2009年06月20日
パリのミソラーメン(前編)
昨日、知り合いとの酒席での事。話題はいつしか海外の事、特にフランス・
パリの話に。
私はパリには、ちょっとした深い思い出があります。それを酒席で肴代わり
に話しましたが、話しながら改めて振り返ってみて、パリでの出来事は自分
の中でもかなり大きなターニングポイントとなった事を思い出しました。
10年くらい前に、私が地球半周していた頃の事です。実は行く前は、フランス
にはそれほど興味はなく、
「目的地のイギリスとドイツの間にあるし、ついでに…」
程度の意識でいました。
しかしさすが花の都。パリはなかなか小粋な演出で、私をもてなしてくれ
ました。
芸術の都とも呼ばれるように、パリには芸術が街そのものに根付いています。
建築物も美しいし、セーヌ河沿いの小路では多くの画商や画家が、路を
埋め尽くす様に露店で絵画を売ってます。その様が妙に自然と言うか、この
街の当たり前の生活の一部に溶け込んでいるんだよね。
世界遺産でもあるノートルダム大聖堂の前では、遠足で来ているっぽい現地
の幼稚園児たちが、当時ヒゲを蓄え、浅黒く焼けた顔の東洋人の私に、
無邪気なたくさんの笑顔を向けてくれました
かの有名なコンコルド広場で、忘れられないエピソードがあります。
一応説明すると、凱旋門からシャンデリゼ大通りが続いていて、その先に、
コンコルド広場、更にその先にルーブル美術館があります。夕暮れ時、
コンコルド広場のベンチでひと休みしていた時の事。
たまたまスーパーで買っておいた、チーズと紙パック入りのミニサイズの
ワイン(3連1パック)がある事を思い出し、ここで味わう事に。
しばらく味わっている最中に、ふとシャンデリゼ大通り、凱旋門の方向に
目をやると、夕焼けがすごくキレイで、妙に景観が映えていました。
その景色を見てると、何かすごく胸が熱くなり、ウルッときました
ワインとチーズを口にしながら、この景色を見ている自分に私は思いました。
「何て今、自分は贅沢な事をしているんだろう」と。
…ちなみに言うと、これらのチーズとワインは、合計で確か当時15フラン
くらいだったと思います。
※1フラン=当時約16円。現在はフランは廃止され、ユーロが流通してます。
そして、こうも思いました。
「贅沢をするって、お金をかける事じゃないな。今味わっている事が、
本当の贅沢だな」とも
…後編に続く
パリの話に。
私はパリには、ちょっとした深い思い出があります。それを酒席で肴代わり
に話しましたが、話しながら改めて振り返ってみて、パリでの出来事は自分
の中でもかなり大きなターニングポイントとなった事を思い出しました。
10年くらい前に、私が地球半周していた頃の事です。実は行く前は、フランス
にはそれほど興味はなく、
「目的地のイギリスとドイツの間にあるし、ついでに…」
程度の意識でいました。
しかしさすが花の都。パリはなかなか小粋な演出で、私をもてなしてくれ
ました。
芸術の都とも呼ばれるように、パリには芸術が街そのものに根付いています。
建築物も美しいし、セーヌ河沿いの小路では多くの画商や画家が、路を
埋め尽くす様に露店で絵画を売ってます。その様が妙に自然と言うか、この
街の当たり前の生活の一部に溶け込んでいるんだよね。
世界遺産でもあるノートルダム大聖堂の前では、遠足で来ているっぽい現地
の幼稚園児たちが、当時ヒゲを蓄え、浅黒く焼けた顔の東洋人の私に、
無邪気なたくさんの笑顔を向けてくれました
かの有名なコンコルド広場で、忘れられないエピソードがあります。
一応説明すると、凱旋門からシャンデリゼ大通りが続いていて、その先に、
コンコルド広場、更にその先にルーブル美術館があります。夕暮れ時、
コンコルド広場のベンチでひと休みしていた時の事。
たまたまスーパーで買っておいた、チーズと紙パック入りのミニサイズの
ワイン(3連1パック)がある事を思い出し、ここで味わう事に。
しばらく味わっている最中に、ふとシャンデリゼ大通り、凱旋門の方向に
目をやると、夕焼けがすごくキレイで、妙に景観が映えていました。
その景色を見てると、何かすごく胸が熱くなり、ウルッときました
ワインとチーズを口にしながら、この景色を見ている自分に私は思いました。
「何て今、自分は贅沢な事をしているんだろう」と。
…ちなみに言うと、これらのチーズとワインは、合計で確か当時15フラン
くらいだったと思います。
※1フラン=当時約16円。現在はフランは廃止され、ユーロが流通してます。
そして、こうも思いました。
「贅沢をするって、お金をかける事じゃないな。今味わっている事が、
本当の贅沢だな」とも
…後編に続く
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