2009年10月26日
絆 (前編)
現在、大学のスクーリングで「発達心理学」を学んでいます。
「人間の発達・成長には、遺伝も重要な要素であるが、環境は
もっと重要な要素である。また動物も人間ほどではないが、
発達・成長段階において、 確かに環境による影響を受ける。
動物にも、人間ほど複雑ではないが、 ちゃんと『心』も存在して
いるのだから。」
私はその理論を聞いて思わず、
「確かにそうだよな」
と納得し、ある出来事を思い出しました
私の身に起こった、深い『絆』を感じさせる体験です
私はかつて山口の実家で、マルチーズを飼っていました
名前はチロ。
チロは、親戚の家で飼われていた親犬から生まれ、すぐにうちに
やってきました。
私が7歳の時(1981年)の話です。幼い頃からチロとずっと一緒に
いた私にとって、本当に弟のような存在でした
ちなみに、うちの家族は昔から若干問題があって、細かいケンカや
言い争いが絶えない家族でした(今でもかな・・・)。
そんな環境を知ってなのか、チロはいつも、自分の立場や役目を
わきまえたかのような行動を取っていました。
誰か傷ついた人がいれば、その人のすぐそばに近寄り、慰め、
いたわるような仕草を見せたり、ケンカの最中、常に弱っている方を
かばってくれたりしました。
家族の中では、1番年下だった私は随分、チロに助けてもらいました。
チロはいつもその場の空気や状況を読んで、弱者を守ろうとする、
非常に聡明で心優しい犬でしたね
・・・まぁ、いたずらも大好きな犬でしたが (;^ω^
そこは、私も同じくです(←いたずら好き)
チロとは12年間一緒に暮らしましたが、私は18歳の時(1993年)、
実家を出て上京したので、そこで離れ離れになりました。
年に2〜3回は帰省していたので、その時はチロとも再会しますが、
しばらく離れていても、チロは私の姿を見たら、全くこれまでと
変わらずに優しく喜んで接してくれました
私が東京で暮らし始めた後も、そんな状況が続きましたが、1997年、
チロは16歳で亡くなってしまいました。元々心臓に疾患があったりで、
晩年は弱っていましたが、ガンにも侵されていたようです。
私は東京で暮らしていたので、亡くなった後にその一報を受けました
が、もし出来る事なら死に目に立ち会えていたらなと、僅かながら
思いましたね。
(後編に続く)
「人間の発達・成長には、遺伝も重要な要素であるが、環境は
もっと重要な要素である。また動物も人間ほどではないが、
発達・成長段階において、 確かに環境による影響を受ける。
動物にも、人間ほど複雑ではないが、 ちゃんと『心』も存在して
いるのだから。」
私はその理論を聞いて思わず、
「確かにそうだよな」
と納得し、ある出来事を思い出しました
私の身に起こった、深い『絆』を感じさせる体験です
私はかつて山口の実家で、マルチーズを飼っていました
名前はチロ。
チロは、親戚の家で飼われていた親犬から生まれ、すぐにうちに
やってきました。
私が7歳の時(1981年)の話です。幼い頃からチロとずっと一緒に
いた私にとって、本当に弟のような存在でした
ちなみに、うちの家族は昔から若干問題があって、細かいケンカや
言い争いが絶えない家族でした(今でもかな・・・)。
そんな環境を知ってなのか、チロはいつも、自分の立場や役目を
わきまえたかのような行動を取っていました。
誰か傷ついた人がいれば、その人のすぐそばに近寄り、慰め、
いたわるような仕草を見せたり、ケンカの最中、常に弱っている方を
かばってくれたりしました。
家族の中では、1番年下だった私は随分、チロに助けてもらいました。
チロはいつもその場の空気や状況を読んで、弱者を守ろうとする、
非常に聡明で心優しい犬でしたね
・・・まぁ、いたずらも大好きな犬でしたが (;^ω^
そこは、私も同じくです(←いたずら好き)
チロとは12年間一緒に暮らしましたが、私は18歳の時(1993年)、
実家を出て上京したので、そこで離れ離れになりました。
年に2〜3回は帰省していたので、その時はチロとも再会しますが、
しばらく離れていても、チロは私の姿を見たら、全くこれまでと
変わらずに優しく喜んで接してくれました
私が東京で暮らし始めた後も、そんな状況が続きましたが、1997年、
チロは16歳で亡くなってしまいました。元々心臓に疾患があったりで、
晩年は弱っていましたが、ガンにも侵されていたようです。
私は東京で暮らしていたので、亡くなった後にその一報を受けました
が、もし出来る事なら死に目に立ち会えていたらなと、僅かながら
思いましたね。
(後編に続く)
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