました。ここ最近MacBook Proのアップデートがなかったことが改めてわかりますね。
発売時期 | 13インチモデル | 15インチモデル |
2012/6 メジャー Ivy Bridge | Mid 2012 | |
2012/10 メジャー Ivy Bridge | Late 2012 | |
2013/2 マイナー Ivy Bridge | Early 2013 | Early 2013 |
2013/10 メジャー Haswell | Late 2013 | Late 2013 |
2014/7 マイナー Haswell | Mid 2014 | Mid 2014 |
2014/10 発表なし! | ||
2015/3 メジャー Broardwell | Early 2015 | |
2015/5 メジャー Haswell | Mid 2015 | |
2015/10 発表なし! | ||
2016/3 発表なし! | ||
2016/10 メジャー Skylake | Late 2016 | Late 2016 |
2017年2月、3月あたりにマイナーアップデートがあるかもしれません。
メジャーとマイナーの違いは、同じ世代内でのCPU型番の違い(性能アップは誤差)です。
15インチは、クワッドコアのCore i7、16GBメモリーが主流です。
13インチモデルは、デュアルコアのCore i5、8GBメモリーが主流です。
参考:MacBook Pro Retina Late 2012のリアルなメモリ使用量
Windowsから初Macでどのくらいメモリ使用量使うのかよく分からない方も多いんじゃないでしょうか。
ちょっと古いLate2012ですが、最新MacOS Sierraをインストール済み、8GBのメモリの使用状況は、こんな感じです。
(クリックで拡大します)
何かと目立つのは、kernel_taskで、1.2GBぐらいメモリ使います。MacOSの根幹プロセスなので、仕方ないです。
SafariやChromeで1つタブやウィンドウを開くと大体100MBから250MB使います。
GMAILやgoogleドキュメントなど高機能なサイトはメモリをたくさん使います。1つで1GB程度です。
Safari(Webブラウザー)で30タブ、Chromeで20タブ、計50タブほど開いています。
スーパーセキュリティ Mac版、XCode、Visual Studio Codeなども立ち上げています。
メモリプレッシャーは緑色で、背景の白い部分が多めなのがわかるかと思います。余裕ってことです。
Webブラウジングの比重が高い用途なら、8GBでも余裕があると思います。
仮想化でWindowsを動かしたり、Office for Macを動かしたり等、重め?のアプリを多用するとメモリは不足しがちです。
メモリが不足すると通常スワップというディスクをメモリとして扱って不足分を補います。
MacBook Pro Retina Late 2016のSSDは高速なので、意外と救われる可能性もあります。
ただメモリを大量に消費することが前提のアプリだと厳しい状況が想像できます。
Parallelsという仮想化ソフトを使って、Windows10ProをmacOS Sierraで動かしたり、Excel for Mac、Excel(Windows)などを動かしてメモリを大量に使い始めたスクリーンショットです。
メモリープレッシャーの緑多めです。白い部分が少なくなっています。結構キツキツになりつつある状況です。
さらにExcelで実際に重いxlsxファイルを開いて編集し始めると黄色、淡い赤色とメモリ厳しいぞって教えてくれます。
メモリプレッシャーに淡い赤色が目立ち始めると動作が緩慢になります。
macOSは処理が重くなるとマウスカーソルがレインボーに変わります。
ちょっとウィンドウを動かしたり、タブを切り替えたり、ふとしたことでレインボーカーソルを見る機会が増えます。
macOSが使うメモリ量大体こんな感じか、って想像できたでしょうか。
MacBook Pro Retina購入時のメモリ選びに役立てたら幸いです。
先頭からここまで飛んだ方は、こちらから記事の先頭に戻れます。
参考:Thunderbolt3はUSB3.1 Type-C互換のポートです
今回Late2016に採用されたThunderbolt3ポートは、最大転送速度40Gbpsの超高速規格です。
外付けで接続できる規格でも抜群の速さです。
Thunderbolt3とUSB3.1 Type-Cのポート形状が一緒、Type-Cでも40Gbps出るよねっていうのは間違いです。
40Gbps出す条件は、接続する機器・デバイスに依存します。
接続する機器がThunderbolt3に対応している必要があります。
また、TB3(Type-C)からUSB3.0に変換するケーブルなどでUSB3.0/USB2.0 HDD/SSDも接続できます。
これらの速度も規格によって速度が変わります。
以下ThunderboltをTBと略します。
- Late2016 <=TB3(Type-C)=> TB3 対応機器 40Gbps
- Late2016 <=TB3 TB2変換アダプター => TB2 対応機器 20Gbps
- Late2016 <=TB3(Type-C) =>USB3.1(Gen2)対応製品 10Gbps
- Late2016 <=TB3(Type-C)=>USB3.1(Gen1)対応製品 5Gbps
- Late2016 <=TB3(Type-C)USB3.0変換アダプター/Hub=>USB3.0対応製品 5Gbps
- Late2016 <=TB3(Type-C)USB3.0変換アダプター/Hub=>USB2.0対応製品 0.48Gbps
と、見ての通り、接続する機器によって変わってきます。
特に注意したいのがGen2/Gen1です。
USB3.1 Type-CのHubや外付けSSD/HDDも当然発売されています。
USB3.1(Gen2)で接続すれば最大転送速度10Gbpsで高速なはずです。期待しちゃいます。
でも、よくよくパッケージの説明を見るとGen1(最大5Gbps)製品が多かったりします。
間違ってUSB3.1(Gen1)のHubとか購入してしまうと、せっかくの高速規格が活かされない事になります。
=>USB3.1製品を選ぶポイントは、Gen2対応かどうかです
外付けHDDを接続する場合、通常ハードディスクのスピードは5Gbpsも出ないのでUSB3.0接続でも気にならないかと思います。
外付けSSDを接続する場合は、なるべくSSDのメリットを活かせるUSB3.1 Gen2対応製品を選んでください。
TB2の外付けSSDとかも売っていたりします。価格に驚くと思います。(笑)
TB2まではMac以外ほとんど搭載されていないポートでした。なので普及もイマイチです。
でも、TB3は違います。
Thunderbolt3搭載のWindowsノートもDell/Asus/HPのメーカーから既に登場しています。
企業ユースでTB3活用も期待できます。裾野広いです。
Thunderbolt3は、超高速だからこそ実現できる2つのモニターで4K 60Hzを実現できたり、
一部コアなユーザーが待ち望んでいる外付けGPU(TB3さえあれば、超高解像度のゲームもヌルヌル動く)が実現できたりします。
当然40Gbpsの速度を売りにした外付けSSDや外付けHDD(レイド)なども期待できます。
Windowsノートでも使えるので、ユーザーの裾野が広いです。きっと価格もこなれてくることが期待できます。
TB3接続のあれこれは、アップル公式の「MacBook Pro Late2016でThunderbolt3を使って接続する(HT207256)」で学べます。
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