三味線は立てて収納しておくのが一番良いそうです
今まで、ずっと寝かせて仕舞っていたので、寝かせ収納をやめようと思いました
立て箱に、三味線の乳袋を引っかけて吊しておくのが昔からの収納方法
寝かせておくと竿がねじれたり湾曲したりするので、
吊しておいた方が、胴の重みで真っ直ぐの状態をキープ出来るという話
ギターなんかもそうらしい
壁に吊している人もよくあります
私の部屋はあまり壁がない
「下地探しどこ太」でビスの効くところ探して長押を付けなければならないし
引っかけ損なって落っことしたら大変
高いところにむき出しで収納するのはちょっとこわい
ので、やはり三味線を立てて仕舞う、一般的な立て箱がいいかな
大抵は桐で出来ています
ただし、新品はメッチャ高!なので、三味線立て箱の二丁立てをヤフオクで落札
状態の良いのがなかなか無いのですが
(大抵は物置などに放置されているため)
この度、綺麗なのが手に入りました
焼き桐に着色
引き出しの中もすごくきれい
このフックに三味線の首(乳袋)の出っ張りを引っかけます
小口に別木を貼り付けてちゃんと処理してあります
角も丸くてちゃんと継ぎ手になっている
コミセンの突っ張り棒で仕切り板を動かないようにしています
仕舞うときは、裏側を向けて入れます
三味線の表皮が仕切り板にこすれたりぶつかったりしたら困るなぁ
と思いきや・・・ちゃんと、根緒の出っ張りで隙間が出来るのでした!
持ち主は物持ちが良い人だったらしく、こんなものまで
箱の底にはこのような書き込み
36年前・・・わざわざ大安まで書いてあるのがマメ
三味線立て箱は、最初見たとき掃除道具入れみたいであまり好きではなかったけど、
昔からの道具はそれなりにちゃんと考えて出来ているのを実感
立てての収納は、部屋が広くなりました
部屋の和風度が一気上がりました!
Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.
2022年10月27日
二丁立て箱
posted by konomezuki at 21:23
| 三味線関連&稽古日記