雨の一日でした
しかも大雨
冬に逆戻りのような日になりました
こういう日は腰が痛い
3月に入り、三味線の稽古日と時間帯が変わりました
長唄コースでの稽古始めです
長唄で一番初めに習うのがこちら
「松の緑」
前弾きはテキストで習いましたが、全曲やるのは初めてです
最初に先生にお手本を弾いてもらいます
すべて暗記していてスラスラ弾く先生、しかも唄入り
唄の部分と、「ヤ・オイ」「ヨ、イ」「フッ、ヨーイ」など、
分かりやすいようかけ声を入れながらのお手本です
前弾き以降は、難しそうです
独特の間があって最初はなかなか分かりにくい
今までの感覚でうっかり行ってしまうと、次の音を先走ってしまう
何度もそんなところがありました
独特なのは最後の締めの部分
最後を「段切れ」といいます
例えば松の緑の最後では、「すえひろを ひらきそめたる なこそ しゅくせめ〜〜え、〜〜え〜、」と
唄い手の人は最後のえの音を伸ばしてうたいます
歌い終わったな、という締めでみんなが弾く音は、
立三味線(たてじゃみせん・全体をリードする役)の人が「ヨッ」という合図で弾きます
このヨッを聞いている間は、バチをバチ皮に付けてじっと待ちます
ヨッの合図を聞いてから、いっせいにバチを上げて最後全員で「シャン」を決めます
何か、息合いというか呼吸が大事なんですね
こういう日本人の感覚ってすごいなぁと思います
松の緑は、ご祝儀曲なのでとてもゆっくり弾きます
基本的なテクニックが全部入っているので入門曲にピッタリなんですね
前弾き以降チンプンカンプンだった・・・
通しで最後まで弾いてみましたが、すっごく難しい!!
こんなんで出来るのか?ワタシ!
これ一曲で1年くらいかかるのではないか?
頑張らねば・・・
(C)Harue Takamori All rights reserved.
2024年03月12日
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