ネットで探してもいいものがないので、
一念発起して作ることにしました
一念発起するほど、探しても気に入ったものがないので仕方ありません
手作りですぐ思い浮かぶのは布のポーチ状のもの
しかし結局ファスナーなどをつけたりしなければいけないし
中からカメラを取り出すのにひと手間かかってちょっと面倒
第一、化粧品入れてるみたいでかっこ悪い
カメラの凹凸で無駄な空間が出来ずに、
ギリギリ限界までコンパクトに、
なおかつ、ちゃんと強度もあって保護の目的も果たし、
出来るだけシンプルな構造で、
作る手間も材料も最小限で(←これがミソ)
見た目にカチッと決まったものがいいんだけど・・・
縦開き、横開き、開口部をどこに持って行くか・・・
しばらくにらめっこして考えた結果、
厚紙貼り合わせ方式で作ることにしました
こんな感じ↓
2.5o厚製本用チップボール
カメラのサイド面に操作ボタンはないので、覆う必要なし
水張り紙テープ、製本に使う寒冷紗で折れ曲がるところを補強します
ファインダーの出っ張りは穴を空けて避けてしまう
レンズ部分の丸いところは、下まで丸くせずにドーム状の形にしました
その方が強度的に良いし、作るのも簡単
カーブしている側面部分はチップボールでは厚すぎて曲がらないので、
程よく曲げても曲がる厚みの紙を使います
筥迫(はこせこ)を作ったときを思い出したので、和風にすることにしました
ちょっと渋い色しかなかったのですが、手持ちの会津木綿です
布を貼る時は、製本用の樹脂糊とでんぷん糊を混ぜて水で少し薄めたものを使います
内側に貼る布は切りっぱなしでもほつれないものにします
フェルトなどでは毛羽立つので、人工スエードを張りました
後から考えたら、内側に貼るのは和紙でも良かったかな・・・
でも、和紙だとカメラとのアタリの感触が悪いかなぁ
当たるところが、こすれて剥げやすいかも知れません
留め具は全くないのですが、なくても充分です
マグネットなどはあまり使いたくありませんしね
布が滑りにくいのでとても持ちやすいです
ついでに、和風感をアップさせるために、
似たような色の真田紐があったのでストラップを作りました
ストラップなどを作る場合・・・
手作りの場合、こういう時にやってしまいがちなんですが、
おそろいの布で作らない方が粋に見えます
いかにも、という手作り感が増してしまいます
洋服などでも、おそろいの布で手提げバッグなどを作らない方がいいです
着物も、余った反物でおそろいのショールなどを仕立てない方がいいです
(※個人的な意見です)
出来上がりは試作レベルといったところですが、ま、イッカ・・・です
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