ラブホテルのフロントをやってみた件

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ビールメーカーの人と美味しいハイボールや
チューハイの作り方についても少し話をしました。

美味しいハイボールを作る時には
炭酸が飛ぶのを防ぐため
極力混ぜないようにする。

マドラーで混ぜる際は
縦に一回、というのは
全く知らなかったので驚きました。

なんでもハイボールの場合は
ウィスキーの自重で勝手に
混ざっていくそうなので
無理矢理、混ぜる必要は無いそうなのです。



チューハイ、サワーについて
私が勤めてるラブホテルでは
レモンサワーを作る時には

レモンシロップの原液を少量入れてから
炭酸のサワー液をグラスに注いで
思い切りマドラーで混ぜていたんですが

チューハイ、サワーも混ぜすぎると
炭酸が抜けてしまって味や
のどごしが悪くなってしまうので

マドラーで混ぜる回数は
最低限にした方が良いそうです。

そういう美味しいチューハイ、サワーの作り方なんて
深く考えず取りあえず教えられた通り
よく混ぜて出せば良いと考えていたので
色々、目からウロコでした。

頂いた説明書や美味しい
アルコールの作り方マニュアルに
よく目を通して勉強したいと思います。


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ラブホテルのフロントは客室からオーダーされた
ウェルカムドリンク（無料サービスのドリンク）を
用意することも仕事の一つな訳ですが

ウェルカムドリンクの中でも定番の
ビールについて某有名ビール会社の人が
説明に来てくれたので話を聞きました。

すごく驚いたのはグラスが汚れていると
ビールの味や泡立ちが悪くなって

味わいや見た目、品質が落ちるので
ビール専用グラスの洗浄やビールサーバーの
洗浄はしっかりやるべきだということです。

もちろん決められた間隔の
洗浄をやるべきというのは分かりますが

改めて写真で、洗浄をしていない
機械で入れたビールと定期的な洗浄をしている
ビールサーバーで入れたビールの色の違いを
目の当たりにすると驚きます。



洗浄している機械で入れたビールは
透明感のある黄金色ですが

定期的な洗浄をしていない場合は
ビールの色が茶色っぽく、
くすんでしまうんですよね。

そしてビールの美味しさは一口目が大事だそうで
キメ細かいクリーミーな泡を提供する為にも
曇りのない綺麗に洗浄されたグラスが大切なんだそうです。

ちなみに一般的にはグラスを
冷やしておいた方が良い
みたいな話を聞いたことがありますが

冷凍庫でグラスを凍らせてしまうのは
ビールを入れた際にグラス表面についていた
細かい氷が溶けてビールが水っぽくなり

ビール本来の味わいが
損なわれてしまうので
グラスを冷凍庫で凍らせるのは
NGなのだそうです。


そしてビールの黄金色（液体）部分と
白い泡部分の適切な配分というのも
知らなかったので勉強になりました。

ちなみにホコリやタバコの煙も
グラスが汚れてビールの味が
落ちることにつながってしまう為、

グラスの保管は伏せて、グラス内部に
ホコリやゴミが入るのを
防ぐのも基本なのだそうです。

他にもビール樽の保管温度や
炭酸についてなど、季節や気温によって
設定が違うことなど伺いました。

少し注意するだけで味が良くなるなら
配慮したいと思います。
せっかく出すんだから、お客様には
美味しいビールを飲んで頂きたいですからね。


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ラブホテルのフロントをやっていて
先日、はじめて迷惑電話がかかってきました。

当初はラブホテルを利用する客を装い
ホテル内で販売している
大人のおもちゃについて
質問していたのですが

自分が大人のおもちゃを使用した
具体的な感想を言い始め
女性フロントが恥ずかしがる様子を
楽しみたかったようなのですが

こちらは淡々と対応した挙句、埒が明かないので
「実際に来店して大人のおもちゃのカタログを見て下さい」
的なことを言うと電話をガチャ切りされました。



客として来店する予定があるなら
ガチャ切りするとは思えないので
やはり電話ごしに女性と
エロトークを楽しみたいと思って

ラブホテルのフロントに客として電話をかければ
切られる心配は無いに違いないと考えていたのに
思いの外、塩対応されてブチ切れたのでしょう。

本当に来店してくれるなら、
電話対応した甲斐もありますが

来店するつもりもないのにワンオペで
クソ忙しいフロントの時間を
アホな電話で消費するとか
業務妨害、犯罪行為に該当する所業です。

こういう迷惑な電話をかけて
喜んでるような奴に比べれば

安くないお金をちゃんと払って
デリヘル嬢のサービスを
買っているデリヘルの男性客って遥かに
マトモだよなぁと思ってしまいました。


ちなみに迷惑電話、猥褻電話をかける側は
電話をかけて話すだけなんだからと
軽い気持ちでやっているのでしょうが

迷惑電話は迷惑防止条例で
禁止されていて罰則もあります。

非通知で電話をかけていたとしても
被害を受けた側が警察に被害届を出し、

警察が動けば身元が特定され
最悪、業務妨害罪と判断され
逮捕される可能性があります。

実際に悪質な迷惑電話や
無言電話をかけた人が
警察に逮捕されたという例が
過去に複数あります。

いたずら電話という言葉の響きは
軽いように感じる方もいるかと思いますが
厳密には犯罪行為と認定されます。

くれぐれも迷惑電話や
嫌がらせの電話はしないように
して下さいね。


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駅に近い立地のラブホテルなら
徒歩で来店するお客様も多いと思いますが
私が勤務しているラブホテルは微妙な場所にある為、
車で来店するお客様も多いです。

一般的なコインパーキングのように
駐車した車のタイヤに
ロックがかかるシステムなら
違法駐車も少ないかと思うのですが

私が働いているラブホテルの場合、
誰でも駐車場に侵入して
駐車できる上、コインパーキングのように
タイヤにロックがかからないシステムです。

さらに利用客のことや人件費削減もあって
駐車場の出口に人員を配置していません。

つまり、ラブホテルの利用者ではない人間も
駐車場に侵入して無断駐車することが
容易な環境となってしまっているのです。

そんな状況を知った近隣住民の一人が
連日のように駐車場に無断駐車する
ということが起こっていました。

無断駐車なら警察に言ってレッカー移動なり
減点、罰金なりしてもらえばいいんじゃ？

そう思っていましたが、警察が違法駐車を
レッカー移動したり取り締まったりできるのは
あくまで公道のみで私有地内、

つまりラブホテルや店舗などへの
無断駐車に関しては基本的に
警察は取り締まらないそうなのです。
それを分かった上でしょう。

無断駐車を行っている人物は
店側の人間が何回注意しても
のらりくらりと生返事をして
聞く耳を持たないという状態でした。



タチの悪いのになると迷惑駐車をされた側が
車に「迷惑駐車しないでください！」と書いた
貼り紙でもガムテープで貼り付けようものなら

ガムテープを貼られたせいで、剥がす時に
テープの跡が残った！
車を汚された！弁償しろ！などと

迷惑駐車をしている側が逆に
高額な損害賠償を請求するという
逆切れパターンがあったり

ならばとレッカー移動すると
車を勝手に移動させられた！
盗難された！とやはり
逆切れされるパターンがあるようで

実は私有地に違法駐車されると
違法駐車、迷惑駐車としてまともに対応すると
された側が逆に泣き寝入りするしかない。
というのが現在の日本の法律らしいです。

刑法第234条の威力業務妨害に該当

それでは違法駐車や迷惑駐車をやった者勝ちという
非常に不愉快な話になってしまうのですが、
法律的に何も対応できないのかと言うと
そうでもないようです。

検索して調べてみたところ
商業施設の駐車場内に
迷惑駐車をするというのは

迷惑駐車をしている車の為に
他の客がその施設や店舗を
利用できないということで

店側に金銭的な損害を与える行為ですから
法律的には刑法第234条の
威力業務妨害に該当するようです。

ラブホテルの駐車場には
防犯カメラが取り付けられており

違法駐車を行っている
車両や人物が何月何日
何時間、違法駐車していたか
しっかり録画していますから

店舗側がその気になれば
証拠をいつでも警察に提出できます。

威力業務妨害だと認定されれば
3年以下の懲役もしくは
50万円以下の罰金となります。

刑法130条の住居侵入罪、建造物侵入罪

違法駐車に該当する法律でもう一つ
刑法130条の住居侵入罪、
建造物侵入罪というのがあります。

よくニュースなどでも
住居侵入罪というのを聞きますが
マンションの共用部分も邸宅に該当するそうです。

団地やマンションが
「居住者以外が敷地内に立ち入ることを禁止する」
と看板に明記しているケースを
見たことがあると思いますが

あれは人目につく場所に居住者以外が
立ち入りしてはいけない場所であると
周知させることによって

無断駐車や違法駐車を
建造物侵入罪として対処しやすくする
という役割もあるようです。

ですから、迷惑駐車に悩まされていて
真剣に対策したいという場合、
施設内の目立つ場所に

「当施設の利用客以外の立ち入りを禁止します。
違反者には罰金を請求します」

みたいな警告文を貼って、
迷惑駐車が行われた録画映像と
日付、回数を淡々と記録して

証拠を揃えて警察に告訴すると
被害者から告訴された場合、
警察は動かざるを得ないようです。

もっとも警察は仕事が増えることや
迷惑駐車の対応という地味な仕事を嫌がるそうなので
告訴を中々、受け取ろうとしないらしいのですが

迷惑駐車に対して真剣に頭に来ていて
店舗側の被害も実際、あるなら
告訴されて警察沙汰になったとしても
仕方ないのではないんじゃないかと思います。

そういうわけで違法駐車は
店舗、施設側に迷惑をかけるばかりでなく

違法駐車をやっている側が
警察のお世話になった挙句、何らかの罪に問われ、
罰金や懲役を食らう可能性があるので
やらないのが無難だと思われます。

ちなみに住居侵入罪、建造物侵入罪は
たとえ未遂であっても処罰される罪状なので
マジで建物管理者がガチ切れすれば

迷惑駐車をやっている人物の所に警察が向かって
相応の報いを受けることになると思われます。

ちなみにウチの駐車場で迷惑駐車を行っていた人物は
上の者が警察に相談して対応してもらったところ、
迷惑駐車をしなくなりました。

警察側とどういうやり取りがあったのかは
分かりかねますが、やはり迷惑行為は
やらないに越したことはないでしょうね。


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私が勤めているラブホテルはシステムの関係上、
チェックアウト時に利用客が部屋から
フロントに電話をかけて、フロントが
電子錠を操作してカギを開けるという流れになっています。

ほとんどのお客様は
電話をかけてきた場合
開口一番、

「出ます」

と用件だけ、一言話すのですが中には
「ロビーにある入浴剤やシャンプー、化粧水などを取りに行きたい」
「ホテルを出て外食したい」

そんなお客様もいらっしゃいますので
念の為、チェックアウトということで大丈夫か
確認してから客室退出のシステム操作を行っています。

「そんな報告いらないですよ」と思った件

多くのお客様が
「出ます」
「帰ります」
「チェックアウトします」

などと告げて客室を出て行く中、
先日、いつものようにフロントとして
客室からの電話に出ました。

「はい。フロントです」
「終わりました」
「……チェックアウトでしょうか？」
「はい」

その後、客室料金を支払って
スムーズに帰って頂きましたが、

いや「終わりました」って
フロントに報告されてもね！

私は「ご苦労様でした」とでも
言えば良かったんですかね？
さすがに言わないですけどね。

まぁ「客室の利用が終わりました」という意味に
受け取れないこともないけど、

まぁ、ストレートな意味だったんでしょうね。
ぶっちゃけ、そんな事後報告は
いらないよ！と思ってしまいました。


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ラブホテルでフロントをやっていて
困る事というのは色々あります。

特に一人でフロントをやっている場合、
フードのオーダー、ドリンクのオーダー、
コスプレ衣装のオーダー、料金精算。

これらのことが複数いっぺんに重なると
一人で対応しているワンオペのフロントは
キャパオーバーで、もう涙目です。

もちろん客室から突然、思いがけないような
クレームが入るケースが
困るのは当たり前なのですが
日常的にフロントが困る事は

客室に置いているタオルに
べったりと口紅やファンデーションが
付けられることだったりします。



多くのラブホテルがそうだと思うのですが
バスタオルなどのタオル類は
利用客の使用後、ラブホテル内に設置してある
洗濯機で洗った後、乾燥機で乾かします。

しかし口紅やファンデーションが付着していると
メイク落としをタオルに付けて
手でこすり洗いして化粧品の汚れを
落とさないといけないのです。

こすり洗いで、あっさり
汚れが落ちてくれれば良いのですが
濃い口紅やファンデーションが
タオルに強くこびりついている場合、

一度、乾燥機で乾燥してしまうと
なかなか汚れが落ちず最悪、
化粧品の色がタオルに残ってしまうことになります。

口紅やファンデーションより面倒な血痕

そして化粧品より面倒なのが血です。
ラブホテルというのは女性客が生理中に利用した場合、
当然ながらシーツやタオル、ガウンなどに
血痕が付着するケースがあります。

早く発見して水に漬けるなど出来れば
血抜きも比較的、簡単なのですが
シーツなどを血で汚した女性客は
恥ずかしさもあるでしょうし

下手に「血でシーツやガウンが汚れました」と
フロントに自己申告した場合、
クリーニング代を請求される可能性や
下手したら弁償の可能性もあると考えるのでしょう。

血で客室内を汚しても利用客の多くは
フロントに何も告げることなくチェックアウトします。
そうなるとメイクさんが客室に入る頃には

それなりに時間が経過し、乾燥してすっかり
血が固まったシーツやタオル、ガウンが
残されているという状態になり
ラブホテル側が血抜きに
苦労するということになります。



ちなみに漂白剤などを使って
汚れを落とそうとしても
長時間、血などが染み込むと
完全に汚れを落とすことが出来ないのです。

男性客が一人で滞在すると、せいぜい
ティッシュのゴミが大量にあるとかなので
普通の利用なら清掃に
時間がかかることは、まず無いのですが

生理中の女性客が利用する時、
場合によってはファンデーション、
口紅、血液の被害が甚大です。

もちろん。ベッドで眠っていたら
突然、生理が来てしまって

自分でも、汚すつもりは無かったのに
血でベッドを汚してしまったという
パターンもあるかと思います。

不可抗力で事故的なケースに関しては
仕方ないかと思いますが
平然と、わざとベッタリ汚していくのは
ご遠慮して頂きたいなぁと思います。


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ラブホテルは休憩時間が一時間前後からという
料金設定のホテルが多いかと思います。

ある程度、キリの良い時間設定で
そうなっているのだと思われます。

個人的にカラオケなどに行くと
時間ギリギリまで滞在する派なので
ラブホテルのような料金設定なら

時間ギリギリまで利用するのが
当たり前なのかなと思っていたのですが
ラブホの利用客は案外、気にしない人も多いようで
一時間を少し超えた時間にチェックアウトする利用客や

あるいは30分でチェックアウトする
利用客もいて驚きます。



しかし上には上がいるモノで
一番値段の高い客室に入室してから
20分でチェックアウトというお客様もいました。

それだけ短時間だと速攻でベッドインして
事が済んだら即、退室だと思われますので
わざわざ一番高い部屋にしなくてもいいんじゃ……。
などと思ってしまったりもするんですが

ラブホテル側としては、たった20分で
安くない高額客室の利用料金を
気前よく支払って頂けて
ありがたい事この上ないお客様であります。

しかし、世の中にはさらに上には
上がいるモノでして、中には
もっと短時間でチェックアウトされる
お客様もいるのです。

超高速利用！　15分でチェックアウト

ある時、いつものようにラブホテルの
フロントとして仕事をしていると

15分でチェックアウトと
20分以内にチェックアウトという
利用客が一日で複数件、ありました。

この回転率の速さには客室の清掃を
担当しているメイクさんも驚き
「これ、本当に一般のお客さん！？」
などと目を丸くしていました。



私が勤務しているラブホテルでは
特定のデリヘル業者に
割引サービスを行っているので
該当するデリヘル業者が利用しているなら

デリヘル嬢の自己申告でフロント側が
どの客室にどのデリヘル嬢が入っているのか
把握できるのですが、

割引サービスを行っていない
デリヘル業者が客室を利用している場合、
一般のお客様と同じように料金を支払う為

フロント側は、はっきりとデリヘル業者だと
把握できないんですよね。



それにしても15分のデリヘルだとして
たった15分じゃあ、普通に
ラブホテルの客室代（一時間利用の代金）
を支払ったんじゃ利益率が悪いのでは？

という疑問を持ったので、少し調べてみたんですが
デリヘル、ホテヘルなどの風俗で働いている女性は
お客様が支払ったお金の半分が取り分
というのが多いみたいですね。

ざっくりと分かりやすい数字で説明すると
男性客が一時間一万円でデリヘル嬢の
サービスを受けたとすると

その内、半分の五千円がデリヘル嬢の取り分。
もう半分がデリヘル業者（店）の取り分みたいです。
ラブホテル利用の場合、客室代金や車での送迎、
トラブルが起こった際の対応などありますから

デリヘル業者側としてはデリヘル嬢が
安全に仕事ができるよう
フォローするという役目もあります。



しかし、仕事に慣れたデリヘル嬢で
気前の良い固定客がついてる場合や
ほぼ個人でもやっていけるデリヘル嬢の場合、

自分の売り上げから半分も業者に
搾取されるのが耐えられない！
独立する！という経緯があったりして
個人のデリヘル嬢となって業者を通さず

一般の利用客と同じように客室を利用しながら
15分の短時間デリヘルで仕事をこなしている。
というケースもあるのかなと思います。

ちなみに高級風俗街として有名な
場所のサービス料金を見ると
最短時間が15分〜となっていますので

同様のサービスを提供していて
料金設定もそれなりなら
たった15分で通常の客室料金、
一時間分を支払っても

デリヘル嬢側はじゅうぶん元が取れて
黒字になる計算なのかなと思ったり……。


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ラブホテルは特定のデリヘル業者に対して
割引サービスを行っている場合があります。

その理由は昼間、空室になりがちな客室の
回転率を上げる為だと思われますが
デリヘル業者なら誰にでも割引している訳ではなく

あくまで事前にラブホテル側が
割引サービスを行うと決めている
デリヘル業者に対してのみ
割引をしている訳です。

私が働いているラブホテルでは
主に同伴デリヘルA社（仮）と
派遣デリヘルB社（仮）に割引をしています。

なので、そこのデリヘル嬢は昼夜問わず頻繁に
やって来て客室に入っていました。




同伴デリヘルの場合、デリヘル嬢を乗せた業者の車が
駅前などで客と待ち合わせをして
客を乗せた後、ラブホテルへGO！
という流れらしく

同伴デリヘルの場合はラブホテル入店前から
デリヘル嬢と一緒なので
待ち時間に無駄が少ないようです。

派遣デリヘル、ホテヘルの場合、男性客が
デリヘル業者に電話やネットで連絡をして
デリヘル業者側が「ラブホテル●●へ行って下さい」
みたいな感じで場所を指定され

男性客が指定されたラブホテルの客室内で
デリヘル嬢を待つ。という流れのようです。

前者の同伴デリヘルだと車を運転している
デリヘル業者のドライバーに男性客が
顔を見られてしまうし、

デリヘル業者の車に乗り込むのは
人目につきたくないという場合は
後者の派遣デリヘルなら人目に
つきにくい感じだと思われます。


そんなある日の深夜、いつも通り
フロントとして仕事をしていると
ロビーから電話がかかってきました。

防犯カメラ越しの映像を見れば一人の
男性客がロビーから電話をかけているのが見えました。



ロビーから電話をかけてくるのは派遣デリヘル業者
B社の紹介でやってきた男性客が多いので
きっと、この男性客もB社の紹介で来たんだな
と思いながら私は受話器を取りました。

「はい。フロントでございます」
「ルーシーの紹介出来ました」
「……ルーシー？　あの、えっと。デリヘルでしょうか？」
「そうです」
「では●●号室へどうぞ」

ひとまず、空いている客室に案内しましたが
ルーシー（仮名）なんて聞いたことがないデリヘル業者です。

新人フロントである私が知らないだけで
実はこのラブホテルが割引サービスをしている
デリへル業者なのかも？

そう思った私は上の者に確認しました。

「ルーシーっていうデリヘル業者の紹介で来たって言われたんですが、知ってますか！？」
「知らない。ウチは関係ないよ」
「じゃあ割引は……？」
「通常料金でいいよ」

割引サービスの対象外なら通常料金にするしかありません。
しかし、時間は夜23時を回った深夜です。
ウチのラブホテルは深夜の24時を超えると自動的に
宿泊料金になるので、そのことを利用客に伝えないといけません。

客室に入ったルーシー（仮名）の利用客にも
そのことを伝えるべく内線電話をかけたのですが
全く、電話に出ない！

「どうしよう出ない……」
「お風呂に入ってシャワーを浴びてるのかも」

宿泊料金のシステムについて早く伝えたいのは山々ですが
お風呂に入って髪でも洗っていようものなら
すぐに電話に出ることは出来ませんし

フロントも他の客室からウェルカムドリンクやフード、
コスプレ衣装のオーダーやチェックアウトの処理など
他の業務がありますから、かかりきりになっていられません。

仕方なく、電話に出ない客室のことは後回しにしていると
ロビーから電話がかかってきました。

「はい。フロントです」
「すいません。●●号室を開けてください」

ルーシーのデリヘル嬢がようやくやってきました。



デリヘル嬢が客室に入ったタイミングで
私は再び客室の男性客に電話をかけました。

「すいません。フロントでございます」
「はい」
「深夜の24時を過ぎますと宿泊料金に切り替わってしまいますので、ご注意ください」
「へ！？　いくらになるの？」
「そうですね……。24時になる前なら●●●●円ですが、宿泊料金だと■■■■円ですね」
「そんなに持ってないよ……」
「えっ」
「ちょっと、相談します」
「はぁ……」

男性客とデリヘル嬢は何やら話を始めました
デリヘル業者ルーシーはこのラブホテルを
普段、利用していないので深夜24時を過ぎると
宿泊料金になることを知らなかったのでしょうか？

近隣のラブホテルでも深夜24時を過ぎると
宿泊料金に切り替わるのでデリヘル業者が
知らないとは思えないですが、

少なくとも男性客は知らなかったのですから、
手持ちが少ない利用客は大変です。

私が知る限りラブホテルでデリヘルを利用する
男性客の多くは一時間〜二時間程度
デリヘル嬢と、まったり客室にいます。

しかし深夜23時30分を過ぎた今
休憩利用の場合、残された時間は30分弱です。



「……24時になる前に出ます」
「分かりました」

というわけでルーシーの男性客は
休憩料金の時間以内で
チェックアウトすることを選びました。

その後、なんとか時間ギリギリで
ルーシー（仮名）の男性客とデリヘル嬢は
チェックアウトしたのですが、
ちゃんと時間に間に合うのかハラハラしました。

デリヘルやラブホテルを利用する際は計画的に
フロントからのお願いです。


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ラブホテルといえば恋人、カップルが
愛し合う場所な訳ですから
そこで働くスタッフというのは
どういう心境なのか

ラブホテル内の通路やロビー、駐車場には
防犯上の理由で防犯カメラが設置されていますから
フロントの人間はそれをみることで
来客を知ることが出来るわけです。

ラブホテルの内部を知らない人からすると
監視カメラを見ているスタッフは
一々、客をチェックしながら

色んな話をしたりしてるのかも？
もしかして、ムラムラすることもある？

なーんて疑問を持つ方もいるかもしれませんが
正直、まったくムラムラしませんし
フロントの人間としては電話での接客対応、
オーダーが通った際のドリンクや食事の用意、



コスプレ衣装や大人のおもちゃが注文された際に
客室まで運ぶ。客室から引き下げられた食器を洗う。
バスタオル類を洗濯機で洗って
乾燥機に入れ終わったら畳む。

客がチェックアウト時に料金精算などの
仕事が目白押しで職務中に
ムラムラすることは皆無です。

ちなみにラブホテルで従業員スタッフに
通路で鉢合わせしてしまった客が
恥ずかしそうに顔を隠す場合がありますが

スタッフ側は客に対して
何の感慨も感情も関心も
無いのでご安心ください。

あと、客室内には当たり前ですが
監視カメラは設置されていません。

特にネットやSNSが浸透している
今の時代にホテル側が監視カメラを設置して
盗撮していたことがバレれば致命的ですし、

常識的に考えてホテル事業者側が
客室内にカメラを設置することはありえないです。
室内は完全に隔離されたプライベートな空間となっています。


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私が勤務しているラブホテルは規模が大きくないので
フロントを一人で切り盛りしています。

一般的なフロントの業務と言えば
防犯カメラでロビーや通路、駐車場に出入りしている
利用客などを視認することも含まれているのですが

フロントが一人だけの場合、電話の応対やタオルたたみ、
洗濯、食事作り、ウェルカムドリンクを客室へ運ぶ。
食器洗いなど雑務もこなしているので

ぶっちゃけ四六時中、防犯カメラ映像を
リアルタイムで監視するのは不可能です。

そして、例によって勤務中に
パタパタと雑務をこなしている時
利用客が客室へチェックインしました。



私が勤務しているホテルでは夜の時間帯は
休憩利用か宿泊なのかを電話で聞いて
宿泊の場合は料金を前払いしてもらうシステムなので

客室に電話をかけると男性客は「宿泊で」と答えました。
通常の宿泊料金を前払いでいただき、その後
男性客がウェルカムドリンクの
ライムサワーを一杯、希望されました。

多くのラブホテルがそうだと思うのですが
宿泊客や休憩利用の場合、一人一杯
ウェルカムドリンクサービスが受けられるので
一部屋で二杯の無料ドリンクを用意できるシステムになっています。

男性客は一杯しか注文しないけど
後から「もう一杯」と言われて持っていくのも二度手間ですし
一人がウェルカムドリンクを飲んでるのに
お連れの方が飲まないのも気まずいのではと思いました。



「もう一杯、ウェルカムドリンク注文できますがよろしいですか？」
「でも一人一杯ですよね？　ぼく一人なので」
「え、お一人なんですか！？」
「はい」

なんと男性客は一人で宿泊だったのです。
防犯カメラを見ていなかったので
フロントの私は男性が一人で客室に入ったということに
全く気付かず電話で会話をしていたのでした。

ウェルカムドリンクは一人一杯につきサービスとなっていますから
厳密に言えば一人での宿泊なら一杯しか提供できないのですが
その男性客は通常の宿泊料金を支払い済み。
つまり金銭的には二人宿泊と同等のサービスを受けても良いはずです。

しかし男性側が自ら一杯と言ってる訳だし
新人フロントの身で仮にもホテルのルールを
積極的に破るわけにもいきませんから
ウェルカムドリンクは一杯だけ客室に持っていきました。

その後、何杯か有料の
アルコールドリンクを注文され
客室に持っていきました。



わざわざ通常料金でラブホテルに宿泊するということは
デリヘルでも呼ぶのかな？と思っていたんですが
女性を呼ぶ気配もなく、翌朝の早朝六時頃
その男性客の部屋からフロントに電話がかかり

「帰ります！」
「チェックアウトでよろしいですか？」
「はい！」
「ご利用ありがとうございました。お気をつけてお帰り下さいませ」
「はい！」

という感じで朝早くから明るく帰って行かれました。
実はその男性がチェックインしたのは
夜の23時頃でチェックアウトが朝６時

つまり実質、７時間弱の滞在だったのに
通常の宿泊利用（しかも土日料金）だったので
一人利用だと、かなり割高なはずなのに

男性客は気持ちよく一部屋（二人宿泊分）の
宿泊料金を支払っていかれたので
私は不思議に思いました。

後で清掃の関係もあり、客室を見ると
大きなローションのボトルがゴミ箱に捨てられていたので
一人でローションを使用されていたのだと思われます。



自宅で自由にローションを使えない人が
ラブホで思う存分、一人
ローションプレイを楽しんだのかな？

まぁ、ラブホ側としては特にクレームもなく
通常料金で気持ちよく帰って頂けて
かなりありがたいお客様です。

一応、ラブホテルによっては一人宿泊の場合
公式HPなどで割引クーポンなど
お得な割引サービスがある所もありますので

事前にネットのサイトでチェックすると
通常より安くラブホテルを
利用できるかと思います。

ちなみにお風呂でローションを利用する場合、
浴室の床に付着したローションが流れにくく
メイクさんによる清掃が大変な場合もあるそうで

清掃しきれなかったローションで後のお客様が
浴室内で足をすべらせやすくなる。
最悪、転んで頭などを強打するという
事案が発生することもあるらしいので

ローションをご利用の際は極力、
周囲にまき散らかさない範囲で楽しんで頂けると
ラブホテル側としては助かります。


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