21℃、10月ですか?
寒い!長袖・・・
そして雨の一日でした
稽古場へ行く途中、明大の横を通ります
ガラス張りのタワーのエントランスに、珍しくやけに人がいると思ったら・・・
試験か何か?
学生のワクチン接種の受付を行っているようでした
本日の稽古
長崎さわぎ(わらじ酒)
では「わらじ酒」行きましょう〜と、先生は「わらじ酒」と呼びます
今日は三本とも糸を変えたばかりで、三味線の糸が伸びやすい
しかも雨(湿気)の影響を受け糸巻きが止まりにくい
一生懸命止めようとしても手を離した瞬間にスルリと戻ってしまう
こういう日は三下がりから二上がりにしたくない
長崎さわぎは賑やかで調子の良い曲
ノリが良い分、丁寧に弾かないと、調子に乗って雑になってしまう
二本いっぺんに弾いちゃったり、滑ったり
本手を弾き終わり、
「うん、調子のいい曲だから、大丈夫そう。いい雰囲気だよ」
珍しく褒めてもらう
次に先生が替手を入れます
長崎さわぎの替手はそれほど難しくない
ところどころ違う部分がある、といった感じなのでつられずに済む
弾きにくい箇所は一カ所
二の糸が4、三の糸が0のチャンが出てくる
二の糸を押さえ三の糸解放のチャンは、あまり出てこないタイプ
「つぅーん、ちゃん、ちゃちゃちゃんちゃんちゃんちゃん」
ここは三の糸に触らないように指アーチを深くして対応(手の形は崩れても良い)
しかし、私は指掛けの付け根が触ってしまうので
「ん?そこ当たる?」
「・・・その指掛け、太くない?」
自分で指に合わせて編んだ指掛けだったが、竿にあたる部分の幅がちょっと太い
しかも並太で編んだから、擦れて潰れて余計幅が広くなった
しまった、コマ編み一段分太かった
一段違うと3ミリくらい違ってしまうので、実は編むとき迷ったのだ
こういう時に幅を適当に作ってしまうと後でこういう影響が出る
細めに作らなあかんな・・・(編み方忘れた)
しかも、あまり太い糸で編まない方がよさそうだし
毛糸はいっぱいあるので、そのうち直そう
さわぎは、江戸時代、遊里で三味線や太鼓で囃子立てて唄ったにぎやかな歌のこと
歌舞伎でも酒宴・遊興の騒ぎのBGMでよく使われる
大鼓や小鼓入りのにぎやかなものが多く、後世は広く宴席などで唄われた
江戸だったら「三下がりさわぎ(吉原さわぎ)」が有名
さわぎ、といえば本来はこれを指す
さわぎは日本各地にあり「○○さわぎ」と名前が付いています
「箱根さわぎ」というのもあるそうです
昔、先生が箱根の見番に行ってこれ教えてこいと持たされた曲
知らない曲を教えられるってすごい
ただし、知らない曲もうまくごまかして教えてしまうらしい
先生は箱根の芸者衆にも指南していたのか・・・
箱根芸者といえば確か「きらり妓(こ)」
先生、箱根で温泉は入っただろうなぁ
話のついでに、先生が「吉原さわぎ」のさわりを弾いてくれました
時代劇のお座敷シーンなどでもよく出てくる曲
[]︎さあさ浮いた浮いたー
というやつ
何か旋律が複雑でかなり難しそうだ
「そのうちやるからねー」
最後もう一回やろう、と長崎さわぎの締めをツーコーラス弾きます
弾き終わって
「うん、いいじゃん」
やったー、OK出たー(ToT)
帰り道、金華公園の坂道で地面に白くて丸いものがたくさん転がっているのを見ました
まだ熟していないギンナン
今までこんなに転がっているのは見たことがない
昨日の豪雨で落ちたのでしょうか
もうそんな季節なんですね
次の曲頂きました
「三味線二重奏黒田節かっこいい(難しい)バージョン」
黒田節は以前やりましたが、長い後奏の入ったバージョン
チラッと見ただけで、E難度「カエシバチ」という文字が・・・
ちょっと先生に弾いてもらったのですが、初めてのパターン
長唄!?
これ、手が動くのか?
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2021年09月02日
長崎さわぎ
posted by konomezuki at 22:26
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