今日は涼しい一日でした
梅雨時の木々は生き生きと緑が濃いです
↓御茶ノ水、トラットリアレモンのある通り「とちの木通り」の緑
6月に教室が再開されてから今日で二回目、ちゃっきり節の本手と替手の稽古をしています
前回出来なかった替手のスリ上げは何とか出来るようになりました
まだ、キッキッキッが、うまく鳴らなかったりしますので課題です
・出だしはしっかり弾むこと
・外オサエの左手は、浅めに押さえること
替手はまだまだ難易度が高いです
速いテンポに付いていくのが一苦労
ちょっと気が散ったり油断すると譜面の弾いているところを見失う
指づかいを一つでも間違えるとつまづく
難しい曲なのでそう簡単には弾けません
ここへ来て現代曲のニュアンス違い、弾きにくさを実感
そして、予告どおり
「じゃ、祇園小唄やりましょう!」
先生、何気に張り切っている?
祇園小唄は、京都の舞妓さんが踊るあの定番曲
「つーきぃはぁ〜、お〜ぼ〜ろ〜に、ひーがぁ〜しーやあま〜ぁ〜」ってやつです
前に、これからどんな曲やりたいか聞かれたときに、
知っているってだけでうっかりリクエストしてしまった曲
動画で見て、これなら弾けそうだと思ったのだが・・・
いかんせん、あれは本手だったのだ
先生は開口一番
「あー、あれねー。難しいよ。」
「まだ無理ですか?」
「いや、何事も挑戦だからね」
「本手と替手があって替手が難しいんだよ。でも両方覚えてもらう。」
といった具合
替手はやたらと難しい
こんなの一体誰が考えたのだ?というくらい弾きにくい
現代曲というのは普通の端唄などとは感じが違って弾きにくいのだそうだ
たぶん、稽古では本手を一回やったらその後すぐ替手をやるだろうから、
その時に全然弾けないという事態は克服しようと必死で予習
新しい曲はいつも先生にお手本を弾いてもらい録音しておきます
耳から入ってくる情報は楽譜とにらめっこしているよりダイレクトに脳ミソに響く
1.お手本の録音を繰り返し聞きながら、音をよく頭に入れておく
2.音を聞きながら譜面を追いかけて頭に入れておく
3.とりあえず最初から最後まで弾いてみて、出来るところと出来ないところを把握
4.少しずつ区切って練習
5.出来ないところの前後を何度も繰り返して練習
6.出来るだけ繋がって弾けるよう練習
とにかく練習あるのみ
4、5,6,を徹底的にやるしかない
とにかく、自力での練習をするかしないかで仕上がりが決まる
当然、練習の出来ないときもありますが・・・
どれだけ事前に練習して仕上げて行けるかか鍵
最初は本手の稽古です
本手の難易度はそれほどでもないので、
とりあえずは最後まで弾き、やはり次に早速、問題の替手に着手
まずは、替手を先生と一緒に弾いてみます
楽譜にはない細かいテクニックを伝授
・0、0、6、6n、6nは、6をあらかじめ押さえておいて、最初の0、0を弾く
・4、6,9,11,10の難しいところ→9から11に飛ぶ間に10が入ってもよい
これをやると弾きやすくなるという隠れ技のオンパレードに感心
・●4 ●6 ●7 ●6 ●4 5の、追っかけ部分はバチが詰まり気味なのでしっかり上げること
替手だけでは曲の主旋律が分からず、かえってやりにくいので
先生が本手と唄、私が替手で練習します
冷や汗連続、力入りまくり
指づかいを一カ所でも間違えると次に繋がらなくなってしまいます
リカバーしようとすると楽譜を見失うし
気を抜けないし、そもそも気を抜くところがない
最初から最後までものすごく集中してないとできない
大変でした(^_^;)脂汗
それでも、一生懸命練習していった甲斐があり、
初めてにしてはいい感じだと・・・(T ▽ T;)良かった
どのくらい練習したかは、先生にはすぐバレてしまう
練習しかない
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稽古場の近くに「豊島屋本店」があります
ここを通る度に、日本酒買ってみたいといつも思う
今日こそは買おうと張り切って行ったら
シャッターが下りていて臨時休業
来週リベンジするぞ
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2020年06月25日
ちゃっきり節と祇園小唄
posted by konomezuki at 20:10
| 三味線関連&稽古日記