今日は9月9日、重陽の節句
午前中はどしゃ降りの雨模様でしかも寒い
9月上旬ってこんなに寒かったっけ?
本日の稽古
・黒田節(かっこいいバージョン)
後奏ではなく、1番と2番の間に長唄風の難しい間奏が入るやつ
これがね・・・難しいんですわ
カエシバチは入るわ、早いわ、10から7に飛んだり
で・・・なかなかついて行けない
難しい間奏を少しゆっくり弾いてもらいました
やはり、速度が速いとバチの着地が下手
斜め後方に滑ってしまう
腕が動いてしまう
まだまだ練習が足りない
今日の先生のひと言
そりゃもう、練習あるのみ!
そうですわな・・・
次何やりたい?
が最近の先生の口癖です
只今、楽譜は56種
だんだん自分の知ってる曲がなくなってきたので、
先生のオススメを見繕ってもらっておくことになりました
今日はバチ皮シールを買いました
バチ皮の端がめくれて何度も貼り直すうち、扇形の端が傷んできました
ちょっとでも剥がれているとそこにバチが引っかかって、
すぐに同じところがめくれてきてしまいます
何か、ぼろい三味線に見えてしまうので貼り直すことに
↓最近はシールになっていて便利なのがあります
透明なんだ・・・
自分的には透明じゃないやつのほうが好きだなぁ
(但し、そっちは価格は5倍)
こっちはコーティングされていて丈夫なのだそうだ
確かに薄くて引っかかりにくそうだし、表面も丈夫そうだ
すごく薄い物なので貼るのは意外に難しい
接着面にホコリが付いてしまう
スマホのフィルム並みに難しいぞ
なんか、ゴミ入ったかも・・・
↓側面の皮の浮いたところに、糊を差しているところ
少し浮き上がったところは、隙間に米糊を差して、
貼ってある表面の方にはみ出ないようにして押さえる
水っぽい糊はNG
水っぽいと表面側にはみ出た水分で剥がれてしまいます
皮を貼るのは米糊(姫糊)なので、
ヤマト糊、フエキ糊など(澱粉糊)でOK
米糊は、ごはんつぶをすり潰し、裏ごししたものに水を入れて
火に掛けながら混ぜて作る
半透明になってきたら出来上がり
米糊の強度はかなり強く、木工用ボンドと同程度だそう
300年保つ障子が貼れるとか、室町時代の木の仏像は米糊で貼り合わせていたとかいわれます
和紙や木との相性は抜群です
そういえば、弓道の的の紙は米糊で貼っていた
的場の看的所(かんてきじょ)には、
鍋に入れた米糊に刷毛が入れられていつも置いてあった
姉様作りの古い教本にも、「姫のりで貼ル」などという表記が出てきます
三味線のプチメンテも終わったことだし
練習頑張らなくては
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2021年09月09日
黒田節稽古
posted by konomezuki at 21:51
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