2021年06月10日
春雨稽古
暑い・・・東京31度!
梅雨明けのようです
まだ梅雨入りしていないのに・・・
いつもの通り道、タワーパーキングもすっかり緑に覆われてきました
本日の稽古
春雨の稽古が続きます(3回目)
特別難しくないようでいて、何気に難しい「春雨」
本手、替手の手合わせを何度もやります
前回よりは少しはマシになってきた・・・
「もっと自身持って弾いていいから」
「おっかなびっくり弾いてる感じだよ」
「間違えてもいいから堂々とやって」
「ぎこちなくて暗いよ〜」
「春が来て、ウグイスが鳴いて、ってもっとウキウキする感じを出すように」
そう上手くいくもんじゃない(>_<)
だんだん要求が高度になってくる〜
まだまだ練習しないとウキウキ感出せるほど余裕ない
出だしと後奏の難しい春雨
肝心の所がうまく行かないと興ざめになってしまいます
私はいちいち失敗してしまう(何て下手なんだ〜)
「そんなこっちゃあ、撥が飛んでくるよ!」
「何やってんだーっ!て」
「よく、足が飛んできたもんだ」
足?って・・・蹴りが入るってか?
三味線持ってるから手は塞がってるわけだな
三味線の演奏者なんて上品でおしとやかだと思っていたけど、プロはやはり戦い
なかなか厳しい修行を積んでいる先生
やはり、バチの当たる角度が悪い
ちょっと、さいじりが下がってバチ先が少し上を向いて浮いている
これは実は椅子に座って弾くときの弊害なのだそうだ
正座して弾く場合は、膝が上がり、腿もぐっと盛り上がって三味線の下が安定する
椅子だと膝から下には力が入っておらず、足にしまりがなくて踏ん張れない
椅子の場合はちょっと自分の体から三味線を離し気味にするのがコツ
私も、もう少し空間を作った方がよいとのこと
そういえば、私はいつも腕があまり気味でどうも置き場所が決まらない
ひじがきゅうくつだと、胴から先手首も充分に振り下ろせず角度が悪くなる
結果さいじりが上がって平行に糸に当たらない
バチの角度がきちんとしていないと、カリカリ音が出てしまう
私はこのカリカリ音が鳴りっぱなし
微妙なフォームは鏡を見てもよく分からないし・・・
手はだんだん出来るようになって来たので、
今度は三味線の置き位置と、さいじりに注意して練習しよう
「ずいぶん出来るようになったんじゃない?」
防音室の外で聞いていた受付席の山口先生
しかし、三味線は扉一枚でアラが隠れる
さすが先生はよく知っている
「三味線て、戸一枚、ふすま一枚隔てて聞いてると何故か良く聞こえるんだよ」
目の前で弾いてると姿も目に入るし、細かいところも聞こえてしまう
確かに(^_^;)
どうしたら上達するのだろう
いい加減もちっと上手くなんないと
しかし、ちょっと頑張ったからといって飛躍的に上達なんかしないのが三味線
頑張らなければ!
今日は帰りに小津和紙へ
小伝馬町と秋葉原って一駅だったんだね
かっこいい塀だ!
入り口植え込みには、コウゾ、ミツマタ、カジなどの和紙の原料になる木が植えてある
さすが老舗
書道用紙の品揃えはさすがです
千代紙は、京型染めの柄が豊富で、全紙も置いてあります
今日は、京友禅の裾柄を入手してきました
のどカラカラです
もう、絶対アイスコーヒーです
上島珈琲の、季節限定オレンジミルク珈琲
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posted by konomezuki at 22:37
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