「水滴、石を穿つ（うがつ）」


これは古代中国にて書かれた、とある逸話集の中にある言葉です。

ほんの一滴の雫は些細なモノだとしても、長い年月滴り続けば、堅い石に穴を開けてしまうほどの大きな力となる。直訳するとそんな意味になります。

有名な言葉なので、聞いた事がある方も多いかも知れませんね。

何か今目標を持って努力している…、仮にしていないとしても、ほんの１日だけの行動で急に、自分の状況が大きく変わる事は少ないと思います。
ただそれを長い期間繰り返していると、ある時、急に状況が一変する。一滴の雫の集まりが大きな力となったかの様に…。

この言葉を聞くと思わず、誰かの話を聞いたかの様に、「なるほどな…」と、感じるかも知れませんが、実は誰もがこれまでの人生を振り返ると、１度はこの言葉の体験をしてきているのではないでしょうか。

今、仮になかなか努力して報われないとしても、以前の体験と同じようにある日突然、「石に穴が開く」時がくるかも知れません。 大切なのは一滴一滴の雫を大切にする気持ちだと思います。

私自身、自分が向かい合っているいくつかの事柄で、数年間に渡り毎日、雫を滴らせ続けました。全く成果や結果も出ない期間も長く、随分苦労もしてきました。
正直途中で幾度となく、くじけてもきました

…そして今、穴はまだ開かないにしても、ようやく大きなくぼみが石に出来はじめたところです

「歩み続ける人に神様は必ず光を照らしてくれる。」

何だかようやく肌で実感してきたところです



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