暖かい陽気でした
ずいぶん日も長くなりました
いつも通る道のビルに幕が掛けられて、改修?壁面塗装?
そして、プロテインドリンクだった店が新しく変わって、コーヒーマークの店になってました
普通のカフェかな?今度行ってみよう・・・(帰りは閉まっていたので行きにでも)
都会は変化が早い
ここへ来ると変わらずホッとします
二月最後の稽古
来月はもう三月なんて早いです
いよいよ発表会の月・・・
発表会の曲7曲のおさらいと、テキストの半拍子・四半拍子の休止符の練習
表間・裏間の休止のいろいろなパターン
不規則な拍子、また特殊な拍子外の音符の表し方など練習します
音によっては「テンツル、ウン、テントン」
「うんとこどっこいしょー」と聞こえたりします
次に、拍子外音符について
音の直前に極めて早く同音が入る装飾的な音符
「チチーン」など長唄にはそういうのが時々出てきますが、
これは「こだま」や「響き」などを表していて、山での物語などによく出てくるそうです
「吾妻八景(きぬたの合方)」の一部分では、「テツーン、テツーン」と弾くところがあります
きぬた(砧)というのは、布や藁などを叩いて柔らかく伸したりする道具
↓コレ
※画像出典 鏑木清方記念美術館 収蔵品データベース
「テツーン」とか「ツテーン」は砧を打ち下ろして叩いたときの音の響きを表しているのです
音で情景を表す三味線の得意技、というか奥が深いところですね
最後に、無拍子風楽節
演奏者や歌い手の自由で速度が決まっていないもの、歌う人によって間が変わるものがあります
浄瑠璃や新内などによく出てくるものです
勧進帳の大薩摩など「[]︎た び の こ ろ も は〜 すず かけの〜〜」
ドテチリドテチリドテチリドテチリ・・・ツツツツツツツツツ、ツーン・・・
みたいな感じのです
この辺になると、かなり難しいので発表会の前にやるような曲ではないので後回しです
(ヨカッタァ〜)
私はいつも弾き始めの出だしが下手で、(エンジンの回りが遅い)
いつも発表会の一曲目が一番下手です
ちょっと気が散って何かに気を取られたりすると、どうでもいいところを間違えたりします
最初から集中してエンジン全開にしないとダメですね
先生「発表会はお着物着る?」私「一応、着るつもりで・・・」
「何色着る?」
さすがツッコミが一歩深い・・・
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2023年02月21日
吾妻八景きぬたの合方
posted by konomezuki at 00:09
| 三味線関連&稽古日記