蔵王の樹氷みたいな雲
ここ数日、天気は非常に不安定
出掛けに雷が鳴っていたり雨が降りそうだったけれども
幸い、雨に降られずに稽古場に着きました
今、大森甚句、品川甚句、推量節、祇園小唄(保留)などを教わっております
いろいろやってるけど、その前に先にこっちをやろう、と差し出された楽譜は
「おてもやん」
甚句系を攻める先生
「おてもやん」は熊本民謡として超メジャー曲
サンバやジャスにアレンジされたりして、なじみの深い有名曲です
本名は「熊本甚句」といいます
先生に見本を弾いてもらってから、少しずつ区切りながら稽古
一番と二番はほぼ同じですが、少し短くなっている箇所があります
楽譜も二枚で複雑
とにかく、熊本弁の歌詞が面白い
初っぱなからかっとばす先生
私は楽譜を見た初手からすぐ弾けないタチなので、同じところでつっかえてばかり
・バチを持ち上げる際は、前に行かずに上に
・バチは糸と並行に
・バチを振り下ろしバチ皮に付いたときに一番力が入っていて、持ち上げるときは力を抜く
・二の糸、三の糸を一緒に弾くときは、二本弾くというより二の糸を弾くような感じで
・一の坪が下過ぎ、もう少し上
・二の坪が下過ぎ、もう少し上
コツは、一の坪は三の糸巻きまで思い切って手の甲を付ける位置まで持って行き、ちょうど付け根の場所
二の坪は、ちぶくろの下まで思い切って手の甲を付ける位置まで持って行き、そこから人差し指で押さえる
人差し指は割と曲げる(二の坪は番号より1cmくらいも上の方なのだ!!)
甚句は、こうした初歩的な技術がダメだと下手さが目立ってしまいます
一生懸命やっていたら、あっという間に時間切れ
先生は「おてもやん」を妥協せずに厳しくやるつもりっぽい
甚句的には基本曲なのだな
これをやっておけば、他の甚句がやりやすくなるらしい
先に品川甚句と大森甚句をやってしまったのは順序的には逆らしく・・・
確かに、他の甚句は「しゃんつる」型、
しかし「おてもやん」はリズムが逆で「つるしゃん」型
とりあえず一番までを練習してくることになりました
今日は、可愛らしい根付けを見つけたのでゲット
稽古場には、手ぬぐいや便箋などの和小物がたくさん置いてあります
季節ごとにこまめに変わるので楽しい
象牙風とべっ甲風のバチあり
いつも自分が使ってるタイプのにしました
帰りには、雲が若干秋っぽい雲になっていました
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2020年09月10日
おてもやん登場
posted by konomezuki at 18:59
| 三味線関連&稽古日記