今日は雲が印象的な日でした
ビルの谷間からもモクモク雲
今日も全く暑い一日でした
稽古場に着くまでにのぼせそうな蒸し暑さ
本日の稽古
・祇園小唄
・品川甚句(初稽古)
・大森甚句(新規・初稽古)
祇園小唄は長らくやっていますが、手が込んでいるのでなかなかスムーズに弾けません
落ち着いて弾かないと、引き損なったりしてしまいます
とりあえず、こればかりでも飽きてしまうので、今後他の曲と並行しながらやっていきます
<品川甚句>
昨年の発表会で、大森甚句〜品川甚句がとても印象的だったのでリスエスとしたのですが
とにかく、品川甚句は酒の席で騒いで詠う、あまり真面目でない曲
歌詞も和製ラップ状態
ザレ唄に近いふざけた唄なので、わざわざ発表会でやるような曲じゃ無いんだよ、とのこと
そうなのかぁ・・・
とにかく変わった唄だったので良く覚えているのだが、
あえてこういう曲を弾いてみたいと思う気持ちも分からぬでもない
・一小節めでケ(消す)リズムを決める
・2、0nハジキ、2vスクイ、2、の続くところは、ハジキの時はバチは上げない
・しゃんつる、しゃんつる、の連続が長く続くところはやかましくならないように
・しゃんつる、の二の糸4のスクイは、少し深く入れる3の糸に乗せた状態ですくう
・弾きにくい「のーこーる、けむーりーがー」の6、8、4、6、4、6、4、6、6は途切れ途切れにならないように
音程に気をつける
<大森甚句>
発表会では、ゆっくりテンポの大森甚句から品川甚句を組み合わせて弾かれました
後からの曲が速いテンポの方がまとまりが良いからという理由
曲の中で区切るポイントがあるので、マークしてもらいます
一呼吸、ひとまとまりで弾く部分は、曲にも息継ぎがあります
ちなみに大森には、今でも20人くらいの芸者さんがいるそうです
中でも、まつ之や栄太郎(芸者置屋・まつ之や女将)という日本で一人の女形芸者がいます
女形だから、れっきとした男性ですが芸者さんの格好でお座敷に出ます
ちなみに今は大森河岸駅(京急)というのがありますが、
昔からの地名は大井海岸といい、江戸から昭和と隆盛を極めた花界がありました
大森はそのくらい盛り上がっていたのです
海苔の養殖で大変栄えたところですが、
今はその名残も唄にしか残っていません
そんなことを思い浮かべながら弾くのもしかり・・・
とにかく弾き初めは、私はいつもスラスラ弾けないので宿題です
次週からは三週連続の稽古
頑張らねば〜
それにしてももう少し涼しくなって欲しいです
Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.
2020年08月27日
大森甚句と品川甚句
posted by konomezuki at 22:18
| 三味線関連&稽古日記