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2023.5.10【米国】タッカー・カールソンがTwitterで復活(分析・参考)
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2023.5.10【米国】タッカー・カールソンがTwitterで復活
文字起こし
0:00
みなさん こんにちは そして こんばんは 及川幸久です
0:03
今日のテーマは「タッカー・カールソンがツイッターで復活」ということでお送りいたします
0:09
ぜひ お付き合いください
0:11
今から約2週間前、「アメリカで最も視聴者の数が多かったFOXニュースのタッカー・カールソンの番組が打ち切りになり、そして タッカーはFOXから解雇される」という出来事がありました
0:25
私は「この出来事には 非常に重大な意味がある」と思ったんですよね
0:29
というのは アメリカのマスコミ界の中でグローバリストたちと正面から戦ってくれていたのが このタッカーだったからです
0:40
そのタッカーが黙らされてしまい、口を封印されてしまったということはまさに「グローバリストに対しての批判が 止まる」ということになります
0:53
だから これは非常に重大な出来事だと思ったんですけど
0:58
このチャンネルは あくまでも 反グローバリズムのポジションだからです
1:03
そんな中で タッカー・カールソンが この後どうなるんだろうということを個人的にも大変注目してみました
1:13
アメリカ時間の昨日、5月9日火曜日に2つのサプライズがあったんです
1:21
一つは「ツイッターで新番組をやる」ということ、もう一つは「タッカーがFOXを訴える」ということです
1:30
タッカーがFOXを詐欺と契約違反で訴えるって言うんですよね
1:34
これはサプライズでした
1:36
まず この「タッカーがツイッターで復活」という話題を取り上げます
1:39
これまで、タッカーが、例えばニューズマックスだったりワンアメリカネットワーク(OAN)、もしくはランブルといった他の保守系のメディアに移るのではないかと噂されていました
2:02
タッカーはあくまで保守系のメディアじゃないと 移れないだろうなと考えられていました
2:05
例えば このYouTubeでは、彼の発信をやろうと思ったらできるんでしょうけど
2:09
YouTubeでは反グローバリズムの主張はできないので、タッカーによる発信はできないだろうなと
2:15
どうなるんだろうと思ったら まさかのまさかでツイッターでタッカーが復活するって言うんですよね
2:22
それもイーロン・マスクのツイッターでタッカーが復活する
2:24
というのは、ツイッターはあくまでも ソーシャルメディアであってテレビメディアではないわけですよ
2:31
そこでタッカーが復活するとはどういうことなのか
2:34
今日はこれについて考えていきます
2:36
本題の前に講演会のお知らせです
2:42
越境3.0チャンネルの石田和靖さんと 私、及川幸久の2人で行うジョイントの講演会
2:51
これを4月に東京で行いまして、その後 今月の末に開催される講演会の申し込みはもうすでに締め切っちゃったんですけど
3:01
5月の講演会は群馬県の世界遺産 富岡製糸場で行うことになっているんですけど
3:06
6月3日にも高松で講演会があります
3:09
それから 7月1日に名古屋でも開催されます
3:12
参加には事前のお申し込みが必要ですので、ぜひ お近くの皆さんとお会いできたら嬉しいです
3:19
申し込みは 概要欄とコメント欄に入れておきます
3:21
本題です
3:23
タッカー・カールソンの動画が昨日のタッカーのツイッターのアカウントに アップされたんです
3:33
これはわずか2分間の動画です
3:35
この中で彼は、「自分の番組をこのツイッターで 復活させる」ということを発表しました
3:41
こんな感じです
3:44
「ニュースというのは嘘でいっぱいなんだというふうに よく言われるけど」というところから 話が始まっているんですけど
3:55
2分間の動画で、彼は実は いろんなことを言っています
4:00
この動画の内容を まず ご紹介したいと思います
4:04
この動画の全文を日本語に翻訳したものを私のツイッターで 今朝 アップしました
4:13
ぜひ そこをチェックしていただければ と思うんですけど
4:17
それからこのタッカーの動画に 早くも 日本語の字幕がついたものが 結構 ツイッターでアップされています
4:26
それを見られるといいと思うんですよね
4:28
このYouTubeの動画では、「この動画の中で タッカーが何を言ったのか」についてのポイントが5つぐらいあります
4:38
それを順番に見ていきたいと思います
4:42
まず一点目は、「ニュースの操作の仕組み」です
4:45
ニュースは決して嘘を言っているんじゃないんだと彼は言います
4:49
メディアは嘘をつくんじゃなくて、ニュースを操作をしているんだと いうことを彼は言っているんですね
4:52
ちょっと 字が細かいですけど
4:55
テレビや ニューヨークタイムズの報道は ファクトチェックには合格する
4:59
彼らは事実を言っているので、嘘は言っていない
5:02
しかし彼らの報道は事実だが、真実ではないと
5:04
それは意図的に操作されている
5:07
例えば ある男が武装強盗で不当に逮捕されたんだというふうに 本人が主張したとする
5:16
それがニュースになった
5:18
これは嘘ではない
5:21
なぜならば 彼が濡れ着を着せられている可能性ももちろんあるし、裁判はまだなので 真相は分からない
5:28
誰もこの段階では事実は分からないわけですね
5:31
だから 不当に逮捕されたんだという発言の中の「不当」という部分は嘘ではない
5:38
しかしもしこの報道の中で、「この男が 過去6回 同じ罪で逮捕されていた」という事実を意図的に言わなかったら、これが「操作」なんです
5:52
だから「嘘は言っていないけど 操作はしている」というのは こういうことだと彼は言うんですよね
5:55
この方法で メディアは毎日毎週 情報操作をやっている
6:01
これが彼の主張の一つ目
6:02
二つ目
6:03
腐ったニュース業界
6:05
ニュースの業界では 真実を伝える自由はあるけれども、その自由に限界があると
6:11
そして その限界をタッカー・カールソンのように超えようとしたら、クビになる
6:17
そして この業界には「言ってはいけないこと・言えないこと」という腐敗したルールが存在している
6:25
英語メディア業界の人々は みんな そのことを分かっているって言うんですね
6:30
まさに 腐ったニュース業界だと
6:32
でも そんな中で「言論の自由というのは 自由な社会の条件である」という大事なことを彼は言っています
6:41
人々が真実だと思うことを言うことが 許されないなら、自由な社会は もはや存在しない
6:48
言論は民主主義の前提条件だと
6:53
だから それが アメリカ合衆国憲法の憲法修正第1条の意味なんだと
7:01
ところが 驚くべきことに、この言論の自由を認めるプラットフォームというのは もはやアメリカには ほとんど残っていないんだと
7:13
世界で最後に残った言論の自由を認めるプラットフォームはツイッターだろうということを彼は言っているんですね
7:20
しかし そのツイッターでも メディアの操作が行われている
7:25
ツイッターというのは 党派的なサイトではなく、右とか左とかというものではないので誰でも参加できるところが いいところだと
7:33
しかし そのツイッターで報道機関がプロパガンダをやっているんだと
7:38
実際の報道機関によるケーブルニュースを人々が見て、その内容をツイッターでツイートして話す
7:48
これは人々が議論をしているように見えるけど、実際には「門番がいる」って彼は言うんですよね
7:53
それがメディアなんだと
7:56
ツイッターであったとしても、そのメディアに言論が仕切られているんだと
8:00
そのツイッターで、「メディアの門番に仕切られない真実を伝える新番組」を私はやりますよとタッカーが言いました
8:12
「タッカー・カールソンとそのチームが 過去6年半 FOXでやってきた番組の新バージョンをツイッターで配信することを発表します」ということを彼はここで言っているんですね
8:25
今タッカーはこのツイッターにいられることに感謝していますと
8:30
「言論の自由こそあなたの主要な権利であって、この言論の自由がなければ他はもう何もなくなってしまいますよ」ということを彼は言っています
8:39
ここまでがタッカー・カールソンの5月9日昨日にアップされたばかりの動画ですね
8:47
わずか2分間の動画なんですが、彼は2分間でこれだけ重要なことをコンパクトに言っている
8:51
私もこうやってYouTubeで動画を発信したり 人前で話す仕事をやってますけど
8:57
2分間でこれだけのことをコンパクトに言えるっていうのは 神業だと思いますね
9:03
彼はすごいなと思います
9:04
サプライズとして公開されたこの内容を、実は2日前にスクープで言ってたメディアがありました
9:15
それがアメリカのアクシオスです
9:18
「アクシオス」っていうメディアがあるんですよね
9:21
ここは結構 スクープを出すんですけど
9:24
ここに「スクープ」って出てますけど、これは5月7日、2日前の記事です
9:29
「タッカーはFOXに火をつける準備ができた」ということで
9:33
この時点で今日の2つのサプライズ、つまり「タッカーはどうもイーロンと話していて、どうもツイッターで復活しそうだ」ということと、それから「タッカーがFOXを訴えようとしている」ということを、この段階で言ってるんですよ
9:50
5月9日昨日、さらにタッカーはFOXを詐欺と契約違反で訴えるっていう記事をアクシオスが出しています
9:58
この情報については、他のメディアは言ってないんです
9:59
このアクシオスの記者だけがこの特ダネを取っているんですね
10:05
これをもって「タッカー・カールソンvsFOXニュース」という戦いが これから始まるわけですね
10:11
というのは タッカーは今、契約で縛られていて他局に移れないんです
10:17
タッカーは他局に移籍するか それとも 自分のメディアを自分で起こすかをするつもりだ
10:23
そのために彼はFOXを訴える準備中だと
10:28
ということが このスクープの内容なんですね
10:32
タッカーがなぜ他局に移れないのか
10:34
それは 今まで結構噂の範囲で言われてたんですけど
10:38
タッカーカールソンとFOXニュースとの以前交わした契約書の中に、重要な条項として これがあるんですね
10:48
競業禁止条項
10:51
競業禁止、つまり同じ業界で働いてはいけないという禁止条項です
10:59
法律用語では 競業禁止義務というふうにも言うらしいんですけど
11:04
内容は「競争的な取引をしてはならないという義務 」、つまり「同じ業界で競合になるようなライバル会社と取引しちゃいけませんよ」という義務です
11:19
大統領選挙が2024年 来年ありますけど、この契約がその後の2025年の1月まであるんですよね
11:29
2025年1月でタッカーとFOXの契約満了なんです
11:32
それまではタッカーはしゃべれないんですよ
11:34
何も言えなくなってしまうわけですね
11:36
これはトランプさんにとっても大変重要なことなんですね
11:41
FOXからしてみると、タッカーはクビにしたけど 契約は続けさせて、年間2000万ドル支払えばいいんでしょうと
11:53
そうすると タッカーを黙らせることができる
11:56
どうもこれが目的じゃないかということです
11:57
これに対して タッカー・カールソンの弁護士がいます
12:01
彼はハリウッドの敏腕弁護士だそうなんですけど、彼がこう言っています
12:06
タッカーを黙らせて視聴者に話させないという考え方は とんでもない
12:11
タッカーがツイッターで新番組を発表する前に、このタッカーの弁護士がFOXに書簡を送っています
12:21
その書簡の中で彼は、「FOXが先にタッカーとの契約を破ったんじゃないですか? ?」ということを言っているんですね
12:27
どういうことかというと、FOXとタッカーとの契約書の中で、FOX側がやってはいけないことが書いてあるんですね
12:37
FOXはタッカーの私的なメッセージ(例えばeメール)をメディアに漏らさないこと
12:44
FOXがタッカーの私的なメッセージを彼に対して不利な雇用措置のために利用しないこと
12:50
契約書の中にこういう条項があるって彼は言うんですよね
12:52
FOXはこの合意を破ったとタッカーの弁護士は主張しているわけです
12:57
これは実際そうなんです
12:59
これが何のことを言っているかというと 例のドミニオン社との裁判のことなんですね
13:04
2020年の大統領選挙でドミニオン社の投票機械のことが問題になった
13:11
それをFOXのタッカーだけじゃなくて 他のニュースキャスターたちもみんな取り上げた
13:16
これに対してドミニオンは名誉毀損であるということで訴えてきたわけですね
13:21
この裁判がずっと行われて最終的には「和解」ということでFOX側が多額の和解金を払ったわけなんですけど
13:29
この裁判の中で実はタッカー・カールソンのメールが使われているんですよね
13:37
これは契約違反ではないかと
13:41
ということでタッカー側の弁護士はこれを主張しているわけです
13:45
ということになると この契約自体が破棄されたことになる
13:49
よってこの競業禁止条項がもはや無効であるということで
13:57
「そうなれば競合番組だとかメディア企業をタッカー自身が自分で立ち上げるという自由があるんだ」という主張です
14:05
ただ、タッカー・カールソンの側がこれを言っているだけであって、これから裁判でどうなるかはまだわからないわけですよね
14:14
ということは、タッカーは今はやはりこの条項に縛られているわけです
14:22
そんな中でタッカーができること
14:25
それがツイッターでの新番組です
14:28
これはある種の離れ技ですよ
14:31
先ほどのスクープをしたアクシオスというメディアが、こういうスクープもしていたわけです
14:38
タッカーとイーロン・マスクが一緒に仕事をすることを話していたと
14:42
アクシオスはこれも聞き出していたんですよね
14:46
先ほどタッカーは2分間の動画の中でこう言っていましたね
14:52
言論の自由を認めるプラットフォームはもはやほとんど残っていないと
14:56
その中で世界で最後に残ったのがこのツイッターなんだと
14:59
まさにこのツイッターをタッカーは高く評価しているわけですよね
15:05
昨日の動画をアップしたタッカーのツイートに対してイーロン・マスクがリツイートしています
15:18
ここで彼は重要なことを結構書いているんですけど
15:20
イーロンが何を言っているかというと
15:22
まず我々ツイッターはタッカー・カールソンといかなる契約も結んでいません
15:28
これが1つ目
15:29
2つ目
15:30
タッカーは他のツイッターのユーザーと同じ扱いであり、決して特別扱いはありません
15:37
3つ目
15:39
「タッカーの報酬はあります。それは新しい広告収入システムです」とイーロンは言っているんです
15:47
えっ?という感じもするんですが
15:50
どういうことかというと
15:52
これからイーロンのツイッターの改革の1つとして、新しい報酬システムというのが動き始めるんです
16:02
この動きはもうすでに始まっているんですけど
16:04
ツイッターのアカウントを持っている人がいろんな発信をするにあたって有料での発信ができるようになるんですね
16:13
それはサブスクリプションですよ
16:17
それはサブスクってやつですね
16:18
そのサブスクリプションをユーザーは募集することができるんですね
16:23
できる人は募集をすでに始めているんですよね
16:26
そのサブスクの数によって広告収入が得られるということなんですよ
16:35
これをもってタッカーは新番組でお金を稼ぐことができるということになるわけですね
16:45
FOXとの競業禁止条項はまだ存在し、裁判をやるといってもまだ裁判の結果が出ていないわけですから、今はタッカーはこれに縛られているわけです
17:04
ツイッターでの新番組とは競業禁止条項を回避するおそらく唯一の方法なわけです
17:08
これはウルトラCに当たるんですよね
17:11
先ほどの報酬についてですが、今までの既存のツイッターのアカウントではフォロワー数となっていますけど、フォロワー数はいくら多くても別にお金にならないですよね
17:25
しかしフォロワー数とは別にサブスクリプションの数というのを募集できるようになるわけです
17:32
このサブスクリプション数と、そのツイートの広告収入シェア(これは近々システムが 発表されるらしいんですけど)の関数によって収入が決まるらしいんですよ
17:47
こういう新たなシステムになる
17:49
タッカーはこう言っています
17:53
ツイッターというプラットフォームでは、テレビ放送という一方通行とは異なり人々はどんな発信についても対話し批評し反応することもできる
18:03
そしてもちろん誤解を招くようなものに対しては、比較的新しい機能であるコミュニティノートで対処できる
18:11
これは例えばロイターがイーロン・マスクのテスラを批判しディスっている記事なんですね
18:24
ロイターの報道によるとテスラの納車台数が市場の予想を下回ったという報道なんです
18:30
それがこれなんです
18:31
ところがこの下にコミュニティノートというツイッターの新機能が 出てくるんですけど
18:37
このコミュニティノートの情報では、「市場予測というのは42万台だった。それに対して実際のテスラの納車台数というのは42万3千台だった」っていうんですよ
18:48
これロイターの言っていることは嘘だったんですね
18:52
この結果ロイターのツイートは削除され、ロイターは訂正ツイートを出さなきゃいけなくなったわけです
18:59
これがコミュニティノート機能です
19:01
コミュニティノートというのは誤解を招く可能性のあるツイートについてみんなで情報を提供するというもので
19:08
その相手がたとえメディアの方であったとしても対処するというものなんですね
19:13
ということで、こういう新しい新機能を持ったツイッターにおいて、イーロン・マスクと手を組んだタッカー・カールソンが新番組を立ち上げる
19:30
果たしてどういう内容になるのか非常に楽しみです
19:34
今日はここまでです
19:36
ご視聴誠にありがとうございました
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