稽古場に到着する頃はすっかりうす暗くなりました
でも、暗くなるのはワクワクする夜人間
丑三つ時が一番頭がさえているという夜行性
先生はレトロな昭和着物で、ぼかしの八掛が印象的
八掛が目に入るということは、着付けも裾つぼまりで上手だということ
鼻緒のコーディネートにも目が行く
三味線の防音ルームに入るときは靴を脱ぎます
そこに草履が脱いでおいてあるのはかっこいいぞ
今日は、発表会7曲と、長唄多摩川の稽古
二本指の移動、というのが頭で分かっていてもなかなか出来ないので、
今後気をつけて練習してクセを付けていきます
親指、人差し指、中指、の三点で安定させ、早い長距離移動に備えます
小指は、握りこまずにフリーにしておき、薬指に沿わせておく
力が入っていると自然に握り込んでしまうので力を抜いておく
子供の頃ピアノを弾いているときからよく言われていた、私の小指問題
薬指を曲げると、薬指の付け根の腱に引っ張られ、
小指を曲げるつもりがなくても、急激に折れて曲がってしまう私の指
ピアノの先生も諦めていた
生まれつきなのか、クセなのか・・・?
しかも今日は、
・竿が下がり気味
・左の竿が胴より前に出てしまう(胴より体に近くないといけない)
竿が下がると、受け手になりやすく第一関節を糸に向かって垂直に立てられない
長唄の先生は、正面から見てどこを押さえているのか、
押さえている場所が見えてはいけない、と最初教えるのだとか
そうなんですよねぇ・・・まだ初歩的なことが出来ない(>_<)
調子の悪いときはこうなってしまう
そう、前日、前々日と調子が悪くロクに練習しておらず・・・(ワクチン接種の発熱)
そして稽古中に
地震
もわ〜、ぐら〜っと長い間揺れていました
千代田区は震度3
そんなに揺れたかなぁ?
私はアラートを震度3以上にしているけど、鳴らなかったしなぁ・・・
何か地震が多くて嫌な感じだ
その後、長唄の多摩川をやりました
しかし、地震の直後で何となく、気持ちが落ち着かない
六下がりは、普段弾いている音と同じ音が違う糸で出てくる頻度が高い
間の取り方が難しいところがあって、そのタイミングをつかむのが難しい
私にとっては、最高難易度!
「六下がりなんて、長唄にいくつもないので、さらっと行きましょう」
と、来週は賤機帯をやることに
しかし、教科書の賤機帯は一下がり
またまた初体験の
一下がり
本調子の賤機帯に一下がりの替手があるのだそうです
本手のほうの楽譜をいただきました
帰りはもう真っ暗で、しかも雨がパラついており
えっ今日は雨の予報だったっけ?
地震の安全確認で電車はみんな遅延
帰宅ラッシュがいつもの三割増しくらいで混んでいて、ハードな道のりでした
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2022年11月14日
長唄多摩川
posted by konomezuki at 23:17
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