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サウジアラビア、自主的な石油減産を9月まで延長(ニュース)[G翻訳]

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ナチュラルニュース
2023/08/04//ラモン・トミー//

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産油大国サウジアラビアは自主的な減産を9月まで延長すると発表した。

国営サウジ通信社（SPA）は、リヤドの石油生産削減の3か月目となる8月3日に延長を発表した。同紙はサウジエネルギー省関係者の話として、「事実上、2023年9月のサウジの生産量は日量約900万バレル（bpd）となる」と述べた。

SPAは、7月と8月にも実施された日量100万バレルの削減は「延長することも、延長して深化させることも可能」であると付け加えた。これは、石油輸出国機構（OPEC）の一部加盟国が2024年末まで実施している他の自主的な減産量である日量166万バレルに加えられる。サウジアラビアは同グループの創設メンバーである。

これらの自主的な減産は、総称して「OPEC+」として知られるOPECの中核グループとその同盟国によって合意された生産政策の範囲外となる。同グループの合同閣僚監視委員会（JMMC）は8月4日に会合を開き、市場のファンダメンタルズを検討した。同委員会は独立して政策を決定することはできないが、そのためにOPEC閣僚の臨時会合を招集する可能性がある。

リヤドが自主的な石油減産の延長を発表した直後、石油価格はほとんど動かなかった。2023年上半期は、マクロ経済への懸念、インフレ圧力、銀行セクターの混乱、中国の需要の回復の遅れなどを背景に、価格が圧迫された。ＯＰＥＣと国際エネルギー機関（ＩＥＡ）はともに、２０２３年下半期に需要が回復し供給ひっ迫につながる可能性があると予想している。

◆リヤドの減産でモスクワがリード

サウジの発表は、 ロシアがOPECプラス第1位の原油生産国となる道を開くことになる。IEAは月例石油市場報告書の中でこの観察を指摘した。(関連: IEA 報告書: ロシア原油のほぼ 80% が EU から中国とインドにルートを変更された。 )

IEAの推計によると、サウジアラビアの総原油生産量は7月から8月にかけて日量900万バレルまで減少する見通しだ。これは、価格均衡を図るために早期の減産延長を決定したことを受けてのことだ。これを踏まえ、同当局は、この産油量はリヤドの過去２年間での最低産油量となり、モスクワがＯＰＥＣプラスグループ内でトップの産油国となると述べた。

ロシア・トゥデイ（RT）は、7月初旬、サウジが日量100万バレルの自主的な原油減産を8月も含めてさらに1か月間延長すると発表したと報じた。ロシアは8月に原油輸出を日量50万バレル削減すると同時に発表した。削減分を合わせると、世界の供給量の1.5％に相当する。

IEAの統計によると、サウジアラビアは6月に日量998万バレルを生産し、ロシアは同月に日量945万バレルを生産した。ロシアの原油出荷量は6月に最低値に落ち込み、2021年以来の最低となった。RTによると、これはロシアが今年初めの数か月間堅調な輸出を経て自主削減計画を実行していることの表れであるという。

サウジアラビアのエネルギー大臣アブドゥルアズィズ・ビン・サルマン王子は以前、OPEC+グループの一員としてのリヤドとモスクワの緊密な協力を強調した。同氏はまた、石油市場を支援するために「必要なことは何でも」行うと約束した。OPEC+は世界の原油の約40％を供給しているが、2022年11月から産油量を削減している。

世界の石油供給に関するその他の記事については、 FuelSupply.newsにアクセスしてください。

ロシアが石油生産量を削減するためにOPECと協力することについてのこのビデオをご覧ください。

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