鎌倉vivanさんの万華鏡ワークショップに参加しました
万華鏡専門店 鎌倉vivan(ヴィヴァン)
講師は万華鏡作家の小野寺慶子さん、小野寺良明さん
K・glass - kaleidoscope
ご夫妻で万華鏡作りをされています
今日のテーマはやりたかった雪の結晶です
雪の結晶は六角形で万華鏡にうってつけのモチーフです
冬場は暗くなるのが早いので、卓上ライトが追加された室内
おかげでバッチリ手元も明るい
ここは小町通りからほんの少し引っ込んだだけなのに
通りの人混みが信じられないくらい静かで良いところです
結晶に相応しいこだわりのオブジェクトを揃えて下さいました
小野寺先生のワークショップは、オブジェクトがとても豊富で美しいのです
ボディのデザインも出来て自由度が高いので、イメージを膨らませるのも楽しいです
すっかり常連になってしまいました
天然石やスワロなど、惜しげもなく放出
雪の結晶に相応しい形状のものが揃っています
今回は、ストイックで無彩色なリアルな結晶を目指します
力作が揃いました
一番手前のが私のです
今回の私のテーマは「翡翠雪華糖(ひすいせっかとう)」
ボディに用いた紙の柄のイメージから、
色が翡翠色で、雪花文様が金平糖みたいなので雪華糖と付けました
この紙は、いせ辰の限定木版千代紙「扇令版(せんれいばん)」
足立区の木版画摺師、関岡扇令氏による版の貴重なお宝千代紙を使用
たった二色刷の色合いが真冬の雪花文様、雪輪文様にピッタリ
江戸千代紙らしいシンプルさ、大胆で潔い素晴らしいです
引き算の美学の究極のようなデザインです
模様が飛び柄で隙間がさびしくなってしまうので、模様を切り抜いて増量しました
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雪の結晶はとても難しかったです
オイルが入ると透明のオブジェクトは殆ど目立たなくなります
もうちょっと白を入れれば良かったなぁ
アクセントの色を入れすぎると雪の結晶っぽくなくなってしまいます
ここはグッと我慢して、いったん入れた色石をやっぱり外していく
ほんのわずかに翡翠ふうの色の石を効かせました
ギザギザした本物みたいな結晶はなかなか上手く作れません
そして写真もなかなか上手く取れません・・・
↓結晶ぽくなってくれた写真
万華鏡はとても奥が深いです
なかなかコントロール出来ないので、いつも思っている60%くらいの出来になってしまいます
たまたまこうなってしまった、ま、いっか〜と思うしかない
そうなると、また「今度こそは!」と思ってしまうのです
偶然が作る模様はとても美しいです
私は幾何学模様が好きなので万華鏡にハマるのかも知れません
それと、万華鏡の精密な世界も好きです
誤差や狂いがないほど美しい緻密な世界というのは緊張感があって好きです
自分のものづくりにも生かしていきたいです
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