2019年06月05日
知らないデリヘル、ルーシー(仮名)がやって来た件
ラブホテルは特定のデリヘル業者に対して
割引サービスを行っている場合があります。
その理由は昼間、空室になりがちな客室の
回転率を上げる為だと思われますが
デリヘル業者なら誰にでも割引している訳ではなく
あくまで事前にラブホテル側が
割引サービスを行うと決めている
デリヘル業者に対してのみ
割引をしている訳です。
私が働いているラブホテルでは
主に同伴デリヘルA社(仮)と
派遣デリヘルB社(仮)に割引をしています。
なので、そこのデリヘル嬢は昼夜問わず頻繁に
やって来て客室に入っていました。
同伴デリヘルの場合、デリヘル嬢を乗せた業者の車が
駅前などで客と待ち合わせをして
客を乗せた後、ラブホテルへGO!
という流れらしく
同伴デリヘルの場合はラブホテル入店前から
デリヘル嬢と一緒なので
待ち時間に無駄が少ないようです。
派遣デリヘル、ホテヘルの場合、男性客が
デリヘル業者に電話やネットで連絡をして
デリヘル業者側が「ラブホテル●●へ行って下さい」
みたいな感じで場所を指定され
男性客が指定されたラブホテルの客室内で
デリヘル嬢を待つ。という流れのようです。
前者の同伴デリヘルだと車を運転している
デリヘル業者のドライバーに男性客が
顔を見られてしまうし、
デリヘル業者の車に乗り込むのは
人目につきたくないという場合は
後者の派遣デリヘルなら人目に
つきにくい感じだと思われます。
知らないデリヘル、ルーシー(仮名)
そんなある日の深夜、いつも通り
フロントとして仕事をしていると
ロビーから電話がかかってきました。
防犯カメラ越しの映像を見れば一人の
男性客がロビーから電話をかけているのが見えました。
ロビーから電話をかけてくるのは派遣デリヘル業者
B社の紹介でやってきた男性客が多いので
きっと、この男性客もB社の紹介で来たんだな
と思いながら私は受話器を取りました。
「はい。フロントでございます」
「ルーシーの紹介出来ました」
「……ルーシー? あの、えっと。デリヘルでしょうか?」
「そうです」
「では●●号室へどうぞ」
ひとまず、空いている客室に案内しましたが
ルーシー(仮名)なんて聞いたことがないデリヘル業者です。
新人フロントである私が知らないだけで
実はこのラブホテルが割引サービスをしている
デリへル業者なのかも?
そう思った私は上の者に確認しました。
「ルーシーっていうデリヘル業者の紹介で来たって言われたんですが、知ってますか!?」
「知らない。ウチは関係ないよ」
「じゃあ割引は……?」
「通常料金でいいよ」
割引サービスの対象外なら通常料金にするしかありません。
しかし、時間は夜23時を回った深夜です。
ウチのラブホテルは深夜の24時を超えると自動的に
宿泊料金になるので、そのことを利用客に伝えないといけません。
客室に入ったルーシー(仮名)の利用客にも
そのことを伝えるべく内線電話をかけたのですが
全く、電話に出ない!
「どうしよう出ない……」
「お風呂に入ってシャワーを浴びてるのかも」
宿泊料金のシステムについて早く伝えたいのは山々ですが
お風呂に入って髪でも洗っていようものなら
すぐに電話に出ることは出来ませんし
フロントも他の客室からウェルカムドリンクやフード、
コスプレ衣装のオーダーやチェックアウトの処理など
他の業務がありますから、かかりきりになっていられません。
仕方なく、電話に出ない客室のことは後回しにしていると
ロビーから電話がかかってきました。
「はい。フロントです」
「すいません。●●号室を開けてください」
ルーシーのデリヘル嬢がようやくやってきました。
デリヘル嬢が客室に入ったタイミングで
私は再び客室の男性客に電話をかけました。
「すいません。フロントでございます」
「はい」
「深夜の24時を過ぎますと宿泊料金に切り替わってしまいますので、ご注意ください」
「へ!? いくらになるの?」
「そうですね……。24時になる前なら●●●●円ですが、宿泊料金だと■■■■円ですね」
「そんなに持ってないよ……」
「えっ」
「ちょっと、相談します」
「はぁ……」
男性客とデリヘル嬢は何やら話を始めました
デリヘル業者ルーシーはこのラブホテルを
普段、利用していないので深夜24時を過ぎると
宿泊料金になることを知らなかったのでしょうか?
近隣のラブホテルでも深夜24時を過ぎると
宿泊料金に切り替わるのでデリヘル業者が
知らないとは思えないですが、
少なくとも男性客は知らなかったのですから、
手持ちが少ない利用客は大変です。
私が知る限りラブホテルでデリヘルを利用する
男性客の多くは一時間〜二時間程度
デリヘル嬢と、まったり客室にいます。
しかし深夜23時30分を過ぎた今
休憩利用の場合、残された時間は30分弱です。
「……24時になる前に出ます」
「分かりました」
というわけでルーシーの男性客は
休憩料金の時間以内で
チェックアウトすることを選びました。
その後、なんとか時間ギリギリで
ルーシー(仮名)の男性客とデリヘル嬢は
チェックアウトしたのですが、
ちゃんと時間に間に合うのかハラハラしました。
デリヘルやラブホテルを利用する際は計画的に
フロントからのお願いです。
接客業ランキング
にほんブログ村
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8864359
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック