2019年09月11日
24時間以上、客室にいる利用者が生きてるのか死んでるのか分からなかった件
先日、いつも通り
ラブホテルのフロントとして
業務に携わっていました。
午前中、私の前に勤務していた
フロントさんから仕事を引き継ぎ
お昼には宿泊客も次々と
チェックアウトしていきました。
宿泊の場合、お昼のチェックアウト時間までに
部屋を退出しないと追加料金、
延長料金が発生してしまいます。
だから9割以上のお客さんは
余計なお金を払わなくて済むように
規定の時間内にチェックアウトするのです。
しかし、その日はお昼を過ぎても
チェックアウトしない客室がありました。
一番高い料金の客室に宿泊していた利用客です。
「一番高い客室に宿泊するってことはサイフに余裕がある人だろうから、宿泊時間をオーバーして延長料金を払っても平気なんだろうな」
そう思って最初は深く考えませんでしたが
夕方になり、夜になっても客室からは
何の音沙汰もなく、ついに滞在時間が
20時間を越えました。
通常、長時間の客室利用になれば
お腹がすくので食事を頼むはずなのですが
宿泊利用なら無料でつく
モーニングの朝食すらオーダーがなく
さすがにこれはおかしいと気になって
途中、客室に利用客はちゃんといるのか
客室前まで行って小窓から中をのぞいて
確認したりしました。
ちなみに客室のドアを開けても
防音の関係で中扉もあるので
中扉が閉まっていれば小窓から
室内を見ようと思っても
客室内までは見ることが出来ず
せいぜい玄関と廊下、
中扉が見えるという構造になっています。
(ウチの場合)
そして小窓から確認したところ
玄関に男女二人のクツが置かれているのは
確認できたので、
どうやら客室内に利用客がいるのは
間違いないというのは分かりました。
しかし、いくらなんでも
これだけ長時間、食事も頼まないのはおかしい。
でも長時間の滞在を見越して
持ち込みで食料を持参している可能性もあります。
実際、ラブホテルにコンビニで購入した
チーズや缶ビール、缶チューハイみたいな
飲食物を持ち込む利用客は多いですし
ラブホテル側も持ち込み利用客の為に
客室内に冷蔵庫や電子レンジを
設置しているケースがあります。
客室内にはウォーターサーバーや
インスタントコーヒー、
紅茶、日本茶などが作れるよう
ティーバックも置いてあります。
少なくとも水分補給で困ることはないはずです。
となればやはり持ち込みの食事さえ
事前に用意していれば長時間、
客室からの音沙汰がなくても不思議ではないのです。
しかし、丸一日近く客室に滞在していて万が一
客室の中で死亡、心中でもしていたらという
可能性が脳裏をよぎり、私は内心
動揺していました。
そして時間的に夜になって
もう一泊、宿泊する可能性が出てきた時、
意を決して長時間滞在中の客室に電話をかけました。
数回のコールの後、受話器を取る音が聞こえ私はホッとしました。
「あ、お休みの所、申し訳ございません。フロントでございます。お客様、今晩もご宿泊でしょうか?」
「・・・・・・帰ります」
「そうですか。休憩の時間は●時までとなっておりますので、ご注意ください」
「分かりました」
いかにも眠そうな声でしたが
利用客が電話に出てくれたおかげで
生存確認は出来ました。
その後、若干の時間オーバーがありつつも
なんとかチェックアウトして、ちゃんと
宿泊料金を支払って頂けたので
ホッと胸をなで下ろしました。
長時間滞在された挙げ句、
「お金がない」
なんて言われたら最悪ですからね。
しかし、支払って貰った
お札から妙な独特の濃い香りが漂ってきて
「え・・・・・・。香水? タバコ? それとも・・・・・・」
不穏な可能性を考えてしまいましたが
チェックアウト後の客室を見ても
独特の香り以外は
これといって不審な点はなかったです。
明らかにヤバイ物的証拠でもあれば
警察なりに通報しないといけないんだと思うのですが
長時間、食事を頼まなかったチェックアウト後の客室で
なんら物証が残ってないのに怪しい客がいたって
通報する訳にもいかないですからね・・・・・・。
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ラブホテルのフロントとして
業務に携わっていました。
午前中、私の前に勤務していた
フロントさんから仕事を引き継ぎ
お昼には宿泊客も次々と
チェックアウトしていきました。
宿泊の場合、お昼のチェックアウト時間までに
部屋を退出しないと追加料金、
延長料金が発生してしまいます。
だから9割以上のお客さんは
余計なお金を払わなくて済むように
規定の時間内にチェックアウトするのです。
しかし、その日はお昼を過ぎても
チェックアウトしない客室がありました。
一番高い料金の客室に宿泊していた利用客です。
「一番高い客室に宿泊するってことはサイフに余裕がある人だろうから、宿泊時間をオーバーして延長料金を払っても平気なんだろうな」
そう思って最初は深く考えませんでしたが
夕方になり、夜になっても客室からは
何の音沙汰もなく、ついに滞在時間が
20時間を越えました。
通常、長時間の客室利用になれば
お腹がすくので食事を頼むはずなのですが
宿泊利用なら無料でつく
モーニングの朝食すらオーダーがなく
さすがにこれはおかしいと気になって
途中、客室に利用客はちゃんといるのか
客室前まで行って小窓から中をのぞいて
確認したりしました。
ちなみに客室のドアを開けても
防音の関係で中扉もあるので
中扉が閉まっていれば小窓から
室内を見ようと思っても
客室内までは見ることが出来ず
せいぜい玄関と廊下、
中扉が見えるという構造になっています。
(ウチの場合)
そして小窓から確認したところ
玄関に男女二人のクツが置かれているのは
確認できたので、
どうやら客室内に利用客がいるのは
間違いないというのは分かりました。
しかし、いくらなんでも
これだけ長時間、食事も頼まないのはおかしい。
でも長時間の滞在を見越して
持ち込みで食料を持参している可能性もあります。
実際、ラブホテルにコンビニで購入した
チーズや缶ビール、缶チューハイみたいな
飲食物を持ち込む利用客は多いですし
ラブホテル側も持ち込み利用客の為に
客室内に冷蔵庫や電子レンジを
設置しているケースがあります。
客室内にはウォーターサーバーや
インスタントコーヒー、
紅茶、日本茶などが作れるよう
ティーバックも置いてあります。
少なくとも水分補給で困ることはないはずです。
となればやはり持ち込みの食事さえ
事前に用意していれば長時間、
客室からの音沙汰がなくても不思議ではないのです。
しかし、丸一日近く客室に滞在していて万が一
客室の中で死亡、心中でもしていたらという
可能性が脳裏をよぎり、私は内心
動揺していました。
そして時間的に夜になって
もう一泊、宿泊する可能性が出てきた時、
意を決して長時間滞在中の客室に電話をかけました。
数回のコールの後、受話器を取る音が聞こえ私はホッとしました。
「あ、お休みの所、申し訳ございません。フロントでございます。お客様、今晩もご宿泊でしょうか?」
「・・・・・・帰ります」
「そうですか。休憩の時間は●時までとなっておりますので、ご注意ください」
「分かりました」
いかにも眠そうな声でしたが
利用客が電話に出てくれたおかげで
生存確認は出来ました。
その後、若干の時間オーバーがありつつも
なんとかチェックアウトして、ちゃんと
宿泊料金を支払って頂けたので
ホッと胸をなで下ろしました。
長時間滞在された挙げ句、
「お金がない」
なんて言われたら最悪ですからね。
しかし、支払って貰った
お札から妙な独特の濃い香りが漂ってきて
「え・・・・・・。香水? タバコ? それとも・・・・・・」
不穏な可能性を考えてしまいましたが
チェックアウト後の客室を見ても
独特の香り以外は
これといって不審な点はなかったです。
明らかにヤバイ物的証拠でもあれば
警察なりに通報しないといけないんだと思うのですが
長時間、食事を頼まなかったチェックアウト後の客室で
なんら物証が残ってないのに怪しい客がいたって
通報する訳にもいかないですからね・・・・・・。
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