今日は涼しくて助かります
家の外へ出たら空気がひんやりしていました
6月最後の稽古日
来月は7月かぁ・・・もう夏になってるんだろうなぁ
すでに蔦の勢いもこの通り
工事中のビルだらけ
稽古場に着くと、前の時間帯のNさん
「四つ割れ音符(16分音符)の表間・裏間」の練習をされていました
テキストでは三の糸開放弦の0で練習するのですが、
もっと分かりやすく手拍子足拍子導入で稽古
分かります!最初私もビビったところです・・・頑張って!
しかし、皆さん上達が早いです
<本日の稽古>
今日もフォルムの確認から始めます
いつものやり方に加えて、今日は構えについてもっと詳しく
・三味線の置き方
1.胴を置いてから自分の方に斜めに振り、腕を乗せる
2.最初から斜めにした状態で置いて、腕を乗せる
どっちがやりやすいか?
質問に答えた全員が前者の方だったとか
このちょっとした違いでも構えの手順としては安定感に差が出て来ます
私は両方やってみてあまり変わらないような気がしたのですが、
どうやら無意識に最初から斜めに置いていたからだそうです
(慣れてくると、自分のやりやすい場所にすっと斜めに置けるようになります)
そして、腕を置くときは、空手チョップスタイルで腕の側面で三味線の胴を押さえ、
それから弾くときの構えに向けて捻ると安定します
腕の骨は側面の骨の方が太くてしっかりしているので、こちらで支えた方が楽なのです
・バチの重心
バチの持ち方って苦労しますよね
上級者でもその日の体調によって持ち方が決まらなかったりするそうです
バチも、重心を意識して持つと上手くいきます
バチを立てて、右手の人差し指、中指、薬指の三本でバチの側面を支えます
水平に保てるバランスの良いところがあります
中指のあるところがピンポイントのバチの重心
バチを持ったとき、その重心に中指が来るとよいのです
確かにバチにも重心がある(モノには何でも重心がある)
↓こんなふうにして持ってみます
※滑り止めをつけています。手垢で汚れてます
バチを持つ時、私はもう少し小指を外側に開いた方が良いというアドバイス
小指を開くと、バチ皮に付く小指の位置も良くなります
駒にぶつかったり内側に入り込みすぎてしまうのはNG
端唄からバチのサイズが変わり、重さも握りも変わったので、今までと同じではダメかも
ちょっと修正してみたいと思います
三味線の構えは難しいので、初心者が最初につまずく難関なので、
支点 ⇒ 重さを支える点
力点 ⇒ 人が力を加える点
作用点 ⇒ 物が力を加える点
の観点から三味線の構えを検証している先生
三味線は、世界一持ちにくい楽器
持ちにくい楽器を、更にややこしい方法で持たなければならない
(そして、弾くのも難しいです)
続いて前回に引き続き、越後獅子の替手の練習をしました
本手の表間と裏間の間に入り込む替手のところがイマイチ分かりません
これは、上下に楽譜を並べてちゃんと理解してないと出来ません
楽譜に書こうとすると、問題は、替手の手が多すぎて同じ一小節に収まりきらないこと
並べて書くには、替手に合わせて幅広く書いて、すごく間延びした本手を書くしかありません
一部分でもこれをやってみないと分からないなぁ・・・
ちょっと工夫してみることにします
帰りに一休みしました
ホテルショコラのカカオフラペチーノ
とてもフルーティで、氷の粒子が細かい
見た目よりもホイップが軽くて美味しいです
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2023年06月20日
世界一持ちにくい楽器
posted by konomezuki at 01:28
| 三味線関連&稽古日記