爽やかな季節になりました
木々もすっかり初夏の様相です
あっという間に新芽が濃い緑になりました
<本日の稽古>
只今、さまざまな特殊演奏の種類を学んでいます
普段、あまり弾くことはないけれど、
三味線は実にいろいろな特殊な弾き方をすることがあります
特に、長唄では擬音や効果音のような使い方をして場面を盛り上げます
リャンとコロリン
・リャンは、スクイとハジキを同時に行う
・コロリンはウラバチ、バチを裏返して弾く(棹を下げるのがコツ)
・チリチリ トレモロのように早スクイで弾きます
・ウラハジキ 「レレレン」とか「ロロロン」とか棹のエッジの方から
薬指、中指、人差し指の爪側からはじきます
・スリアゲ、スリサゲ 糸を押さえたまま指をそのまま上、下にずらす
これらの技巧の入った曲を弾いてみました
「リャーン、リャンリャリャ」「コロリンコロリン」が出て来る賤機帯
「チリチレ、チリチレ・・・」の連続とツメオサエが出てくる船弁慶
弾けたもんじゃない〜
難しすぎて弾けたもんじゃありません〜
こんな難しい長唄は弾かないんだからいいんだ〜
とりあえず、こういう技巧もある、という勉強なのでした
まだまだ奥の深い三味線の世界なのでした
帰りに神保町のカフェへ行きました
昔からある、素敵なレトロ純喫茶
CAFE TROIS BAGUES 読めない!
(カフェ・トロワバグ)
トロワバグはフランス語で「3つの輪」という意味
バレエの練習で、よくアン、ドゥ、トロワ・・・って言うあれかぁ
店主のお名前が「三輪」さんなのだとか
それと共に「客」「店員」「コーヒーカップ」が繋がるように、
そんな思いが込められた店名なのだそうです
ごちそう様でした
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2023年04月10日
特殊演奏技巧
posted by konomezuki at 22:49
| 三味線関連&稽古日記