警報級の大雪になるといっていましたが、今のところ雨
幸い鉄道の遅延もなく到着
稽古場に向かって歩いているうちに、見る見る雪が交じり始めました
いつもかなり早く(20分くらい前)稽古場に着きます
着いたら、先生がまだ来ていない
ということは、私の時間より前の生徒がみんな休みで、
先生は私の時間に合わせて来るということ
雪とコロナでみんな自重してるのかなぁ
先生登場
挨拶は「おはようございます〜」
スタジオみたいだなぁ
発表会用の曲を弾き込んでいます
いつもの2曲を念入りに稽古
「囃子声もだいぶ自然になってきた。この調子で練習して!」
と言われてホッとする
だいぶマシになってきたようだ・・・
最初はぎこちなくて声が出なかった
みんな最初は恥ずかしくて声が出ないというけど、
恥ずかしい以前に、これでいいのか?どうか自信がない
こう言わなくちゃいけないという決まりがない分、
人それぞれでよい分、余計に初心者には難しい
掛け声はその人の持ち味でよい、というのが端唄の世界
私の場合、無理して高い声を出そうとすのはNG
奴さん〜花魁三分二朱の、
一番と二番、それぞれ始まる前奏間に「奴さんだよ!」「花魁だよ!」
という掛け声を入れることになりました
(しかも私が言うことに(^_^;))
奴さんの歌は知っている人が多いけど、続けて歌う花魁三分二朱は殆どの人が知らない
いきなり歌詞が変わると何の歌だか聞いている人が分からないので、
奴さんの歌、花魁の歌、だと分かった方がいいという趣向
モタモタしているとちょうどいいタイミングに言いそびれるので、楽譜に書いておかないと!
「とりあえず手も大丈夫だね」
「何か分からないところある?」
・・・仕上げの稽古っぽいセリフ
佃の終わり方の確認
並木駒形・深川節では、出だしに佃という前奏を入れます
川の流れや、水の流れなどの表現に用います
ちゃちゃちゃん、ちゃらりちゃらりちゃん、ちゃらりちゃらりちゃん、
ちゃらりちゃらりちゃん、ちゃらりちゃらりちゃん、
ちゃらりちゃらりちゃん、ちゃらりちゃらりちゃん
アクセントは、最初のちゃに強くアクセントを置く
船がだんだん川面を滑り出してスピードを出していく感じ
これが平坦なリズムだと、ただの水溜まりになってしまいます
佃の終わり方は、本手の人はちゃちゃちゃん、で締めるのだが、
替手の私は、最後まで「ちゃらりちゃらりちゃん」を通して終わります
2曲はガラッと違う雰囲気の曲
並木駒形〜深川節は、粋にしっとり
奴さん〜花魁三分二朱は、陽気に明るく脳天気に
気持ちの着替え、気分の盛り上げ方が大事
来週の稽古が合わせ前(リハーサル)の最後の練習になります
「出来るといいんだけどね〜(発表会が)」
「正直まだ分からないからね」
「お客さん入れてやりたいよね〜、せっかくだもんね」
プロの演奏家だった先生は、やはり客の前で弾く方が張り合い出るんだろうなぁ
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2022年02月11日
みぞれから雪へ
posted by konomezuki at 00:20
| 三味線関連&稽古日記